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平成14年4月20日


平成14年4月20日
「新登録制度いよいよスタート 」

~登録料金を値下げ、月齢区分も緩和~
日本ホル協では、本年4月から血統・基礎登録を一本化して新登録制度をスタートさせた。新しい血統登録証明書には、血液の純粋性の程度を示す「血統濃度」を掲載するほか、従来の斑紋記入に代わって家畜個体識別事業で耳標装着されている個体識別番号によって登録申請できるよう、申込方法の簡素化を行っている。また、登録料金の値下げと月齢による料金区分の変更を行うなど、より安価でより簡単に登録ができるようになった。今回は、その要点を分かりやすく解説する。
登録証に血統濃度%を表示
これまでの種系登録制度は「基礎登録」→「2代本登録」→「血統登録」というように、種系から純粋種への繰入れの役割を果たしてきた。しかし、この繰入れ制度の仕組みが分かりにくい上に合格基準や料金負担なども登録推進の障害になってきた。
そこで、本年四月から純粋種と種系牛を一本化し、北米やヨーロッツパ諸国で採用されている「血統濃度」で表示することにしたものである。
血統濃度の範囲は0~100%。ホル種の毛色及び特徴を備えていても、無登録牛は0%となる。両親の血統濃度の合計を二で割り、小数点第一位を四捨五入した数値をその牛の血統濃度にしている。
10月齢まで低料金で
登録制度の一本化に伴って登録料金も一本化になる。今までの血統登録料金と比べると、①登録料の割高感をやや解消、②裏面の「血統情報」を廃止して、登録料金を500円値下げした。
なお、登録規程の料金区分にある「個体識別事業によるもの」とは、平成9~13年度の家畜個体識別システム研究開発事業(モデル事業)に取り組んだ北海道、秋田、愛知、愛媛、熊本、沖縄各県の一部農家が対象であって、本年一月から実施している「家畜個体識別システム緊急整備事業」によるものは、通常の血統登録料金を適用することにしている。
また、これまで雌牛の登録料金は、生後6月齢以下と6月齢超で料金格差があったが、できるだけ多くの牛を低料金で登録してもらうために、月齢区分を10月齢に引き延ばした。
斑紋から個体識別番号へ
本年1月から実施された「家畜個体識別システム緊急整備事業」で、国内のほぼ全牛に個体識別番号(10桁)の付いた耳標が装着された。この個体識別番号を有効活用するために、登録証明書に掲載してきた斑紋に代わって、個体識別番号を耳標のイメージで掲載することにし、登録番号も個体識別番号の10桁を用いることになった。
申込書記入一部変更に
斑紋登録から個体識別番号登録への変更と、ホ種登録制度の改正にともなって、登録申込書の記入方法を次のように変更することになったので、よろしくお願い致したい。
一.必要書類
① 登録申込書(新様式が送付されるまでは、従来のものを利用する)
② 人工授精証明書(申込書当該欄に直接記入の場合、証明書は省略可)
③ ET生産牛、輸入牛は従来どおりの書類を添付(卵・移植証明書、外国の登録証明書)
二.記入方法
① 斑紋欄(上側)には個体識別番号(10桁)を記入。斑紋採取は不要。
② 母牛の登録番号欄:登録牛の場合は、血統又は基礎登録番号を記入する。母が無登録牛の場合は個体識別番号(10桁)を記入し、余白に「無登録」と付記。
③ 人工授精証明書:母牛登録番号欄には、血統又は基礎登録番号を記入。無登録牛の場合は個体識別番号を記入。
三.再交付、更正、書換
登録証明書を紛失(再交付)、血統(父母)、生年月日、双子と単子等の間違い(更正)、証明書を汚損(書換)した場合は、申込みにより「耳標イメージ」の新しい登録証明書を発行する。
① 従来の方法に準じて申込んでいただきたい。
② 本牛の登録番号欄には血統又は基礎登録番号を記入。
③ 斑紋欄(上側)には左側の斑紋片面を記入。
④ 斑紋欄(下側)には個体識別番号(10桁)を記入。
⑤ 「血統(父母)」、「生年月日」の訂正の際は人工授精証明書を添付。
四.ジャージー等の登録
①ジャージー種の登録は従来の入墨に代えて個体識別番号(10桁)を利用。
② その他の種牛についてもホルスタイン種牛に準じて登録申込を行う。
③ 登録証明書は「耳標イメージ」で発行する。
血統登録書もリニューアル
ホ種牛登録制度の廃止並びに血統濃度の導入、個体識別番号の利用にともなって血統登録証明書の様式も変更となる。
一.大きさ:B5判(従来どおり)
二.廃止する事項
① 父母牛の成績(審査得点、F指数)
② 血統情報(裏面)
三.追加する事項
① 血統濃度(本牛および父母、父・母方祖父母)
② BLAD(牛白血球粘着不全症)の検査結果:BLは保因、TLは正常。
③ CVM(牛複合脊椎形成不全症)の検査結果:CVは保因、TVは正常。
四.改正する事項
「血液型検査済」の表示を改め、「遺伝子型検査済」と表示する。さらに検査の種類を表示。
日本ホル協では、インターネットによる情報提供の内容をさらに充実させるために、「血統情報」と「血統能力証明書」の発行サービスを開始した。
一. 血統情報
① 三代の血統情報のインターネットによる提供
② 無料閲覧
二.血統能力証明書
①四代血統能力証明書をインターネットやファクスにより提供
②会員のみ利用可(希望者に個人ID番号を登録)
③利用希望の会員は、ID登録を行うため本会までご連絡願いたい。
④利用金額
インターネットで検索1件265円
インターネットで検索後、ファクスで出力
1件790円
電話応答システムを利用しファクスで出力
1件525円
三.HPアドレス
http://group.lin.gr.jp/hcaj/index.htm
四.問い合わせ先
日本ホル協℡03(3564)8221
審査料金を一部割引
国の助成によって実施している体型調査の際に、対象農家において調査と合わせて対象以外の牛の審査(有料)を希望するときは、「牛群奨励審査」として一頭あたり5,250円に割引きとなる。
これは体型調査農家に対して、現場でより気軽に審査受検ができるように、数頭受検での割安感を主体に考え、六頭までの受検料金を値引きするものである。
この料金は現行の審査料金に比べて、一頭の場合で3,570円割引きとなる。同様に二頭では7,140円、三頭では10,710円も安くなる。四頭以降は牛群審査料金との比較になるために、料金格差は徐々に小さくなり、七頭以上は牛群審査料金を適用する。
希望名号は31字以内で
登録申込みに際し、申込書に希望名号を記入される場合が多くなってる。命名にあたっては次の点をご留意していただきたい。
名号は原則として三名法とし、カナ文字で31文字以内(単語間のスペース、濁点、半濁点はそれぞれ1文字分)とします。三名法とは、父・母牛名号からそれぞれ一単語、それに独自の名号を一単語加えて、三つの単語から命名する方法である。
OC(異常斑紋)、RED(赤白斑牛)、ET(受精卵移植生産牛)は、特殊な意味を持つ名号なので使用しない。また、名号末尾に英文字は使用できないのでご注意を。
◇日本ホル協・人事異動◇ 総務部次長
大友裕典(同総務課長)
調査部次長
栗田純(同調査役)
退職(3月31日付)
桃田清友(審議役)