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機関誌

機関誌内容一覧

平成20年6月20日


平成20年6月20日
「新会長に北良治氏」

~日ホ協第58回通常総会~
日本ホルスタイン登録協会の第58回通常総会は6月13日、東京都中野区の中野サンプラザで開催され、平成19年度事業と同収支決算報告、20年度事業計画と同収支予算案などを協議し、可決承認された。19年度は、血統登録申込みが19万1千頭余で前年度を11%下回ったほか、移動証明や審査成績証明でも前年度を下回るなど厳しい状況になった。20年度は特に都府県では血統登録の必要性を広くPRするほか自動登録の普及によって登録頭数の拡大を図ることとした。続いて行われた役員改選では、山﨑博文会長が退任し、新会長に北良治前副会長が選出された。
日本ホル協の第58回通常総会は、山﨑博文会長の挨拶に続いて農林水産省生産局の釘田博文畜産振興課長、家畜改良事業団の香川莊一理事長から来賓挨拶が行われた。
議事では平成19年度事業報告と収支決算、20年度事業計画案と同収支予算案を協議し、原案どおり可決承認された。
19年度は、血統登録や牛群審査の普及拡大を主体に、①家畜個体識別情報と牛群検定の授精報告を利用した自動登録の推進、②国際的観点での体型審査標準の改正、③後代検定材料娘牛と同期牛約3万5千頭の体型データ収集、④第13回全日本ホルスタイン共進会(平成22年に北海道で開催)の出品基準などの公示、⑤インターネットによる登録情報の公開サービスの促進などを行った。
19年度の会員数は1万8060名で前年度に比べて865名減少した。登録申込みでは、血統登録が19万1958頭で前年度対比89%に留まり前年度頭数を下回った。審査成績証明も北海道は前年並みだったが、都府県は前年度の84%と減少し、検定成績証明は8万484件でほとんどが北海道であった。
20年度事業計画では、自動登録を中心に血統登録の推進を図り、20万6千頭の登録を行うとしている。また、審査成績証明は2万5920頭、検定成績証明は7万5710頭を見込んでいる。
副会長は杉浦氏(愛知)
任期満了に伴う役員改選が行われ、山﨑会長と菊池一郎副会長が退任し、新任を含む理事17名と監事3名が選出された。総会後の第245回理事会では、会長に前副会長の北良治氏(北海道)、副会長に杉浦弘泰氏(愛知)が選出、専務理事には藤村忠彦氏が再選された。
◇◇
農林水産省生産局畜産部の釘田畜産振興課長は、来賓祝辞の中で、12日開催の食料・農業・農村政策審議会畜産部会の概要に触れると共に、「国内の畜産をなくす訳にはいかない。コストの上昇分については、きちんと消費者にご理解頂き、価格に転嫁していく必要がある」、さらに「自ら努力をして、自給飼料を作って、国内の酪農をしっかり地に足の付いた産業として発展して頂く。そういうことがあってはじめて、厳しい財政事情の中でも一定の酪農対策が維持できるのではないか」と述べ、最後に「改良関係予算は大きく削られたが、基礎的な部分は既にできているので、皆様が一致団結して、自分たちの手で改良を進めて欲しい」と結んだ。
平成20年6月20日
「日ホ協60周年祝う」

~44名に感謝状贈呈~
日本ホル協は、6月13日の通常総会後、中野サンプラザで創立60周年記念式典と祝賀会を行った。式典には農林水産省をはじめ中央畜産関係団体や日本ホル協支部・承認団体関係者など約160名が出席した。
山﨑会長から「わが国のホルスタイン登録事業は明治44年に始まり、今日で97年継続されてきた。その間、登録団体はいくつかの変遷を経て、昭和23年に日本ホル協が創立して本年で60周年を迎えた。今般、酪農情勢は誠に厳しい局面を迎えているが、多くの先輩たちが築き、継承されてきた崇高な精神と多大の努力で達成された乳牛改良事業を今後も広く活用し、酪農生産性の向上を実現するよう努力したい」と挨拶した。
登録事業功労者表彰では、今回退任する山﨑会長に農林水産大臣感謝状が贈られた。また、生産局長感謝状が菊池副会長ら本会役員経験者7名に、登録委員や本支局職員ら36名には会長感謝状が贈られた。
席上、農林水産省の内藤邦男生産局長から「乳用牛の遺伝的改良は不可欠であり、そのためには血縁情報の一層の充実と耐用年数の改善には体型改良が重要。登録や体型データの収集と、血統や近交回避情報の提供など協会の果たす役割は大きい。また、個体識別システムを活用した自動登録の推進は登録業務の効率化と登録料金の低減など評価される」など労いの言葉が贈られた。
続いて開かれた祝賀会では、同日の役員改選で新会長に選ばれた北良治副会長から「この時期に会長に選ばれた重責をしっかりと受け止めて、登録事業を通じて乳牛改良の一層の推進と酪農業の安定発展に貢献していきたい」と抱負を述べた。
平成20年6月20日
「加藤牧場(旭川)に栄冠」

~2008北海道BWショウ~
2008北海道ブラックアンドホワイトショウ(主催・北海道ホルスタイン改良協議会)は5月24~25日、北海道安平町の北海道ホルスタイン共進会場で開かれた。
ショウは個体13部と牧場牛群、地域牛群、後代検定娘牛群の計17部門に219頭が出品し、体型の栄を競った。審査員は清水町の酪農家、串田雅樹さんが担当した。
グランドおよびシニアチャンピオンには旭川市・加藤智宏さんのグリーンハイツマークダーハムETが選ばれた。また、リザーブ・グランドおよびインターミディエイトチャンピオンには北広島市・岩田政彦さんのノースドリームダイアモンドリステルフロアーが選ばれた。
このほか、プレミアムブリーダーは恵庭市・福屋牧場、プレミアムエキジビターには上士幌町・小椋淳一さん、またリードマンシップコンテストが行われ、帯広市の高校3年生・高橋香菜さんがベストリードマンに選ばれた。
各部チャンピオンは次のとおり。
◇第1部(育成ジュニア・生後9月未満)TMFロイマチダムベンジー(広尾町・佐藤孝一さん)
◇第2部(育成シニア・9~11月)マチムラヒカリチャンプスロミー(江別市・町村農場)
◇第3部(未経産ジュニア・12~14月)サイテーションリートンドレークツッキー(陸別町・新藤国夫さん)
◇第4部(未経産ミドル・15~17月)センターリバーGWアンナエコーET(中標津町・中川将さん)
◇第5部(未経産シニアミドル・18~20月)セジスビユーテイエルトンダンデイーマウイ18・10・23生(父ダンデイー)清水町・高橋喜一さん出品=ジュニアチャンピオン
2席=SHミスデイープインパクトET18・10・1生(父サム)鹿追町・田原直治さん出品=リザーブ・ジュニアチャンピオン
◇第6部(未経産シニア・21~23月)TMFセンターミランダーハムマリリンET(清水町・田中牧場)◇第7部(ジュニアカップ・11月未満)オグラファームチャンプローラ(芽室町・高尾伸幸さん)
◇第8部(ジュニア2歳・30月未満)プライドエスビーゴールデン(上士幌町・高木雄大さん)
◇第9部(シニア2歳・30~35月)グリーンATVダンディエリザベート(雄武町・菅野義春さん)
◇第10部(ジュニア3歳・36~41月)プラムオーチャードDSモナリザET(日高町・梅村義郎さん)
◇第11部(シニア3歳・42~47月)ノースドリームダイアモンドリステルフロアー16・10・22生(父ラデユツク)北広島市・岩田政彦さん出品=リザーブ・グランドおよびインターミディエイトチャンピオン
2席=ハイロードクストーエクスプレスET16・9・3生(父クストー)上士幌町・小椋淳一さん出品=リザーブ・インターミディエイトチャンピオン
◇第12部(4歳級)ブライトランドエルヒーローズシェリー(弟子屈町・坪井泰憲さん)
◇第13部(5歳以上)グリーンハイツマークダーハムET13・3・27生(父ダーハム)旭川市・加藤智宏さん出品=グランドおよびシニアチャンピオン
2席=リップランドエスアーロンローダ12・5・26生(父アーロン)遠軽町・山口由幹さん出品=リザーブ・シニアチャンピオン
◇第14部(ベストスリーフィーメイル・経産牛3頭1組)佐呂間町・惣田譲治さんの牛群
◇第15部(カウンティーハード・5頭1組)十勝管内出品牛
◇第16部(ジュニアゲッツオブサイアー・後代検定参加種雄牛産子3頭1組・未経産)レディスマナーブラックボックスET