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機関誌

機関誌内容一覧

平成23年06月20日


平成23年06月20日「J総会開催」~第55回通常総会~
日本ジャージー登録協会(東山佑介会長)は去る5月20日、東京都中野区・日本ホルスタイン会館において、第63回理事会並びに第55回通常総会を開き、登録諸規程や審査標準の改正について協議したほか、昨年度の事業報告と収支決算報告、本年度の事業計画案と収支予算案などを承認若しくは可決した。また、任期満了に伴う役員の改選が行われ、会長・副会長とも再任された。
東山会長再任される
まず、理事会で協議されたことは次の2点。
  1. 第13回全日本ホルスタイン共進会は昨年4月の口蹄疫の影響で1年延期され、さらに本年3月の東日本大震災と福島第1原発事故に伴う被害が甚大なため結局中止された。次回は第14回として再度開催地・内容等が検討されることが決定された。これを踏まえ、ジャージー部門の枠が得られるよう要望する。
  2. 審査標準の改正については、やはり大震災の影響で登録審議会が開催できず1年延期となったが、登録規程の改正と併せて進めることが了承された。
一方、通常総会では第1号議案の平成22年度事業報告並びに同収支決算報告は原案のとおり承認された。第2号議案の平成23年度事業計画案並びに同収支予算案も原案のとおり可決承認されたが、本年度はジャージー改良研修会について時期を見て開催することになった。第3号議案の任期満了に伴う役員の改正については、次の方々が役員として選任された。(敬称略)
・会長
東山佑介(北海道)
・副会長
藤村忠彦(学識)
・理事
土田雄一(秋田)、清水矩宏(群馬)、市村堅吉(山梨)、矢木照男(香川)、高村祝次(熊本)、監事・松川美雄(岩手)、丸山昭博(岡山)

日本ジャージー登録協会第55回通常総会(日ホ会議室)また、全国のジャージー酪農団体等で組織する全国ジャージー酪農振興協議会(矢木照男委員長)も同日、委員会と総会を開催し、全ての議案を承認もしくは可決した。このほか、同協議会が所有し、精液を販売した「スイトン」号の産子はすでに170頭登録されているので、いずれこれらが分娩した段階で調査を行うことが了承された。なお、同協議会も役員の改選が行われ、岡山県の真田善弘氏が新しく委員長に、北海道の東山佑介氏が副委員長に選ばれた。

平成23年06月20日「石崎牧場「オング」の返り咲き」~乳用雌牛評価成績2011-5月~
5月31日に家畜改良センターから国内雌牛の遺伝評価値が公表された。
1位は前回評価で僅差の2位であった北海道天塩町の石崎直さん所有の「オング」が「タイタニック」を逆転し、2010-Ⅰ評価以来の1位に返り咲いた。3位の「Lフロスティン」は姪、7位の「オードリー」は妹、9位の「バーサ」は叔母にあたり、一族の強さを物語っている。
2位は2010-8月評価で初登場し驚異的な成績を残し3期に渡り首位の「タイタニック」であった。本牛は、耐久性成分が1,394ポイントと非常に高く、加えて泌乳持続性も最高値の103であった。
都府県では、前回同様に宮崎県えびの市の前原和明さん所有の「ジャスミン」が全国44位でトップであった。前原牧場では他に「ホワイト」が96位と健闘している。この2頭は北海道紋別郡五島牧場からの導入牛であり、遠く南の大地でも大きな影響力を示している。都府県2位は上位常連の兵庫県洲本市の小谷正子さん所有の「セクシー・パラダイス」、3位は愛知県・ウイス牧場所有の「スイーテイー」であった。
都府県上位牛では群馬県前橋市の鎌塚忠夫さん所有の「サンビーム」が初登場で7位と健闘した。本牛は鎌塚牧場が約30年前に導入し6世代に渡り自家生産の結果、産出された。弛まぬ努力の賜物であろう。

平成23年06月20日「2011年北海道B&Wショウ」 ~G・Cに柏葉さん出品牛~
北海道ホルスタイン改良協議会(小椋茂敏会長)が主催する2011年北海道B&Wショウが、去る5年28~29日、安平町の共進会場に427頭集め、カナダ・シーメックスアライアンス社のブライアン・カースカデン氏を審査員に迎え開催された。強豪が集まるなか、遠路熊本県から出品した松島喜一氏の「ウイットニー」号がインターミディエイトチャンピオンに輝く大金星をあげ、会場を盛り上げた。なお、このショウでは、東日本大震災の復興支援として出品牛1頭につき500円の義援金を課すると共に参観者からも義援金を募った。
各部1席
各部門のチャンピオン牛は別掲のとおり。また各部1席は以下のとおり。
{第1部}育成ジュニアクラス(9ヵ月未満)
ミッドフィールド HP キャロル ET22・09・21生(父:サンチェス)▽江別市・中田和孝さん出品
{第2部}育成シニアクラス(9ヵ月以上12ヵ月未満)
TMF ブレークウイルデイビスタ22.08.02生(父:ブレークアウト)=ジュニアチャンピオン=▽広尾町佐藤孝一さん出品
{第3部}未経産ジュニアクラス(12ヵ月以上15ヵ月未満)
ビクトリア ウオール パラダイス ディアナ22・03・07生(父:スパート)▽紋別市・永峰勝利さん出品
{第4部}未経産ミドルクラス(15ヵ月以上18ヵ月未満)
ヨシノファームジャーランチェダビンチ21・12・02生(父:ダンディ)▽北見市・吉野英之さん出品
{第5部}未経産シニアミドルクラス(18ヵ月以上21ヵ月未満)
ヨシノファームエコーダイアナ21・11・10生(父:ダンディ)▽北見市・吉野英之さん出品
{第6部}未経産シニアクラス(21ヵ月以上24ヵ月未満)
バージニアプロントダーミヤ21・07・03生(父:プロント)▽更別村・今村慎吾さん出品
{第7部}ジュニアカップ&リードマンシップコンテスト(11ヵ月未満)
ハイロードジャスパーエストリーゼ22・08・12生(父:ジャスパー)▽帯広市・星崎沙也加さん出品▽ベストリードマン:札幌市・中村大地さん
{第8部}ジュニア2歳クラス(30ヵ月未満)
TMS レディスロイルビテツET21・01・30生(父:ロイ)▽清水町・(有)田中牧場出品
{第9部}シニア2歳クラス(30ヵ月以上36ヵ月未満)
ドリームフィールド リードマン マタドーア20・10・04生(父:エアロスターリードマン)▽帯広市・村上敦俊さん出品
{第10部}ジュニア3歳クラス(36ヵ月以上42ヵ月未満)
キージャスト DO IT ゴールド ウイツトニーET19.12.11生 (父:ゴールドウイン)=インターミディエイトチャンピオン=▽熊本県松島喜一さん出品
{第11部}シニア3歳クラス(42ヵ月以上48ヵ月未満)
TMFアデイン ダンディーチーフET19・11・04生(父:ダンデイ)▽清水町・(有)田中牧場出品
{第12部}4歳クラス(4歳以上5歳未満)
エクセルシアGウィンエコー19・01・20生(父:ゴールドウィン)▽清水町・(有)田中牧場出品
{第13部}5歳・成牛クラス(5歳以上)
オークリーフDJビヨンセ17.09.05生(父:ダーハムDJ)=グランドチャンピオン、シニアチャンピオン=▽津別町・柏葉俊さん出品
{第14部}ベストスリーフィーメイル(経産牛3頭1組)
▽清水町・(有)田中牧場出品の組
{第15部}カウンティハード(支庁対抗5頭1組(経産牛2頭以上))
▽十勝支庁の組
{第16部}ジュニアゲッツオブサイアー(未経産 国内後代検定参加同一種雄牛産子2頭1組)
▽サンデイバレー ブルーブラッド ETの娘群
{第17部}シニアゲッツオブサイアー(経産 国内後代検定参加同一種雄牛産子2頭1組)
▽ロイレーンジェスロETの娘群
{第18部}ジャージー種未経産ジュニアクラス(12ヵ月以上17ヵ月未満)
アサナベITルイススビンダル22・02・24生(父:イアトーラ)▽清水町・(有)田中牧場出品
{第19部}ジャージー種未経産シニアクラス(17ヵ月以上22ヵ月未満)
ピードモントマーサドリアET21・09・19生(父:リシュアクシヨン)=ジャージー未経産チャンピオン=
{第20部}ジャージー種3歳未満クラス(36ヵ月未満)
アサナベITアザモンマルトル21・01・11生(父:イアトーラ)▽清水町・(有)田中牧場出品
{第21部}ジャージー種3歳以上クラス(36ヵ月以上)
グリーンパスチャーMCヴィンデイケーションイワテ19・04・25生(父:ヴィンデイケーション)=ジャージー経産チャンピオン=▽訓子府町・渡邉正昇産出品

平成23年06月20日「検定成績優秀牛偏差値上位牛」~都府県23年05月証明分~


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