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平成26年02月20日


平成26年02月20日「26年度重点事業報告」 ~日本ホル協社員会議~
日本ホルスタイン登録協会(北良治会長)は、平成25年度社員会議を東日本と西日本の2地区で開催し、今年度の中間事業概況、26年度事業計画骨子(案)などの報告を行った。この中で、昨年の12月末での都府県登録申込みは、前年同期対比107.8%と増加をし、自動登録では、血統登録の50.1%を占め、初めて過半数を突破した。また、この4月に一般社団法人への移行を伝えた。
26年度重点事業では、登録や審査の推進を図ることで引き続き協力をお願いするとともに、国が実施する「家畜改良推進事業」のうち、SNP情報を活用した乳用牛能力評価制度/技術向上対策に係る事業を引き続き受託するために公募に参加すること。そして、来年10月開催の第14回全日本ホルスタイン共進会について準備を進めることや、消費税増税による登録証明料金の改正などを報告した。また、会議に併せて、一般社団法人家畜改良事業団の信國卓史理事長を講師に招き、「乳用牛改良-すべては酪農経営向上のために」と題して講演が行われた。
東西2地区で開催
この会議は、日ホ協会員酪農家から選出された社員を対象に、登録事業の概況や次年度の実施計画を伝達するとともに、広く会員の意見要望を聞いて登録の普及拡大や会員相互の連携強化を図るものであるとともに、今後の事業運営に役立てていく大事な会議である。
東日本は2月6日、東京都内の中野サンプラザで41名、西日本は1月31日に岡山市のメルパルク岡山で50名の社員と関係者が出席して催された。
東日本は杉浦弘泰副会長、西日本は三浦幹雄副会長から、総会前の唯一の意見交換の場なので、忌憚のない意見をお願いし、酪農経営の根幹となる登録や体型審査の理解と推進、今後の全共開催に係る報告、料金改定を含め、協会の運営について意見を聞きたい旨の挨拶があった。
25年度中間事業概況
昨年12月末で会員が5,039名、前年同期比94.4%と減少したが、血統登録は15万4,321頭、104.1%と増加を示した。地域別では、北海道が12万2,189頭で同103.2%、都府県は3万2,132頭で同107.8%と都府県での増加が大きかった。なお、現在の都府県の自動登録普及率は50.1%となり、半数を超えたところであるが、更なる推進をお願いした。移動は都府県が同101.9%の微増となった。
また、SNP検査収集分析事業の検査申込み状況では、経産牛が1,136件、未経産牛が1,629件、その他一般での申込牛は520件、合計3,285件の報告があった。
26年度事業骨子(案)
主な重点事業骨子(案)では、
  1. 血統登録や牛群審査をはじめ各種登録・証明の普及拡大に努める。
  2. ゲノミックの改良関係技術について最新情報の収集に努め、国が実施する「家畜改良推進事業」のSNP検査収集分析事業を今年も受託すべく積極的に参画する。
  3. 世界ホルスタインフリージアン連盟評議員会に参加し、加盟国との情報交換、収集に努める。
  4. 国が実施する「家畜改良推進事業」の体型調査には積極的に協力する。
  5. 総合選抜指数の見直しのための分析・検討を行う。
  6. ホームページでは近交係数や血統3代の早期更新、各種情報の充実に努める。
  7. 登録委員研修会を開催する。
  8. 中央審査研究会を開催する。
  9. 隔年開催の支部・承認団体登録事務取扱者研修会を開催する。
  10. 第14回全日本ホルスタイン共進会の準備を進める。
などの報告があった。
自動登録の推進
  1. 昨年から4%増加し50.1%になった自動登録をさらに推進するとともに、登録料の返金対象拡充を行い、今まで登録後死亡のみであったものを、性別錯誤での登録や、異性多子雌牛を単子で登録したものも返金対象に含めることとした。
  2. インターネットで出生報告を行っている自動登録農家を対象として、FAXで受け付けている希望名号などを、出生報告のときに入力できるサービスを昨年の夏から開始した。
などの説明がされた。
全日本ホル共進会
第14回全共への県別出品希望頭数のとりまとめでは、45都道県から一般枠260頭(計画260頭)、後代検定枠71頭(同80頭)、高校特別枠22頭(同20頭)、ジャージー種36頭(同40頭)の合計389頭(同400頭)となり、今後も後代検定牛等の増頭をお願いし、3月理事会が出品頭数の最終決定と説明した。
特別講演会
社員会議に併せて、毎年講師を招き講演会を催しているが、今年は一般社団法人家畜改良事業団の信國卓史理事長に「乳用牛改良-すべては酪農経営向上のために」と題して講演が行われた。
講演では、平成元年から遺伝評価が始まり、当時は改良量100㎏を超えていた。しかし、最近10年間は29㎏と落ち込み、305日乳量では韓国、スペインにも追い抜かれてしまった。しかし、日本の種雄牛の遺伝能力は、分析からも世界で最も優秀な国に部類されている。問題には低能力な海外種雄牛を交配していることも一因であり、まずNTP40位相当以上の中から種雄牛を選ぶことが大事であるとした。また、繁殖が悪くなってきていることは、泌乳量の増加が原因と思われていたが、高能力牛なほど分娩間隔が短いことが判明し、泌乳持続性のよい種雄牛を交配するべきであり、判別精液や受精卵の利用で収益が向上することも付け加えた。

平成26年02月20日「長命連産の証し」 ~生涯乳量全国トップ40~
日本ホル協では、検定成績証明された累計記録について、生涯検定選奨および生涯乳量・乳脂量高記録牛の公表を毎年行っている。今回は平成25年12月末現在の全国における生涯乳量高記録牛をとりまとめた。
下表には生涯乳量全国トップ40と都府県上位牛を示した。
トップ40には都府県牛5頭が登場
別表には生涯乳量全国トップ40と都府県上位牛を示した。
生涯乳量のトップは、17年に記録更新した杉浦尚さん(帯広市)の「ワイケーティーテッチェアマンダ」(体型得点93点)で検定8回、検定日数4,080日、乳量21万5,218㌔、乳脂量7,946㌔、3.7%。本牛は検定1日あたり平均乳量も優に50㌔を超える高能力ぶりを発揮し、国内で唯一、生涯乳量20万㌔突破牛であり、生涯乳脂量は全国2位。
2位は橋田和幸さん(恵庭市)の「エンゼルプリンセステルスター」で乳量18万6,748㌔を記録している。なお、本牛の検定回数16回は生涯記録牛の中では最多回数である。
3位には村崎喜一さん(大樹町)の「オームスビーコロンバスアンナ」の乳量17万7,241㌔。4位には、平成25年次に記録を更新した中川尚人さん(恵庭市)の「クレマチスジョセフィンリードキャロル」の乳量17万5,210㌔。5位には、久保田明さん(幕別町)の「ノースジェラルディンミスアイバンホー」の乳量17万2,698㌔であった。
7位には都府県1位の田中泰彦さん(鳥取県)の「ロイブルックハイアーエレン」が乳量16万6,278㌔で、乳脂量8,978㌔は平成8年以来18年間にわたって日本一の座を堅持している。
また、都府県牛では、昨年の11月20日号で掲載の生涯乳量記事で1位を獲得した糟谷英文さん(千葉県)の「カスヤファームダブリューエルフレーランド」が、乳量16万2,021㌔で、全国歴代10位となる素晴らしい記録となった。25位の吉田豪秀さん(長崎県)の「ヨシダブラックスターノブ」が乳量14万8,534㌔、30位の(有)アカツキ牧場(愛知県)の「ドーンデールオレゴントング」が乳量14万5,990㌔、39位の眞嶋大輔さん(栃木県)の「スノーライトフローリーマーシャル」が乳量14万2,417㌔であった。北海道の強豪が上位を占める全国トップ40傑に都府県牛5頭が登場した。
25年次記録更新牛は7頭
生涯乳量の上位牛で25年次に記録更新(表中、名号の前に*印)したのは7頭であり、前述のほか、11位の鈴木進さん(芽室町)「スミーデールドラモンドルドルフ12ET」、16位久保田明さん(幕別町)「ノースジェラルディンアストロセレミイ」が、22位高橋和美さん(天塩町)「ロングテルリバティーアサヒ」、33位の細野輝行さん(清水町)「ネロフィールドビールーテル」、38位遠藤潤一さん(天塩町)「エンドリッチクリスウッディーエマーソン」であった。
表の下方には、都府県牛での生涯乳量上位牛を列記した。この中で昨年記録更新したのは、98位の金井真一さん(長野県)の「ジーエスハリエットカビーET」が、乳量13万2,401㌔、127位の池松和幸さん(福岡県)の「アイハッピーフォーメーションクリスター」が乳量12万9,485㌔と好成績を達成した。

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平成26年02月20日「人事異動」 ~日本ホル協~
(2月14日付)
◇退職(嘱託)白石ちひろ

平成26年02月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県、平成26年1月証明分F偏差値~