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機関誌

機関誌内容一覧

平成13年11月20日


平成13年11月20日
「2001東日本ディリーショー開催」
地域を超えて牛飼い仲間が集う~栄冠は千葉さん(岩手)のミリー号に~
東北地区ホルスタイン改良協議会が主催する2001東日本ディリーショーが、去る11月9日、岩手県の雫石町にある岩手県経済農協連・中央家畜市場において、審査員に(社)ジェネティクス北海道の荒木敏彦業務部次長を迎えて、北海道、東北、関東等の11道県の乳牛合わせて190余頭がエントリーして開催された。
東北地区ホルスタイン改良協議会が隣接する北海道や関東、北陸の牛飼いの仲間に呼びかけて開催される東日本ディリーショウは一昨年に初めて開催され、今回で二回目となるが、今回は北海道と東北6県、関東の茨城、栃木、神奈川、新潟の11道県の牛、ホルスタイン種187頭、ジャージー種7頭が名簿に登載され、東日本の冠に見合う盛り上がりを見せた。
審査は、ジャージー種牛は未経産、経産各1部門を加えた13部門について行われ、各部の1席牛は以下に示したとおり。
◇ベビーの部(ホルスタイン種・6月以上9月未満)
シルバースターシルキープライド(平13・3・16生、父:キブソン)
岩手県西根町伊藤新也さん出品
◇第1部(ホル種未経産・9月以上12月未満)
クレマチスステップアーロンニッセ(平12・11・13生、父:アーロン)
北海道恵庭市中川尚人さん出品
◇第2部(ホル種未経産・12月以上16月未満)
リックドレグプログレスビューエィー(平成12・9・2生、父:ダンカンプレグレス)
福島県熱海町畜産振興公社出品
◇第3部(ホル種未経産・16月以上20月未満)
ミッドフィールドミスティダーハム(平12・6・11生、父:エルトンダーハム)=リザーブジュニアチャンピオン
北海道江別市中田和孝さん出品
◇第4部(ホル種未経産・20月以上26月未満)
バンダイデールメイソンタウニソン(平11・11・1生、父:メイソン)=ジュニアチャンピオン
福島県磐梯町足利秀忠さん出品
◇第5部(ホル種経産・2歳ジュニアクラス・30月未満)
ベッスポルスペシャル(平11・6・24生、父:ポルカドットバリアントゴールド)
神奈川県秦野市井上勉さん出品
◇第6部(ホル種経産・2歳シニアクラス・30月以上36月未満)
リアスサイドスーパーミリー(平11・1・27生、父:スーパーサイアー)=グランドチャンピオン
岩手県大船渡市千葉交修幸さん出品
◇第7部(ホル牛経産・3歳クラス)
アルビナフォーメーションリブロンET(平10・2・11生、父:シェンバルNVLMフォーメーション)=リザーブグランドチャンピオン・リザーブシニアチャンピオン
栃木県今市市エスペランサホルスタインオーナーズクラブ出品
◇第8部(ホル種経産・4歳クラス)
パインツリーポンチェビーエスマイナー(平9・9・6生、父:BSマイナー)
栃木県南那須町 中山真介さん出品
◇第9部(ホル種経産・5歳クラス・5歳以上)
スワローバーママックス(平7・10・9生、父:バーマ)
岩手県久慈市外谷辰也さん出品
◇第10部(ホル種・牧場牛群、3頭1組)
岩手県久慈市外谷辰也さん出品牛群
◇第11部(ジャージー種未経産、6月以上26月未満)
ハツモリロックエラマイタイ(平12・7・18生、父:ロックエラリメイクET)
岩手県一戸町初森恵さん出品
◇第12部(ジャージー種経産・24月以上)
ボニーパインジェットスピリット(平8・6・8生、父:エーユーベレッタターボジェットET)
秋田県仁賀保町土田雄一さん出品
平成13年11月20日
「フラワーリンディが日本記録」
~12年度成績優秀牛のとりまとめから~
日本ホル協には、毎年約8万件(約95%が北海道、残り5%が都府県)の検定記録が「検定成績証明」として登録されているが、同協会では、これらの成績を年度毎の、そして歴代でのとりまとめを行い、公表している。今号では平成12年度末現在の日本記録牛などを紹介する。
下の表には、年型別に乳量並びに乳脂量の歴代の日本記録牛(上段)と、平成12年度最高記録牛(下段)を示した。
12年度に乳量、乳脂量を通して日本記録を更新したのは一頭だけである。
北海道門別町・梅村義郎さんの自家生産牛、プラムオーチャードフラワーリンデイETがその牛で、2産目の305日検定でM17,475㌔、F780㌔(4.5%)の成績を得て、2年半型の乳量日本記録を更新した。この牛は同じ乳期の365日検定において、M20,253㌔、F899㌔(4.4%)を記録(13年度証明)し、最年少の乳量2万㌔突破牛になっている。体格得点は3歳2月齢時に85点を得ている。
この牛の父はエータウンソンリンディETで、母はマダワスカエアロスターの娘で、カナダ産のグレンドラモンドエアロフラワーである。
このほかの高記録牛では、成年型のワイケーティーテッチェアマンダ(父チーフ・マーク)が、前産でこのクラスの乳量日本記録を樹立しているが、今回も305日、365日検定の両部門で全クラスの最高乳量を記録している。この牛は北海道帯広市・杉浦尚さんの所有で、8歳10月の305日でM22,484㌔、365日でM26,065㌔を記録し、これで3産次から4乳期連続で乳量2万㌔以上を達成したことになる。体型審査で93点を得ている。また、12年度の乳量、乳脂量の各クラスのトップに、4頭の都府県牛が顔を出している。
305日と365日の3年半型乳量、乳脂量の両部門で、岡山県笠岡市・植田成人さん所有のハイエストブラウンデールミルキー、305日・3年型乳脂量では福島県川俣町・佐藤浩通さん所有のクリークファームゴールドバックツルマツ、365日・2年半型乳量で岩手県遠野市・佐野栄さん所有のアストロリンデイパンジー、同じく2年半型乳脂量で静岡県函南町・石川敏博さん所有のオークフィールドリーディングカウメグがその牛たちである。
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