PAGE TOP

機関誌

機関誌内容一覧

平成26年10月20日


平成26年10月20日「秋涼・頂点極めた(株)敬和ファーム」 ~第16回北海道総合畜産共進会~
第16回北海道総合畜産共進会乳用牛部門が、9月27・28日の両日、北海道安平町の北海道ホルスタイン共進会場で開かれた。グランド・チャンピオンには釧路市・(株)敬和ファーム出品のKWFサンチェリアダーハムビュー(父サンチェス)に輝き、リザーブ・グランド・チャンピオンには津別町・柏葉俊さん出品のオークリーフサラFBI(父エフビーアイ)、ジュニア・チャンピオンには清水町・(有)田中牧場出品のTMFナデイルアットアンナエコー(父アットウッド)であった。1年後に迫った第14回全日本ホルスタイン共進会北海道大会の前哨戦として最高の2日となり、多くの観客が日本最大最高レベルのショウをたっぷり堪能した。
ホルスタイン種392頭、ジャージー種28頭、ジュニアカップ33頭の出品
今回の北海道総合畜産共進会乳用牛部門は、ホルスタイン種未経産6クラス、経産9クラスにジャージー種4クラスを加えた19クラス。その中には、後代検定に対する理解と普及推進を図る目的で、未経産牛2クラス、経産牛2クラス、計4クラスの後代検定娘牛の部を設けた。そのほかに、「ジュニアカップ」が併催(2クラス)され、改良意欲のある20歳以下の若者が日頃の出品技術を競った。
来年に迫った第14回全共に向けて、例年以上に気合の入った道内各地区の予選を突破した優良牛453頭(ホルスタイン種392頭、ジャージー種28頭、ジュニアカップ33頭)が出品され、盛大に開催された。審査はオフィシャル・ジャッジが北海道ホルスタイン農業協同組合審査部長の千葉義博さん。アソシエート・ジャッジには同組合審査部次長の小泉俊裕さんが担当した。また、同時に開催されたジュニアカップ・ジャッジ&リードマンコンテスト・ジャッジには(一社)家畜改良事業団十勝種雄牛センター課長代理の福屋茂生さんが担当した。
グランド&シニアチャンピオン
(株)敬和ファーム出品「KWFサンチェリアダーハムビュー」
グランド及びシニア・チャンピオンには第13部4歳クラスの釧路市・(株)敬和ファーム出品牛、ダーハムビュー号(父サンチェス)に輝いた。11年全道総合で第5部(未経産牛シニアミドル)チャンピオンに輝いて以来12年第11部(シニア2歳)3席、13年第12部(シニア3歳)4席と毎年上位入賞を果たし、今回4回目で最高峰に輝いた。
写真は、株式会社ホルスタイン・マガジン社より提供

リザーブグランド&リザーブシニアチャンピオン
柏葉俊さん出品「オークリーフサラFBI」
リザーブ・グランド及びリザーブ・シニア・チャンピオンには第14部5歳クラスの津別町・柏葉俊さん出品のサラ号(父エフビーアイ)が選ばれた。13年ナショナルショウで13部2席に輝き、共進会直前の今年9月の牛群審査では92点(乳器92点)を獲得している。

インターミディエイトチャンピオン
(有)十勝ライブストックマネージメント出品「TLMGOウイントリニティET」
インターミディエイト・チャンピオンは12部シニア3歳クラスの帯広市・(有)十勝ライブストックマネージメント出品、トリニティ号(父ゴールドウィン)が獲得し、春の全道B&Wグランド・チャンピオンに続く成績を収めた。この牛も5月に88点(乳器89点)と2産では最高得点を獲得している。2月分娩とやや不利な条件下での戦いとなった。

ジュニアチャンピオン
(有)田中牧場出品「TMFナデイルアットアンナエコー」
ジュニア・チャンピオンは第6部シニアクラス出品の清水町・(有)田中牧場出品、アンナエコー号(父アットウッド)に輝いた。
ジャージー種部門では、ジュニア・チャンピオンには弟子屈町・坪井新奈さん出品牛のリッチミニスター号(父ミニスター)、シニア・チャンピオンには帯広町・加藤聖墾さん出品牛のリギンズネルル号(父コメリカ)が選ばれた。

ジャージーシニアチャンピオン
加藤聖墾さん出品「JライトホープリギンズネルルET」

ジャージージュニアチャンピオン
坪井新奈さん出品「グリークエストMMCリッチミニスター」

平成26年10月20日「府県から24名参加」 ~登録事務研修会を開催~
日本ホル協は去る9月24日、25日の2日間、東京都中野区の日本ホルスタイン会館会議室にて平成26年度支部・承認団体登録事務取扱者研修会を開催した。この研修会は支部・承認団体の登録実務に携わっている方を対象とし、登録の意義・歴史から実際の操作方法など多岐にわたり、隔年に開催されている。質疑応答を交えながら熱心に受講する参加者は、北は青森県、南は熊本県から、今年4月から担当の方が7名、2年目が6名、3年以上が11名、計24名が参加した。

平成26年10月20日「生涯乳量」 ~都府県26年9月~
26年9月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量5万㌔以上の高記録牛30頭を示した。今回は、池松和幸さん(福岡県)所有牛2頭が総乳量10万㌔を突破した。
1位・池松和幸さん(福岡県)所有
「アイハッピーフォーメーションクリスター」
生涯乳量トップは「フォーメーションクリスター」(平11.6.16生)の検定回数10回で総乳量14万2,497㎏、総乳脂量5,459㎏、平均乳脂率3.8%、総乳蛋白質量4,587㎏であった。今回、10産目の検定成績証明を取得したことにより都府県の歴代記録5位を獲得し、本牛自身の持つ県内の歴代1位の記録を更新した。
2位も同農場の「ダーハムクリスター」(平14.6.12生)が検定回数9回で総乳量10万6,596㎏、総乳脂量3,838㎏と高記録となった。
3位の郡山市観光交流振興公社(福島県)の「アストロノミカル」(平16.10.26生)は、審査得点91点と体型も優れている。母の「パラダイス」も90点を3回評価され、祖母は記憶に残る「ダッチューノ」で、第11回岡山県全共第6部優等2席に輝き90点を獲得。さらに祖々母も91点と、4代EXに輝くすばらしい血統。
また、18位の高橋源一さん(山形県)、24位の谷口学さん(京都府)所有牛も90点を獲得しており、体型面においても優れた成績を残している。


平成26年10月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県、平成26年9月証明分F偏差値~