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機関誌

機関誌内容一覧

平成24年06月20日


平成24年06月20日「日本ジャージー登録協会」 ~第56回通常総会開く~
フォーラムを岡山で計画
日本ジャージー登録協会(東山佑介会長)は去る5月23日、東京都中野区・日本ホルスタイン会館において、第64回理事会並びに第56回通常総会を開き、第14回全日本ホルスタイン共進会の経過や審査標準の改正について協議したほか、平成23年度の事業報告と収支決算報告、平成24年度の事業計画案と収支予算案などを承認・可決した。
第64回理事会では審査標準改正を決定
まず、理事会で協議されたことは次の3点。
  1. 第13回全日本ホルスタイン共進会は一昨年4月の口蹄疫の影響で1年延期され、さらに昨年3月の東日本大震災と福島第1原発事故に伴う被害が甚大なため結局中止された。次回は第14回として再度開催地・内容等が検討されることになったが、日本ホルスタイン登録協会では企画委員会を設けて次回以降の全共のあり方も含めて検討している。ジャージー協会としてはジャージー部門の枠が得られるよう引き続き要望することになった。
  2. 審査標準の改正については、やはり大震災の影響で登録審議会が1年遅れで本年3月開催されたが、審査標準の改正とともに線形評価法の採用が妥当であることの答申があった。これを受けて協議した結果、本年後期をメドに改正・実施することで了承された。
  3. 役員選出のルールについては明確な決まりがなかったことから、飼養頭数と登録実績等を勘案して決めることで了承された。

一方、通常総会では第1号議案の平成23年度事業報告並びに同収支決算報告は原案のとおり承認された。第2号議案の平成24年度事業計画案並びに同収支予算案も原案のとおり可決承認されたが、本年度はジャージーフォーラムを9月5日、6日の2日間、岡山県蒜山高原において、秋のジャージー共進会と合わせて実施することになり、今後は現地と詳細な日程を詰め、参加者を募集することになった。
振興協議会総会で「スイトン産子」報告
また、全国のジャージー酪農団体等で組織する全国ジャージー酪農振興協議会(真田善弘委員長)も同日、委員会と総会を開催し、全ての議案を承認もしくは可決した。なお、同協議会が所有し精液を販売した「スイトン」号の産子はすでに212頭登録され、北海道や秋田県の共進会に出品され上位入賞していることが披露された。また、分娩し検定を始めた娘牛の遺伝的能力評価が独立行政法人家畜改良センターから公表されている。今年度は何らかの方法で娘牛の体型的特徴を把握できるよう調査を行い、結果報告することで了承された。

平成24年06月20日「2012北海道B&Wショウ」 ~GCは㈲田中牧場(清水町)に~
北海道ホルスタイン改良協議会(小椋茂敏会長)が主催する2012年北海道B&Wショウが、5月26~27日、安平町の共進会場で、各地区の予選を勝ち抜いた258頭が集めて開催された。
審査はABS指導部長の高橋忠司氏が担当した。
グランドチャンピオンには清水町・(有)田中牧場の「ダンデイー」、ジュニアチャンピオンには、広尾町・佐藤孝一さんの「ビスタ」が栄誉に輝いた。「ビスタ」は昨年の北海道総合共進会でもジュニアチャンピオンに輝いている。
《各部の1席》
第1部(9月未満)
アミダカラミティハイブリツジマリアン23.10.1生(父:フアンタジスタ)▽陸別町 (有)編田牧場
第2部(9月~12月)
TMFリーダムアイオスアンナエコー23.6.1生(父:アイオーン)▽江別市長谷川礼子さん
第3部(12~15月)=リザーブ・ジュニアチャンピオン=
TMFゴールドルーフアスビスタET23.3.3生(父:ゴールドウイン)▽清水町(有)田中牧場
第4部(15~18月)
エンブレムKダミオンエリン23.2.1生(父:ダミオン)▽大樹町穀内隆志さん
第5部(18~21月)
TMFアドベントBウツドエスペランサーエコー22.11.11生(父:アドベントRED)▽清水町(有)田中牧場
第6部(21~24月)=ジュニアチャンピオン=
TMF ブレーク ウイルデイ ビスタ 22.8.2生(父:ブレークアウト)▽広尾町佐藤幸一さん
第7部ジュニアカップ&リードマンシップコンテスト(11月未満)
レデイスマナー サマーヒル リフレクシヨン ドルチエ 23.8.5生(父:シヨトル41)▽帯広市天野雄介さん
第8部(ジュニア2歳)=リザーブ・インターミディエイトチャンピオン=
クリーンHLテンプター21.12.6生(父:テンプター)▽清水町(有)田中牧場
第9部(シニア2歳)
ボスアグリロイエンゼル21.6.28生(父:ジヨーダン)▽上士幌町小椋直樹さん
第10部(ジュニア2歳)
レデイスマナーMBセレブリテイ21.3.2生(父:バーンズ)▽更別村天野洋一さん
第11部(シニア3歳)=インターミディエイト&リザーブ・グランドチャンピオン=
ドリームフイールドリードマンマタドーア20.10.4生(父:リードマン)▽帯広市村上敦俊さん
第12部(4歳)=シニア&グランドチャンピオン=
TMFアデインダンデイーチーフET19.11.7生(父:ダンデイー)▽清水町(有)田中牧場
第13部(5歳以上)=リザーブ・シニアチャンピオン=
ハイロードダーハムエルメスET18.4.15生(父:ダーハム)▽上士幌町小椋淳一さん
第14部(ベストスリーフィーメイル=経産牛3頭1組)
清水町(有)田中牧場の組
第15部(カウンティハード=支庁対抗5頭1組=経産牛2頭以上)
十勝支庁の組
第16部(ジュニアゲッツオブサイアー=未経産 国内後代検定参加同一種雄牛産子2頭1組)
ミツドフイールドCCMアイオーンの娘群
第17部(シニアゲッツオブサイアー=経産 国内後代検定参加同一種雄牛産子2頭1組)
なし
《ジャージー種》
第18部(12~17月)=ジュニアチャンピオン=
ケニフロウミスターデザイナー23.5.30生(父:ミスターチーフ)▽鹿追町高田泰輔さん
2位=リザーブ・ジュニアチャンピオン=
TMFアサナベアザヴインデイケリー23.4.6生(父:ヴインデイケーシヨン)▽清水町(有)田中牧場
第19部(17~22月)
サクランドウイスラーキヤンデイET22.12.1生(父:イアトーラ)▽士幌町山岸剛さん
第20部(3歳未満)=リザーブ・シニアチャンピオン=
アサナベITルイススビンダル22.2.24生(父:イアトーラ)▽清水町(有)田中牧場
第21部(3歳以上)=シニアチャンピオン=
サクランドホイツスラーパピヨンET19.8.2生(父:リシユアクション▽士幌町山岸剛さん

平成24年06月20日「2012・5雌牛NTP上位牛」 ~1位はL フロステイン~
5月29日に国内雌牛2012-5月遺伝評価値が公表された。別表に牛群検定参加牛のうち総合指数上位牛を示した。
=北海道石崎さん飼養牛・2期連続=
今回の1位は2期連続で「Lフロスティン」(北海道・石橋直牧場)が獲得した。本牛は国内雌牛評価の上位常連「ジュディ」ファミリーであり、6位の「アクア」、8位の「バーサ」が同じファミリーである。
2位には前回6位から順位を上げた「タイタニック」(北海道・鈴木進牧場)が入った。本牛は2010-8及び11月評価で1位の評価を受けており11月評価ではNTP9千台の驚異的な値であった。
3位は「プレミアム」で「ヒラリー」一族の出身で姉「ハーシェル」が4位、5位の「ストーリー」、9位の「リー」、14位の「ジェット」など上位に名を連ねている。
都府県飼養牛の1位は「ジャスミン」(宮崎県・前原和明牧場)が全国32位、同牧場の「ホワイト」も5位(全国87位)と健闘している。2位は「セクシーパラダイス」(兵庫県・小谷正子牧場)で娘牛「エアレイドパラダイス」も4位と親子で上位に評価された。
因みに、この中で都府県で生まれた牛は、都府県4位と6位の2頭である。

平成24年06月20日「検定成績優秀牛」 ~24年05月証明分F偏差値~
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