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機関誌

機関誌内容一覧

平成19年10月20日


平成19年10月20日
「レスポアール2年連続」

~北海道ホルスタインナショナルショウ~

2007北海道ホルスタインナショナルショウは9月22~23日、北海道安平町の北海道ホルスタイン共進会場で開かれた。グランドチャンピオンには豊富町・佐藤道寛さん出品のレスポアールレーガンスターハーゲンが2年連続受賞の快挙を果たした。また、リザーブグランドチャンピオンの豊富町・栗城一貴さん出品牛もこのショウに7回連続出品するなど、今回は特に経産部門で見応えのある審査が繰り広げられた。ジュニアチャンピオンは清水町・田中牧場、インターミディエイトチャンピオンには佐呂間町・田中裕二さん出品牛が選ばれた。本州からは6県11頭が出品し、茨城県・佐藤信彦さんの所有牛が5歳級で首席に選ばれた。

茨城県が5歳級でトップ
今回のホルスタインナショナルショウは、未経産6クラス、経産7クラスに加えて、昨年から後代検定娘牛2歳クラスが設けられ、北海道内と本州6県から合計399頭が出品して盛大に開催された。
審査はオフィシャルジャッジが十勝家畜人工授精所の山口寿典氏、アソシエートジャッジは別海町の酪農家・山田光男氏が担当した。
グランドおよびシニアチャンピオンには成年クラスの豊富町・佐藤道寛さん出品牛、レスポアールレーガンスターハーゲンが2年連続で最高位を獲得した。リザーブ・グランドおよびリザーブ・シニアチャンピオンには同じ成年クラスの豊富町・栗城一貴さん出品のエッセンスレクサススターアポロが選ばれた。レーガンスター号は同ショウに5回出品、アポロ号は7回出品しており、両牛とも今回、多回出品表彰を受けている。
ジュニアチャンピオンには清水町・田中牧場出品のTMFゴールドダービスウィン、インターミディエイトチャンピオンには佐呂間町・田中裕二さん出品のエルムレーンホワイトダーハムローズETがそれぞれ選ばれた。
今回、本州からは岩手県3頭、山形県1頭、茨城県4頭、神奈川県2頭、新潟県1頭が出品したが、茨城県・佐藤信彦さんが出品したウィスタリアデリアスレデルが5歳クラスで見事首席を射止める快挙だった。
昨年から酪農家の子弟を対象として実施されたヤングブリーダーカップでは枝幸町・石田悠太さん(中学2年)が、ジュニア・リードマンコンテストの高校生の部では江別市の佐藤直斗さんがチャンピオンに選ばれた。
各部の首席牛は次のとおり。
第1部(未経産カーフ・生後10~11月)セジス ビユーテイ エルトン ダンデイーマウイ(父ダンデイー)清水町・高橋喜一さん出品=リザーブ・ジュニアチャンピオン
第2部(同ジュニア・12~13月)クレマチスステップローマアラベスク(父ローマ)恵庭市・中川尚人さん出品
第3部(同ジュニアミドル・14~15月)リベットNVLMアストロノート(父アストロノミカル)本別町・佐藤亘さん出品
第4部(同ミドル・16~17月)TMFゴールドダービスウイン(父ゴールドウイン)清水町・㈲田中牧場出品=ジュニアチャンピオン
第5部(同シニアミドル・18~19月)レディスマナーウィンハーゲン(父ゴールドウィン)広尾町・佐藤孝一さん出品
第6部(同シニア・20~21月)レディスマナーGWアバンテ(父ゴールドウィン)更別村・天野洋一さん出品
第7部(経産・後代検定娘牛2歳・36月未満)コークレストジェスロユーカエリー(父ジェスロ)大樹町・穀内和夫さん出品
第8部(ジュニア2歳・30月未満)モーヤンビューミーシャ(父カイト)江別市・五十嵐澄雄さん出品
第9部(シニア2歳・30~35月)エルムレーン ホワイト ダーハム ローズET(父ダーハム)佐呂間町・田中裕二さん出品=インターミディエイトチャンピオン
第10部(ジュニア3歳・36~41月)ケネカランドジヨイフルダンカンエル(父エルヒーローズ)中標津町・㈱ケネカランド出品=リザーブ・インターミディエイトチャンピオン
第11部(シニア3歳・42~47月)ブライトランドエルヒーローズシェリー(父エルヒーローズ)弟子屈町・坪井泰憲さん出品
第12部(4歳)サミットリーアルティープログレスダーハムツー(父ダーハム)豊浦町・山口太一さん出品
第13部(5歳)ウィスタリアデリアスレデル(父ダーハム)茨城県・佐藤信彦さん出品
第14部(成年・6歳以上))レスポアールレーガンスターハーゲン(父ダーハム)豊富町・佐藤道寛さん出品=グランドおよびシニアチャンピオン
2席=エツセンスレクサススターアポロ(父レクサス)豊富町・栗城一貴さん出品=リザーブ・グランドおよびリザーブ・シニアチャンピオン
平成19年10月20日
「鳥取で和牛全共」

~4日間で27万人参観~
牛乳コーナーも長蛇の列
全国和牛登録協会(福原利一会長)主催の第9回全国和牛能力共進会「和牛博覧会イン鳥取」が10月11日から4日間、鳥取県で開催された。
メイン会場の米子市崎津団地では32道府県から種牛313頭が出品展示されたほか、大山町の県食肉センターでは肉牛の部38道府県181頭について枝肉審査が行われた。審査結果は宮崎県が7区、鹿児島と大分が各1区を制し、九州勢が圧倒的な強さを見せた。
今回の開催テーマは「和牛再発見!地域で築こう和牛の未来」で、地域の特色を備えた系統の再構築と、血統や能力の両面で特色ある牛づくり、優良雌牛の地域内保留をめざす内容である。
好天にも恵まれ、境港会場も含めて4日間で27万人以上の来場があり、一時は審査会場で入場制限が出るほど。一般参観者の目当ては各県ブランド牛肉など試食コーナーで、昼時には長蛇の列を作っていた。
畜産関係の展示が多い中で、地元の大山乳業農協ブースでは牛乳の試飲やミルク鍋、乳製品の販売、模擬搾乳体験コーナーを設け、多くの家族連れで賑わっていた。
平成19年10月20日
「新標準を勉強」

~新冠で中央審査研究会~
日本ホル協は9月20~21日、北海道新ひだか町の(独)家畜改良センター新冠牧場(櫻井保場長)で平成19年度中央審査研究会を開催した。
この研究会は、酪農技術者を対象にホルスタインの体型審査技術の習得と審査眼の統一を図ることを目的に毎年開かれており、今回は15道県から24名が出席した。
乳牛の平均寿命や繁殖性の低下を体型面から改善するため今年4月から審査標準を改正し、これらに関連深い肢蹄や尻の構造をより重視した内容に改めた。今回の研究会では、まず新しい審査標準の内容や体型各部位の見方などを説明した後、教材牛を用いて模範審査と各自で線形スコアや得点評価を行い、答案提出や審査委員とディスカッションを行った。
受講者からは「尻の角度や構造、肢蹄では蹄の形状も重要であることを改めて知った。実際に線形スコアや4部位の得点を付けることで、体型特徴がよく理解できた」と感想が寄せられた。
今回の受講者は次のとおり(敬称略)。
村本真一、井上典子、菊地正明、中村仁、廣瀬利之、菅原真子(北海道)、伊藤利樹(宮城)、栗田篤(岩手)、加藤真姫子(秋田)、三上豊治、富樫集(山形)、岩谷宏(福島)、片岡朱美(茨城)、高橋貞光(栃木)、椛沢洋二、石濱賢(群馬)、辰野直子、山口健児(千葉)、原健治(岐阜)、来間正展(島根)、吉永道功(岡山)、佐藤進一、嶋村吉晃(熊本)大重一則(鹿児島)
平成19年10月20日
「申込締切迫る」

~茨城でジャジング全国ホル改良協議会~
全国ホルスタイン改良協議会の19年度ジャジングスクールは12月3~4日に茨城県で開催することで、現在参加者を募集している。申込締切りは今月31日に迫っており、参加希望される方は急ぎご連絡願いたい。本年度スクールの参加募集は次のとおり。
◇開催期日12月3日(月)~4日(火)
◇場所(集合)茨城県水戸市内原町の日本農業実践学園。JR利用者のために水戸駅南口バスターミナルから11時20分集合で送迎車を運行
◇日程1日目は13時に開講し、一般クラス(初回受講)とジャジマン候補クラス(受講2回以上)に分かれて研修。酪農講演会(講師は日本装蹄師会の青木修氏)を併催。2日目は両クラスともに教材牛を用いて序列付け研修。昼食後に閉会
◇会費1万円。ただし、学生の参加は無料
◇宿泊水戸京成ホテル。1泊朝昼食付9500円(税サ込)。懇親会費6000円
◇申込先〒164-0012東京都中野区本町4-38-13日本ホルスタイン登録協会内、全国ホルスタイン改良協議会(電話03・3383・2501、Fax03・3383・2503)
◇締切10月31日(水)