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機関誌

機関誌内容一覧

平成22年04月20日


平成22年04月20日
「春暁・B&Wショウ開幕」


桜が咲き暖かい日差しの訪れとともに、各地では、ブラック・アンド・ホワイトショウが盛会に開催されている。今秋には第13回全日本共進会が開催されることもあり、愛牛への手入れにも自然と力が入っている。そんななか、ビッグタイトルのトップを飾って開催された第9回オール九州B&Wショウでは長崎県の西田保弘さんが経産、大分県の伊藤賢太さんが未経産のグランド・チャンピオンを獲得した。また、第26回を迎えた中国地区B&Wショウでは岡山県の(有)羽出木総合農場が経産、兵庫県のル・メイユール・シンジケートが未経産のグランド・チャンピオンに輝いた。(写真提供・デーリィマン社)
第9回オール九州B&Wショウ~経産GCは西田保弘さん(長崎)~
第9回オール九州B&Wショウ(第33回熊本県B&Wショウとの併催)は3月27日、熊本県大津町の熊本県家畜市場で、九州7県から164頭出品され盛大に行われた。審査委員は北海道の酪農家・串田雅樹さんが担当した。
経産グランド・チャンピオンには長崎県・西田保弘さんの「カイト」、未経産では大分県・伊藤賢太さんの「アドベント」が栄誉に輝いた。
僅少の差でリザーブ・グランド・チャンピオンには経産が熊本県・免田潤一郎さんの「テルスター」、未経産には並み居る強豪を抑えて熊本県・菊池農高の「ララミー」が選ばれた。
今年は熊本県勢が14クラスの半数以上の8クラスでチャンピオンに輝き活躍するなか、多くの学校からも出品があった。前述の熊本県・菊池農高をはじめ、第5部でも熊本県立農高の「ローズ」がチャンピオンに輝いた。ほかには、長崎県の島原農高、宮崎県の高鍋農高、鹿児島県の鹿屋農高の計5校から15頭の出品があった。各部のチャンピオンは次のとおり。(敬称略)
第1部 高宗寿一(熊本)
第2部 松島喜一(熊本)
第3部 菊池農業高校(熊本)
第4部 藤本広起(熊本)
第5部 熊本県農高(熊本)
第6部 伊藤賢太(大分)
第7部 谷口俊文(宮崎)
第8部 中原達哉(熊本)
第9部 村岡良純(熊本)
第10部高倉守雄(福岡)
第11部球磨酪農協(熊本)
第12部古川豪樹(佐賀)
第13部田中真志(宮崎)
第14部西田保弘(長崎)
第26回中国地区B&Wショウ~経産GCは羽出木総合農場(岡山)~
4月4日、岡山県真庭市の全農岡山県本部総合家畜市場で第26回中国地区B&Wショウが行われた。
審査はセレクトサイアーズのスコット氏が担当し、中国5県と京都府、兵庫県からエントリーした精鋭151頭の序列決定と講評を行った。
栄ある経産グランド・チャンピオンには岡山県・(有)羽出木総合農場の「ゴールド」、未経産では兵庫県・ル・メイユール・シンジケートの「ゴールドウィン」に輝いた。
地元岡山県勢が7部門でチャンピオンに輝いた。特に経産牛クラスでの強さを誇示するなか、兵庫県も4部門でチャンピオンに入り健闘した。
中国地区でも多くの学校から愛牛が出品された。なかでも兵庫県播磨農高の「ミルク」はレベルの高い酪農家を抑え未経産牛リザーブ・グランド・チャンピオンに食い込んだのをはじめ、1部で兵庫県立農高の「ダンディー」、5部では京都府立農芸高の「ストーミー」がチャンピオンに輝いた。この他に鳥取県倉吉農高、島根県出雲農林高、岡山県高松農高、広島県庄原実業校、西条農高、計8校から19頭が挑戦した。各部のチャンピオンは次のとおり。(敬称略)
カーフの部妹尾始(岡山)
後代検定 長恒牧場(岡山)
第1部 兵庫県農高(兵庫)
第2部 播磨農高(兵庫)
第3部 ル・メイユール・シンジケート(兵庫)
第4部 出射清和(岡山)
第5部 京都農芸高(京都)
第6部 小谷正子(兵庫)
第7部 岡山総畜(岡山)
第8部 (有)羽出木総合農場(岡山)
第9部 佐藤俊彦(鳥取)
第10部吉本卓弘(岡山)

平成22年04月20日
「ブラウンスイス」

~審査標準を策定~
日本ホル協は、3月10日、登録審議会(委員長は矢野秀雄・家畜改良センター理事長)を開き、ブラウンスイス種牛審査標準の策定と外国登録団体の承認を諮問し、ほぼ原案とおり答申を得た。これを受け、3月18日開催の理事会ではブラウンスイス種牛審査標準(雌・雄)を決定するとともにその「審査実施に関する要項」も決めた。
ブラウンスイス種は品種として次の特徴を持つ。
①ホルスタイン種に次ぐ大型の乳用種である。
②ホルスタイン種に比べて、骨格がしっかりして骨量があり、背腰の強さや尻の角度や幅においては優れたものがある。
③肢蹄の骨量や強さ、蹄の角度、蹄踵の厚さは、ホルスタイン種より望ましく、一般的に放牧型酪農により適した品種であると言われている。
④泌乳能力は、乳量、乳脂率においてホルスタイン種とジャージー種の中間値にあり、乳蛋白質については世界的に価値のある乳用種と言われている。また、乳用性はホルスタイン種には及ばなくても、乳用種としての改良を進めていく上で重要な形質である。
⑤乳器に関しては、形状のバラツキは大く、特に前乳房の付着の長さや乳頭の長さ・太さと配置は今後の改良点である。
今回、ブラウンスイス種審査標準の制定においては、アメリカでの内容や配点などを参考にしながら、日本のホルスタイン種、ジャージー種審査標準とできるだけ整合性を持たせ、項目や文言などを成文化した。
牛群審査料金はホルスタイン種に準じ基本料金21000円と個体料金2100円。3頭以内は個体料金1頭当たり8820円。詳しいことは日本ホル協審査部まで。



平成22年04月20日
「人事異動」

~日本ホル協~
(4月1日付け)
◇登録部登録課係長(登録課主任)安田純子
◇調査部調査課主任(調査課)岡太郎

平成22年04月20日
「検定成績優秀記録牛F偏差値上位牛」

~都府県22年3月9日~31日証明分~
★ お詫び:2月証明分のF偏差値上位牛において、岡山県吉原直樹さん所有の「グランデイールアーギーウマ」号がF偏差値223と素晴しい成績で1位に輝いていたのですが、集計ミスで掲載を落としてしまいました。吉原さんには大変ご迷惑をお掛けし、誠にすみませんでした。今後はこのようなことが無いように最善の注意をはらいます。(日ホ協担当)