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平成21年4月20日


平成21年4月20日
「B&Wショウの季節到来」

~菊池農高健闘(九州)、希望園二連覇(西日本)~
桜が咲き春の訪れとともに、本州各地では、ブラック・アンド・ホワイトショウがにぎやかに開催されている。今年のビッグタイトルのトップを飾って第8回オール九州B&Wショウでは福岡県・有田徹さん出品牛が経産グランド・チャンピオンに輝く一方、未経産牛グランド・チャンピオンには、手ごわい酪農家を退け、熊本県の菊池農業高校が獲得した。また、第3回を迎えた西日本B&Wショウでは岡山県の希望園、鳥取県の三谷遼さん・三浦幹雄さんがグランド・チャンピオンに輝くなか、ここでも広島県の西条農業高校が第5部でリザーブ・チャンピオンに輝くなど、学校出品牛が健闘した。
福岡勢の躍進~第8回オール九州B&Wショウ~
第8回オール九州B&Wショウ(第32回熊本県B&Wショウとの併催)は3月21日、熊本県大津町の熊本県家畜市場で、九州7県から154頭出品され盛大に行われた。審査委員は北海道の酪農家・惣田和雄さんが担当した。
経産グランドCには福岡県・有田徹さん出品牛が栄誉に輝いた。また、未経産グランドCにはレベルの高い酪農家を押さえ熊本県・菊池農業高校出品牛が選ばれた。
リザーブCは経産が福岡県・笠孝光さん、未経産は熊本県・松島喜一さんの出品牛、シニア・リザーブCには福岡県の本山匤浩さん、インターミデイト・リザーブCには熊本県の長塩昌也さんの出品牛がそれぞれ選ばれた。全体として今回は福岡県勢が活躍した。
また、2年前から国産種雄牛後代検定娘牛群クラスが設けられ、今回は10~13月齢の1部に7頭、2歳クラスの8部に11頭が出品され、体型を競った。 各部の首席牛は次のとおり。
◇第1部(国産種雄牛10~13月)申請中(宮崎県・田中あゆみさん)
◇第2部(10~11月)NEWウェーブキヨウバクスターアレスET(熊本県・迫昭一郎さん)
◇第3部(12~13月)ミドルランドリーダーリリー(福岡県・中島康森さん)
◇第4部(14~15月)首席=未経産GC=写真、2席=未経産牛RGC=写真
◇第5部(16~17月)UKマックルドルフ(熊本県・内田実花さん)
◇第6部(18~19月)ババフォーチュンフルート(長崎県・馬場辰也さん)
◇第7部(20~21月)ミドルランドボルトンブレッシングBフタゴ(福岡県・中島康森さん)
◇第8部(国産種雄牛2歳)トップポテトドーム(熊本県・衛藤彰一さん)
◇第9部(2歳ジュニア)ホープフルストーマチックブローカー(福岡県・高良達也さん)
◇第10部(2歳シニア)パインアールセプテンバーリーダー(大分県・松尾龍児さん)
◇第11部(3歳ジュニア)主席=経産RGC・インターミデイトC=写真、2席=インターミデイトRC=写真
◇第12部(3歳シニア)シニアRC=写真
◇第13部(4~5歳)クリエーションファームアイバンホールドルフジェット(大分県・重見宝弘さん)
◇第14部(5歳以上)経産GC・シニアC=写真◇第15部(各県対抗4頭1組)大分県牛群
10校から27頭の挑戦~第3回西日本B&Wショウ~
4月5日、岡山県真庭市の全農岡山県本部総合家畜市場で第3回西日本B&Wショウ(第25回中国地区B&Wショウとの併催)が行われた。
審査はシーメックス・アライアンスのジュリアン・ジャボー氏が担当し、中国5県と京都府、兵庫県からエントリーした精鋭149頭について序列決定と講評を行った。
栄あるシニア・グランドCには岡山県・有限会社希望園の出品のキボーエンジェスロシェイバーが選ばれた。希望園はこの部門、昨年に引き続き二連覇を果たし、層の厚さがうかがえる。また、インターミディエイト・グランドCには鳥取県・三谷遼さん出品のダイエイモティープリンセスミラン、ジュニア・グランドCは鳥取県・三浦幹雄さんのジョイフルゴールドウィンベイラーが選ばれた。
今回も岡山県勢が10部のうち7部でチャンピオンを独占するなど相変わらずの強さを見せた。また、昨年も多く出品されたが、今年も多くの学校から愛牛が出品された。鳥取県から倉吉農校3頭、農業大学校1頭、島根県から出雲農林校1頭、岡山県から高松農校5頭、中四国酪大5頭、広島県から庄原実業校1頭、西条農校1頭、京都府から農芸高校6頭、兵庫県から農業高校2頭、播磨農校2頭、計10校から27頭出品された。中でも西条農校は第5部でリザーブCに輝くなど、学校出品牛は1等賞以上に15頭、入賞率56%と大健闘であった。 各部チャンピオンは次のとおり。
◇第1部(8~9月齢)申請中(岡山県・内海佳和さん)
◇第2部(10~12月)ジュニアGC=写真
◇第3部(13~15月)ロンゲストヘンドリカバックアイヒート(岡山県・長恒牧場)
◇第4部(16~18月)ヒールクレストセプテンバー(岡山県・妹尾始さん)
◇第5部(19~22月)キスマークBAブラッドレーエンジョイ(岡山県。福井薫さん)
◇第6部(2歳ジュニア)クボーセプテンバーマーカーRED(岡山県・川上泰介さん)
◇第7部(2歳シニア)グリーングリーンミューチュアルモーティー(兵庫県・山本仁士さん)
◇第8部(3歳級)インターミディエイトGC=写真
◇第9部(4歳級)シニアGC=写真
◇第10部(5歳以上)ウイングチャンピオンチャレンジャーET(岡山県・羽出木総合農場)

平成21年4月20日
「改良の成果」

日ホ協で定期的発行している「検定成績証明書」において、検定成績F偏差値の上位牛を毎月当新聞で掲載します。
F偏差値とは、乳脂量に関して、平成7年に分娩した成牛の値を100とし、それぞれの地域・年齢・分娩日と搾乳回数を用い、比較できる数値に変換したものです。詳細は当協会ホームページ内をご覧下さい。

F偏差値100以上の全牛はこちら