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平成17年3月20日


平成17年3月20日
「新しい血統登録証」

~A4サイズ、縦型に~
4代血統表示、文字も大きく
日本ホル協は本年4月から血統登録証明書の様式を変更する。新しい証明書は現行のB5判からA4判(縦型)にサイズを変更し、文字や耳標イメージ、斑紋記入枠が大きくなる。また、父母などの血統を1代増やして4代まで掲載することによって、近親交配や遺伝性疾患の回避に役立てるなど内容の充実を図っている。
4月からスタート
現行の血統登録証明書は平成7年度から個体確認を容易にするために斑紋を表面に移した。その後、13年度からは個体識別事業による耳標の個体識別番号(10桁)を登録番号とし、耳標イメージと斑紋記入枠を表示してきた。
しかし、印刷の文字が小さく見にくい上に、父母名号と登録番号の記載位置が離れていて利用しにくいこと、一般書類はA4判が主流となった現在では、大きさの異なる書類が混在して扱いが大変であるなどの問題点が指摘されてきた。
また、近年は近親交配や遺伝性疾患を回避するための血統情報を増やしてほしいなどの要望が強く、このほど登録証明書の様式を変更することになった。
主な変更点は、①大きさはA4判縦型(タテ約30㌢×ヨコ21㌢)、②血統を3世代から4世代に1代多く記載する、③父母などの血統欄は、上段に名号、下段に登録番号(個体識別番号)、略符号、遺伝性疾患などを見やすく表示、④印字や耳標イメージ、斑紋記入欄を大きく表示、⑤審査成績の押印スペースを十分に確保する、など。
本年4月1日登録のものから新しい血統登録証明書を発行する。なお、A4判専用の登録証明書ファイルが必要な方は各都府県の登録取扱団体または最寄りの関係農協まで問い合せていただきたい。
血統能力証明書も縦型に
現在、審査の個体ごとの証明や検定成績、4代血統能力調書として発行している血統能力証明書の様式についても、血統登録証明書と同様にA4判縦型に4月1日発行のものから様式を変更する。記載内容では、3~4代目の血統を裏面に印刷するほか、新たに乳蛋白質量と同偏差値、無脂固形分量と同偏差値、体型偏差値を追加する。
平成17年3月20日
「衛生対策万全に」

~出品予定牛の検査・予備厳守12回全共~
日本ホル協は、第12回全日本ホルスタイン共進会ならびに第4回全日本ジャージー共進会出品牛の衛生対策について、栃木県の指導・監督のもとに「出品牛衛生対策要領」を決め、現在、各都府県の登録取扱団体を通じて、周知徹底をお願いしている。
全共の衛生対策要領は、出品予定牛の衛生検査と予防注射を適切に実施するもので、実施内容の概略は次のとおり。
全共前における出品牛の衛生要件は、①結核病、ブルセラ病の検査は搬入日以前1年以内に実施し、罹病していないこと、②ヨーネ病検査(ELISA法)は搬入日以前3か月以内に実施し、罹病していないこと。なお、出品牛が搬入日以前3年以内にヨーネ病の発生農場で飼養されていた場合は、6か月齢以上の同居牛も合わせて、搬入日以前1年以内に同検査を行い全頭陰性であること、③出品牛は炭疽、牛流行熱、イバラキ病、アカバネ病、牛伝染性鼻気管炎の予防注射を搬入日以前3週間以上6か月以内に実施していること。
全共会場へ搬入時の対策としては、①出品牛の搬入時には、この全共で定めた「検査・予防注射証明書」(または家畜伝染病予防法第8条による証明書)を主催者に提出し、健康状態の確認を受ける、②出品牛の搬入日以前3か月以内にその牛の飼養地域で重大な疾病発生があった場合には、その牛の搬入を認めないことがある、③出品牛の輸送に使用した車両等は栃木県家畜衛生担当者の指示に従って消毒を受ける。
また、全共開催時の衛生対策では、①期間中の疾病の予防や発生、診療にあたっては、主催者が配属した家畜診断所の獣医師が対応する。なお、家畜伝染病が発生した場合には家伝法により適切な防疫措置を実施する等。
平成17年3月20日
「6800名が登録に参加」

~小岩井農場(岩手)が頭数トップ~
血統登録会員1名当たり年間7.9頭
平成16年1~12月に都府県で血統登録された雌牛について、日本ホル協の会員別に登録頭数をとりまとめた。
表1には、平成11年以降の都府県における血統登録頭数と、登録を行った会員数、会員1名あたりの登録頭数の推移を示している。
昨年1年間に、都府県で血統登録された雌牛は5万3901頭で前年を8千頭ほど下回った。また、血統登録を行った会員数は6806名で、前年より629名(約9%)減少し、同会員1名あたりの登録頭数7・9頭にとどまった。
表2には、昨年1年間に50頭以上の登録を行った会員農家46戸を掲載している。同一家族の名義で登録している場合は登録頭数の多い会員名でまとめて示している。なお、年間50頭以上の会員は前年より15戸減少している。
登録頭数が最も多かったのは岩手県雫石町の小岩井農場で、前年より48頭多い267頭を登録し、1年ぶりにトップの座に返り咲いている。2位は前年7位の茨城県美野里町のPIONEERFARM(朝倉牧場)で、前年より92頭多い213頭を登録した。
3位は前年5位の三重県御浜町・尾崎光広さんの180頭、4位は前年1位の大分県日田市・本川牧場が166頭。以下、野村栄一さん(茨城)、品川牧場(群馬)、マルナカファーム(熊本)、柴田平さん(茨城)、渡辺俊則さん(愛知)が100頭以上の登録を実施した。
また、16年に新たに50頭以上にランキングされた方々は、11位の鈴木基夫さん(愛知)、13位の全農長野牧場(長野)、17位山下紘一郎さん(熊本)、19位サトーファーム(福島)など。
多頭数飼育になればなるほど、父母や祖先の血統を確認するために登録の実施が必要になるが、毎年確実に多頭数の登録を励行されている会員各位の努力に心から敬意を表したい。
表2年間登録頭数の多かった会員 (平成16年都府県)
順位会 員 名県 名登録頭数
1(株)小岩井農場岩手県雫石町267
2(有)PIONEERFARM茨城県美野里町)213
3尾崎光広三重県御浜町180
4(有)本川牧場大分県日田市166
5野村栄一茨城県美野里町)156
6(有)品川牧場群馬県富士見村)145
7マルナカファーム熊本県錦町137
8柴田平茨城県美野里町)125
9渡辺俊則愛知県渥美町116
10(有)ツバヌキ牧場鳥取県大山町95
11鈴木基夫愛知県田原市88
12(有)神代牧場群馬県六合村86
13全農長野牧場長野県南牧村80
14須藤泰人群馬県昭和村78
古川良雄群馬県昭和村78
小原誠治岡山県笠岡市78
17(株)長門牧場長野県長門町77
山下紘一郎熊本県七城町77
19(有)サトーファーム福島県川俣町74
20渡辺博文愛媛県西条市71
21星野章好群馬県新里村69
北爪初男群馬県前橋市69
23貝塚章茨城県霞ケ浦町)68
田中隆和千葉県長南町68
(有)鈴木牧場愛知県田原市68
26近藤貴幹愛知県豊橋市67
27平井一富愛知県渥美町64
28塩畑守正茨城県岩間町63
伊藤謙三栃木県那須町63
吉野藤彦群馬県昭和村63
31(有)安曇野牧場長野県南三郷村)61
32(有)あじさい野牧場新潟県阿賀野市)60
33尼岡一元福岡県犀川町)59
34小笠原正秀愛知県西尾市58
本多昌仁愛知県田原市58
36伊藤一実愛知県渥美町57
37佐々木裕康静岡県富士宮市)56
三池敏熊本県大津町56
39(有)希望園岡山県笠岡市54
40出羽優山梨県北杜市53
41(有)小池牧場愛知県豊田市52
山中誠岡山県笠岡市52
43石原郁夫岐阜県小坂町51
44野口隆司愛知県豊橋市50
大渡幸樹鹿児島県川辺町)50
(農)霧島第一牧場鹿児島県牧園町)50
平成17年3月20日
「全共へ全力支援」

~ホル改良協議会総会開く~
全国ホルスタイン改良協議会(森田一文会長)は2月21日、東京都内で第26回通常総会を開き、平成16年度事業報告・同収支決算報告、平成17年度事業計画案・同収支予算案を協議し、すべて原案どおり承認された。
総会に臨み、森田会長から「本年は栃木全共の成功に向けて全力で支援したい。海外からの参観者も多く,日本の乳牛のレベルが問われる時である。また、全共は消費者との交流や後継者育成の場であり、特に若い人たちの熱い意欲を期待したい」と挨拶があった。
同協議会の16年度事業では、昨年7月に熊本県で12道県から150名が参加して、ジャジングスクールと酪農講演会を開催した。また、認定ジャジマンに北海道の瀬能剛さんと佐藤孝一さんを選んだ。
17年度事業計画では、ジャジングスクールの開催と酪農後継者向けの改良セミナーの開催、栃木全共への協力支援、認定ジャジマンの活用などが挙げられた。また、第7回全日本ブラックアンドホワイトショウを19年度に開催することを決定した。
総会終了後、家畜改良センター情報分析課の萩谷功一さんから「遺伝評価情報の見方と種雄牛の選び方」と題する講演が行われた。

平成17年3月20日
「都府県はたった33頭」

~16年血統登録娘牛調査から~
平成16年に全国で血統登録された雌牛約22万2千頭に関係する父牛頭数は1997頭で、このうち国内繋留種雄牛は1437頭、海外繋留が560頭であった。種雄牛1頭あたり平均登録娘牛頭数は、北海道の124頭に対して都府県は33頭と極めて少なく、都府県での様々な種雄牛が供用されている傾向は改善されていない。登録娘牛が最も多かった種雄牛は前年に引き続きロイレーンジェスロET。
種雄牛1頭あたり登録娘牛頭数は?
平成16年1~12月に全国で血統登録された雌牛頭数は22万1788頭で前年より8311頭減少した。
これらの雌牛を父牛別にとりまとめると、全国で1997頭の種雄牛が関係しており,前年よりも64頭少なくなっている。
表1には種雄牛1頭あたり登録娘牛頭数を階層別で示している。この1年間に5千頭以上の娘牛を登録した種雄牛は7頭で娘牛頭数全体の約26%を輩出している。娘牛3千~5千頭未満が7頭(登録娘牛全体の12%)、1千~3千頭未満が43頭(同31%)、100~999頭が139頭(同20%)などとなっており、上位57頭の種雄牛で登録娘牛全体の約70%を生産していることになる。
その一方で、登録娘牛99頭以下の種雄牛が1801頭もおり、そのうち67%の種雄牛は娘牛9頭以下という不本意な使われ方がなされている。
表2には、北海道と都府県で、種雄牛が国内繋留、海外繋留別に種雄牛1頭あたりの登録娘牛頭数を示している。
種雄牛は、北海道と都府県でかなり特徴的な使われ方がなされている。種雄牛全体では、都府県が北海道よりも約300頭多く使われているが、種雄牛1頭あたり登録娘牛頭数では北海道が約124頭に対して、都府県はわずか33頭であった。
また、国内繋留種雄牛は1437頭で種雄牛全体の72%を占めるが、このうち北海道と都府県で共通して使われている種雄牛は712頭(50%)であり、残りの半数は北海道と都府県で別々の種雄牛が使われていることを示している。
一方、海外種雄牛は560頭で種雄牛全体の28%を占め、前年よりも40頭減少している。種雄牛1頭あたり登録娘牛頭数では、北海道は国内種雄牛が131頭、海外種雄牛108頭で国内種雄牛の方が娘牛頭数は多いが,都府県では海外種雄牛の方が12頭ほど多くなっている。
表3には、平成16年に登録娘牛を多く持つ種雄牛30傑を示した。これらの種雄牛は、娘牛に係る授精時点におけるNTP上位のものがより多く利用される傾向は年々顕著になってきている。
全国トップはジェスロで、2年連続で唯一娘牛頭数1万頭を超えている。2位のペイトリアークは新しく登場したもので、3位スクリーチは前年4位から2362頭増、4位メダリオン(前年9位)、5位ラモン(28位)など増加が目立つ。一方,前年2位のタムシドは約5千頭減、前年3位のアランも6千頭減少した。
都府県の登録娘牛頭数トップ5はペイトリアーク、デュランゴ、ジェスロ、ジェファーソン、エルフの順。
表1種雄牛1頭あたり登録娘牛頭数(16年全国、その1)
♂1頭当登録娘牛頭数種雄牛頭数関係娘牛頭数(%)
5,000 頭以上758,219(26.3)
3,000~4,999726,614(12.0)
1,000~2,9994367,775(30.6)
100~ 99913944,118(19.9)
99 頭以下1,80125,062(11.3)
1,997221,788(100)
表2種雄牛1頭あたり登録娘牛頭数(16年全国、その2)
区 分全 国(頭)北海道(頭)都府県(頭)
全種雄牛1,9971,3561,652
♂1頭当登録娘頭数111.1123.732.7
国内繋留種雄牛1,4379491,200
♂1頭当登録娘頭数110.9130.729.4
海外種雄牛560406452
♂1頭当登録娘頭数111.5107.541.6
表3登録娘牛を多く持つ種雄牛トップ30(平成16年1~12月)
順位略号種雄牛愛称父牛登 録 娘 牛 頭 数
全国府県全 国北海道都府県
13JP3H03479ジェスロジュラー11,83610,1741,662
21JP4H51368ペイトリアークパトロン9,8158,0021,813
311JP4H09198スクリーチベルウード8,7177,738979
429JP3H03521メダリオンパトロン8,0647,654410
516JP3H51402ラモンルドルフ7,4576,749708
640JP3H51438スリツクルドルフ6,5976,279318
739JP3H51311バツクナーラベール5,7335,413320
864JP3H51503ボストンエアロライン4,9384,764174
97*73H753ルドルフエアロスター4,6843,2781,406
10117JP3H51307タイタンメガバツク3,9073,82582
1118H-3436タム シドスローカム3,4752,814661
1227JP3H51325ポーラーマンパトロン3,4643,034430
132JP5H51351デユランゴダスター3,1051,3131,792
14158JP3H51728シバーコーキー3,0412,99546
153629H08614マラソンメリル2,9932,640353
1697H5157ダーハムエルトン2,7871,4301,357
176P5975マーベリツクベルウード2,2247971,427
181729H09568レビニュールドルフ2,1081,431677
194P5946ジエフアーソンジヤボツト2,0284081,620
205029H9674ドラマチツクフオーメーシヨン2,0251,797228
2134H-3391アランエルトン2,0111,631380
2213JP4H09214ダーラ セルシオサンド1,8711,045826
238JP5H51169アトロンパトロン1,8594551,404
2472JP3H51532ホーネツトルドルフ1,8121,665147
251429H9023ジヨーダンジユラー1,7821,026756
2656JP3H51415ダステイーダスター1,7381,534204
2731H-3262アデイダスマスコツト1,7091,303406
2820200H44モーテイーフオーメーシヨン1,6981,177521
295P5947エルフジャボット1,6972681,429
303272H1758エルヒーローズメイソン1,6631,262401
注) *は海外繋留種雄牛
平成17年3月20日
「審査頭数増える」

~栃木全共に向け前哨!?~
平成16年度の都府県牛群審査と乳用牛改良国際化対応総合推進対策事業に係る体型調査は定期巡回日程をほぼ終了した。
16年度の牛群審査は734戸で7532頭が受検した。また、体型調査の際に合わせて実施している牛群奨励審査が193戸で638頭、個体審査は雌4頭、雄11頭で、合計頭数は8185頭となり前年より32戸301頭増えて5年連続の増加となった。
都府県別では岩手県が767頭でトップを維持し、群馬県と栃木県が600頭台で続いている。以下、熊本県、茨城県、千葉県、長野県、愛知県などの順。
一方、体型調査は1677戸で材料牛と同期牛など合計1万3507頭の体型データを収集し、前年に比べて54戸減少したが頭数では814頭増加した。
この結果、審査・調査の合計頭数は2万1692頭で前年度に比べて1115頭の増加となった。都府県別では熊本県が2241頭で他を圧倒し、次いで岩手県1458頭、群馬県1404頭で、以下、福岡県、栃木県、愛知県、茨城県の順。都府県の平均審査得点は80・79点で前年に比べて0・11点上昇した。
表2には本年度の牛群審査受検農家のうち、年間審査総頭数が多かった上位30傑を示した。
審査頭数が最も多かったのは家畜改良センター岩手牧場(岩手)の119頭で、個人では鈴木基夫さん(愛知)114頭。次いで半沢善幸さん(宮城)、二ツ山牧場(長野)、朝倉修一さん(茨城)、藤枝一郎さん(茨城)など。
都府県では、114頭の雌牛が審査得点90点以上(EX)に評価された。都府県別では岩手県の17頭を筆頭に、栃木県と群馬県が13頭、静岡県9頭、熊本県7頭、福島県、長野県、岡山県の6頭、兵庫県5頭など。
表3には後期にEXに評価された61頭を示している。最高得点牛は笠孝光さん(福岡)のロングフィールドジュラーコンケスト(父ジュラー)で8歳9月、7産次の審査で93点を獲得した。93点は今年度都府県3頭目、歴代で17頭目。
92点は賀集一裕さん(兵庫)のデーリーメードファームチョイスジュラーマドンナと下野照彦さん(鹿児島)所有のダウンヒルスターダムワンダーの2頭。91点は市原正さん(岩手)のセレクトジュラーエースほか7頭、90点が50頭。
なお、ホルスタイン雌牛で審査得点90点以上に評価する場合には、①3産以上で正常分娩し、②305日検定の実乳量が9千㌔以上(F3・2%以上)、③泌乳中である、④けいれん肢がない、などのすべての条件を満たしていなければならない。
表1平成16年度牛群審査・体型調査実施状況(都府県)
県名牛 群 審 査奨 励
審 査
審 査
合 計
体 型 調 査審査/調査
合計頭数
頭 数/前
年度対比
平均
得点
戸数頭数戸数頭 数
青 森963178011581381281.3
岩 手7370760767846911,458-9181.4
宮 城2632524349292025518181.5
秋 田711211123261702935180.2
山 形10828218146228080.4
福 島272631027338226499-13381.4
茨 城384741248654459945-37981.0
栃 木4864025665706461,31111881.2
群 馬6164341684697201,404-23181.3
埼 玉566661381147-4180.8
千 葉4040210412463037157681.3
東 京871711167138481.3
神奈川261751719217135327-1382.8
新 潟251683019819972951481.9
富 山432133977110-779.9
石 川6465516511024081.6
福 井53434542763880.6
山 梨811224136171602967481.0
長 野32359353944135975315481.6
岐 阜878108819137225-2180.7
静 岡201956201312774781981.8
愛 知2231959378799281,30617880.6
三 重133622531-280.9
滋 賀33333161111443179.6
京 都86767437104380.9
大 阪532322378.0
兵 庫30315323474932767413981.2
奈 良463931322-780.6
和歌山00
鳥 取11102141166252764315280.2
島 根141518148153-2579.2
岡 山2321139250685387886281.0
広 島434236362382746279.6
山 口1448191841925979.1
徳 島12931010316101204481.1
香 川6686571479.7
愛 媛1222772343826149512080.7
高 知436367671034981.4
福 岡1821382211601,1271,34816979.8
佐 賀559591587146-280.7
長 崎4353517135170-1079.7
熊 本51435534882171,7532,24123080.3
大 分1210671131730842118780.2
宮 崎151134615992551710-6479.9
鹿児島770219186746837-6279.5
沖 縄1094945078.6
合 計7347,5326538,1851,67713,50721,6921,11580.79
表2審査頭数が多かった酪農家(16年度都府県)
受 検 農 家審査頭数(頭)
家畜改良センター岩手岩手県119
鈴木 基夫愛知県114
半沢 善幸宮城県90
二ツ山牧場長野県86
朝倉 修一茨城県83
藤枝 一郎茨城県65
村岡 良純熊本県65
松本功一郎大分県57
千葉県畜産総研センター千葉県55
萩原 雄三群馬県54
森富夫愛知県53
小林 幸雄栃木県52
(農)長門牧場長野県52
野口 隆司愛知県51
川嶋 一夫群馬県49
(有)加藤牧場埼玉県48
入船福男愛媛県47
仲田 光則山梨県46
新海益二郎長野県44
小針勇栃木県43
尼岡 一元福岡県43
有田 八起熊本県43
神沢勤群馬県42
渡辺修一郎岐阜県42
大沢 文孝愛知県42
鈴木 傳治愛知県42
荒井裕一郎茨城県41
斎藤 将聡群馬県41
山梨県酪農試験場山梨県41
松島 喜一熊本県41
表3平成16年度後期都府県で90点以上の雌牛
名 号
( 父牛名号 )
(産地)得点
年齢
県名
酪 農 家 氏 名
ロングフイールド ジユラー コンケスト(自家)93福岡県
(ケーイーデイー ジユラー ET)08-09笠 孝光
デ-リ-メ-ドファーム チヨイス ジユラー マドンナ(自家)92兵庫県
(ケーイーデイー ジユラー ET)08-01賀集 一裕
ダウンヒル スターダム ワンダー(自家)92鹿児島県
(ハノ-バ-ヒル スタ-ダム)07-04下野 照彦
セレクト ジユラー エース(自家)91岩手県
(ケーイーデイー ジユラー ET)05-08市原 正
ヘンガーベルト オークリード クララ(自家)91岩手県
(レイマウポンド オーク リード ET)05-11山下 正二
クラツクホーム クールクール クーマ(自家)91福島県
(ノリーレーク クレイタス リユーク フタゴ)06-01郡山市畜産振興公社
ニセコヌプリ クリーメル ロマンス ET(北海道)91福島県
(ケーイーデイー ジユラー ET)06-10成田 昌弘
リバーフイールド サニーデール アパツチ(自家)91山梨県
(ブラウンデ-ル アパツチ ET)07-05江野沢伸一
ラツキーマーシユ マイナー マリナー(自家)91長野県
(ルツツメドース ビー エス マイナー ET)07-09新海益二郎
ハーバーランド フエラガモ RED(自家)91兵庫県
(ボーレツト チヤールズ ET)08-08小泉 晶司
サビツジデール リンカーン アストロ(自家)91兵庫県
(ハノ-バ-ヒル リンカ-ン ET)11-06赤松 清助
ドリームランチ エモリー ハリエット(自家)90岩手県
(エムジェーアール ブラックスター エモリー ET)06-06藤岡 俊策
グリーンリバー マスコット クリストファー(自家)90岩手県
(マラトーン マスコット アデイダス ET)05-06折元金喜千
ロックスプリング ジョイフル スターダム ジェッド(自家)90岩手県
(ジュニパー ローテート ジェッド ET)05-04岩泉 篤
ストリーム ジョハナ アンデイ(自家)90岩手県
(コムスター アウトサイド ET)04-02残間 栄一
レーモンデール ストーム デラ(自家)90岩手県
(モーリン ストーム ET)05-11下舘 岩吉
ノースランド レクサス ジョハナ(自家)90岩手県
(ラッッチ レクサス ET)04-10外谷 辰也
プロスペリー プリンセス ボーレット(自家)90岩手県
(ボーレット チャールズ ET)04-09佐野 茂樹
プロスペリー ライル ポリー セルシアス(自家)90岩手県
(エタゾン セルシアス ET)04-08佐野 栄
マンテラ CL インスパイア アサヒ(自家)90岩手県
(コムスター リーダー ET)07-02川又 紀元
カードア ルドルフ タイデイ(岩手県)90岩手県
(スターモア ルドルフ ET)06-09加藤津賀男
ハンザワランド クレント ボイス(自家)90宮城県
(シテイエッジ サウスウインド クリント ET)05-09半澤 善輝
ユニオンデール マスカット ウイニー(自家)90福島県
(パーカー エアロ ウエード ET)05-11今野 剛
レーモンデール ビースター デイロン(北海道)90福島県
(ルッツメドース ビースター ミックス ET)05-07小林 知史
ワイエムデイー カスガ ルドルフ アイドル(北海道)90茨城県
(スタートモア ルドルフ ET)07-04弓家 善一
スノーライト プリンセス ウイニー コラ(自家)90栃木県
(デユパスクワイアー ウインドスター)04-08眞島 大輔
リージェント リーダー キム(自家)90栃木県
(コムスター リーダー ET)04-07和田 泰
メリーランド イーグル ハーゲン ET(自家)90栃木県
(ルッツメドーズ イー マンデル ET)07-01狸塚 信夫
メリーランド リンデイ ハーゲン(自家)90栃木県
(エー タウンソン リンデイ ET)05-06狸塚 信夫
メリーランド ウインドスター ヘデイー(自家)90栃木県
(デユパスクワイアー ウインドスター)04-05狸塚 信夫
プリンセス ジェネラル アポロ(北海道)90栃木県
(ウエルブルック ジェネラル エー ET)08-07笹沼 正一
シルクランド バインデール ナイト(自家)90栃木県
(バインデール テルスター エース)08-02小林 幸雄
ピーチヒル マスコット ゴールド(自家)90群馬県
(マラトーン マスコット アデイダス ET)04-05清水 邦男
レデイ サベージ ロゼッタ(北海道)90群馬県
(シェードイーレインシー サベージ ET)07-00長坂 喜義
ラブリーファーム アイリス サベージ スターダム(自家)90群馬県
(シェードイーレインシー サベージ ET)04-03長坂 喜義
ミッドグリーン アトラス ラビッシュ(自家)90群馬県
(ヒューチャランド ロード アトラス ET)04-06細井 幸夫
ダンスフェザー カビー ヤング(北海道)90群馬県
(ダイヤモンドダブリュー エスダブリュー カビー ET)06-11斉藤 将聡
バンブー カールトン エラ ミヤコ(自家)90群馬県
(ジレット カールトン ET)06-01都丸 進
ダッチランド アスター バリアント ET(自家)90千葉県
(デユリーガル アスター スターバツク ET)08-11作田 知志
ジーエス ハリエット カビー ET(自家)90長野県
(ハーホー カビー マンフレット ET)04-04金井 真一
エンデヴア ヘンドリカ シルキー セット(自家)90長野県
(シルキー クストー ET)04-09塚田伊佐男
パイニーヒル リンデイ タブ(北海道)90静岡県
(ライブストック ボナンザ ET)06-08大美伊豆牧場
アサギリ マーテイ クリステイー ET(自家)90静岡県
(ライスクレスト マーテイ ET)04-06大美伊豆牧場
クワイエットヒル モーニング ムスメ(自家)90静岡県
(ジュニパー ローテート ジェッド ET)04-11矢田 敏郎
ピュアリテイー シュレイダー エモリー ミュー(自家)90静岡県
(エムジェーアール ブラックスター エモリー ET)06-10長田 浩司
イーストファーム ハッピー フォーメーション メル ET(自家)90愛知県
(シェンバル エヌブイ エルエム フォーメーション ET)06-07森 富士樹
ラーンデール ジャステイン アンナ(自家)90京都府
(ハノーバーヒル リンカーン ET)09-01谷口 学
ラーンデール エース ジュラー(自家)90京都府
(ケーイーデイー ジュラー ET)07-01谷口 学
ハーバーランド ローヤル ポケモン(自家)90兵庫県
(ルッツメドース ビースター ミックス ET)07-04小泉 晶司
リッチラブ フラワー リンデイ(北海道)90鳥取県
(エー タウンソン リンデイ ET)06-03佐藤 俊彦
YMD ユリアナ エルトン ブルーナ(北海道)90岡山県
(レーガンクレスト エルトン ダーハム ET)04-09原野 末広
エスエフ アイオン セジス(自家)90岡山県
(サンドウオーター アイオン ET)05-11妹尾 始
2 ウイング ビー ジェー ロマンス フタゴ(岡山県)90岡山県
(ロンナン マーク ビー ジェー ET)06-07羽出木総合農場
ビースター マスコット ゴールド(自家)90徳島県
(マラトーン マスコット アデイダス ET)05-01広沢 克典
ヒルソンファーム チェリー サウスウインド バーリー(自家)90高知県
(ヒューステッド サウスウインド ボー ET)06-05岡村 開
サニーフイールド ルドルフ シエリー(北海道)90熊本県
(スターモア ルドルフ ET)06-09松島 喜一
ナガタファーム マークウエル ライスクレスト ブラックスターET(自家)90熊本県
(ライスクレスト マーテイ ET)05-01永田 浩徳
テイー エッチ アイオン マーク(自家)90熊本県
(サンドウオーター アイオン ET)05-04清水 大
テイエッチ ウエード アマラ(自家)90熊本県
(パーカー エアロ ウエード ET)06-00本田 哲裕
プロスペラス ルドルフ ルアン(自家)90大分県
(シー ラトーマ ドナーロ)05-11繁田 昌人
プロスペラス レッドマーカー ケイツ RED(自家)90大分県
(インデイアンヘッド レッドマーカー ET)04-09繁田 昌人

平成17年3月20日
「遺伝的水準高い日本の種雄牛」

~乳用種雄牛評価成績2005-2月~
NTP世界100傑に20頭乳量、蛋白質は日本が最高峰
本年2月の乳用種雄牛評価(2005―2月)では、ヘンカシーントップドリームETが初登場でNTP1位になった。また、インターブル評価では日本の後代検定参加牛が乳脂量で世界1、2位を占めたほか、乳量は世界のトップ100以内に32頭入るなど引き続き好調であった。なお、今回から遺伝ベースを変更した。
国内1位はトップ・ドリーム
表1は、インターブル参加の主要国における乳量の種雄牛平均評価値を比較している。1989年生まれの種雄牛の遺伝評価値でカナダ、オランダに次いで低かった日本が、1999年生まれでは主要国中で最も高い平均値になっている。
また、表2には日本でインターブル評価の上位に入っている種雄牛を示した。ウイン・スターが前回に引き続き乳脂量で世界1位を堅持しているほか、新規検定済みのヘンカシーントップドリームETはNTP3位、乳量2位、乳蛋白質量2位など健闘している。因みに、世界のトップ100位以内に占める日本の種雄牛頭数はNTPで20頭、乳量32頭、乳脂量35頭、乳蛋白質量36頭、肢蹄21頭、乳器11頭など。
遺伝ベースを変更
最近5年間の遺伝的改良量はNTPで591、乳代効果で+3万5452円、乳量で+478㌔ほどと増加している。そこで、今回評価から5年に1回、遺伝ベースを変更することになり、すなわち、今回は平成12(2000)年生まれの検定牛の平均をゼロとしたために、前回と比べてNTPで591ポイント減少するなど、各評価値で低く表示されているが、遺伝的能力そのものに変化があったわけではなく、順位付けも変わりはない。
さて、別表には国内種雄牛のNTPトップ40頭とインターブル評価値から計算した海外種雄牛のNTP上位牛を示している。
国内のNTPトップは今回新規選抜のトップ・ドリームでNTP、乳代効果、乳量、無脂固形分(SNF)量、乳蛋白質量でいずれもトップの成績を挙げている。
2位は前回まで1位のタイタニックで、NTP3位以下を大きく引き離し、乳成分量・率はオールプラスの値。3位は前回14位のトレビノで順位を大幅に上げている。4位オーファン(前回3位)、5位アルカディア(同2位)、6位ノマド(同7位)、7位スクリーチ(同)など前回と同様に上位に留まっている。また、8位ジェスロは前回34位から一気にトップ10以内に返り咲いた。
このほか、新規選抜種雄牛では18位モジュレーション、22位オーストラリア、34位アクエリアスの3頭が登場。
次に海外種雄牛の評価成績では、アルタジェンアイ2866ETが前回に続いてNTP1位、2位のアートエーカースウイン395ETとともにNTP+2000以上となっている。3位BWマーシャル、4位プロスペクト、5位には前回初登場のマジカル、7位に新顔のプラトーが登場している。
どの形質を改良するか
雌牛の改良にはNTPトップ40の種雄牛がより効果的である。その場合には、個々の雌牛の弱点を改良する種雄牛を選ぶことが大切である。紙面左側には国内種雄牛について、主な形質別の評価値トップ10を示した。NTP1位のトップ・ドリームが4つの泌乳形質でトップを独占したほか、乳脂率ではウイン・スター、乳蛋白質率とSNF率はジェファーソンがそれぞれ1位。体型形質では決定得点、肢蹄、乳器でジェスロがトップになっている。
これからは泌乳能力と合わせて長命連産や耐久性がますます重要になってくるので、特に乳器や肢蹄の改良が期待できる種雄牛を交配することが望ましい。
表1種雄牛評価値の平均(乳量)
単位: kg
生年日本アメリカフランスカナダオランダ
1989-429-271-124-761-510
1994-13140131-287-94
1999759647616323276
注) 日本の雌牛(2000年生まれ)の平均能力を0として表示。
表2インターブル上位にいる日本の種雄牛
形質種雄牛名号順位備考
N T Pヘンカシーントップドリーム3 位国産
キヤローゼルアス タイタニツク ET4 位
乳 量ヘンカシーントップドリーム2 位国産
乳脂量デ コール ウインチエスター スターバツク1 位国産
リプルリツジ ウイン オーフアン ET2 位
蛋白量ヘンカシーントップドリーム2 位国産
乳用種雄牛評価成績2005-2月(供給可能種雄牛NTPトップ40)
略 号種 雄 牛 名 号N T P乳 量父牛母方祖父牛
1NJP3H52078ヘンカシ-ン トツプ ドリ-ム ET1,9742,238テスク テリーメイソン
2JP3H51676キヤロ-ゼルアス タイタニツク ETCV1,9391,242コーキールーク
3JP3H51825テスクホ-ム マ-テイ トレビノ ET1,6921,771マーテイーマンデル
4JP5H51766リプルリツジ ウイン オ-フアン ETCV1,6431,140ウインチエスタールーク
5JP5H51805RCA アルカデイア1,6331,139ウインチエスターセルシアス
6JP5H51940アルタジエン マンフレツド ノマド ET1,6171,175マンフレツドルーク
7JP4H09198ロ-ドビユ- タイデイ ビ- スクリ-チ ET1,6081,959ベルウードエルトン
8JP3H51688ヘンカシ-ン ハンク ET1,5891,061マテイー Gニツク
JP3H03479ロイレ-ン ジエスロ ET1,5891,140ジユラーエアロスター
10JP3H51870オ-ルドタウン ウインチエスタ- バロン ET1,5761,406ウインチエスタールーク
11JP4H51555デイクシ-リ- クレイタス コ-キ- ブリザ-ド ETCV1,5131,457コーキールーク
12JP3H51853サンデイバレ- バレツト ET1,5011,284アメルベルウード
13JP4H51826アイランド ウインチエスタ- ドリ-ム ET1,438963ウインチエスターリードマン
14JP5H51554デ コ-ル ウインチエスタ- スタ-バツク1,391840ウインチエスタースターバツク
15JP5H51746タグレ-ン マテイ- アンコ-ル ET1,3781,602マテイー Gルーク
16JP3H51680ラタツチ サムソン ET1,339942キヤタリストエアロスター
17JP3H51968エメラルドエ-カブイア-ル カルビン ET1,3331,583マンフレツドエルトン
18NJP4H51992グリフイス モジユレ-シヨン ET1,326912グレンウードベルウード
19JP5H51351テスクホ-ム デユランゴ ET1,3231,532ダスターオスカー
20JP3H51728ユング コ-キ- シバ- ET1,309885コーキールーク
21JP3H52058レ-ガンクレストビ- ミツク ET1,3011,682マンフレツドエルトン
22JP4H09214ロイアルオ-ク ダ-ラ セルシオ ETCV1,300638サンドマスコツト
NJP3H51906ホ-ストデ-ル ニユ- ホクト オ-ストラリア ET1,300615ロナルドセルシアス
24JP5H51942タイデイブルツク マンフレツド チム ET1,2931,642マンフレツドベルウード
25JP5H51830ホクト マラソン マナ- ベテイ- ET1,2901,808ウインチエスターベルウード
26JP3H51821ノリ-レ-ク マ-テイ フロスト ET1,276773マーテイーエルトン
JP3H51851ラピツド ベイ ウイナ- ET1,2761,396ウインチエスターロツキー
28JP3H51849チエリ-ロア ウインチ マリナ- ET1,2721,391ウインチエスターセルシアス
29JP2H51497ホナミ エム ビ- ビ- チ-フ ブロツク ET1,2631,988ストームリードマン
30JP3H51325ホナミ エム ビ- ビ- ポ-ラ-マン ET1,262966パトロンサウスウインド
31P5946タイデイブルツク ジエフア-ソン ET1,259572ジヤボツトエルトン
32P5947デカエ-カ-ス ジヤボツト エルフ ETCV1,2461,304ジヤボツトエルトン
33JP5H51740エメラルドエ-カ-スエスエ- テイ-モンテ ET1,230829マテイー Gマンデル
34NJP5H51763RCA アクエリアス1,2171,331マンフレツドベルウード
35JP5H51856ノブ ブリスク ET1,193963ノバリスマスコツト
36JP5H51169RCA アトロン ET1,181835パトロンリードマン
37JP3H51622マ-クウエル ウエ-ド ドミナンス ET1,174873エアロ ウエ-ドル-ク
JP4H51721ハツピ-ライブ マンチエスタ- ETCV1,1741,371ウインチエスターエルトン
39JP3H51311グレントクテイン バツクナ- ET1,171744ラベ-ルマスコツト
40JP5H51281プレザントホ-プ ルドルフ ベチ- ET1,1701,023ルドルフマスコツト
(参考: 海外種雄牛NTP上位15頭)
1C7H 6645アルタジエンアイ 2866 ETCV2,1042,014ウインチエスタ-ルーク
2AHG-979514ア-トエ-カ-ス ウイン 395 ET2,0162,015ウインチエスタ-パトロン
3A7H 5375マラソン BW マ-シヤル ET1,8791,746ベルウードエルトン
4A29H10312メインストリ-ム プロスペクト ET1,8551,790ウインチエスタ-パトロン
5A200H 170メインストリ-ム マジカル ET1,8461,266ダ-ハムニツク
6A7H 6417オ-ビ- マンフレツド ジヤステイス ET1,8401,042マンフレツドエルトン
7A1H 6718バンデ-ジピ-テイ- プラト- ET1,7761,579ランツロード リリー
8A11H 5863エツチシ-ジエン ユタ ET1,7691,839マテイ- ジ-エルトン
9A200H 4624ブリギ-ン ジバンシ- ET1,7651,927スト-ムマンデル
10A29H 8246フユ-ステツド バイタル サイン ETCV1,7331,805ルークベル ジ-ン
11A200H 3121ハ-トライン タイタニツク ET1,7281,120スト-ムリ-ドマン
12A200H 4648レ-ガンクレストエルエツチ モデスト ET1,7221,300ダーハムエアロスター
13A29H 8375ライスクレスト ランツ ETCV1,6651,601ルークサウスウインド
14A1H 6671ライスクレスト マ-フイ- ET1,6441,652マンフレツドルーク
15A1H 2406ヘブロンリツジ マンフレツド ボウ ET1,6271,787マンフレツドエルトン
注1) 国内種雄牛の名号前のNは新規選抜牛。海外種雄牛はA:アメリカ、C:カナダ、H:オランダを示す。
注2) 名号後のCVはCVMキャリア、未表示はCVM正常。MFは単蹄。また、掲載牛はすべてBLAD正常。
乳 代 効 果
略 号愛称EBV円
1NJP3H52078トツプ ドリーム154,194
2JP4H09198スクリ-チ136,216
3JP2H51497チ-フ ブロツク129,514
4JP5H51830ホクト128,054
5JP3H51825トレビノ121,571
6JP5H51942マンフレツド チム118,211
7JP3H51968カルビン113,575
8JP3H52058ミツク113,057
9JP3H51870バロン110,035
10JP5H51746タグ マテイ-107,230
乳 量
略 号愛称EBVkg
1NJP3H52078トツプ ドリーム2,238
2JP2H51497チ-フ ブロツク1,988
3JP4H09198スクリ-チ1,959
4JP5H51830ホクト1,808
5JP3H51825トレビノ1,771
6JP3H52058ミツク1,682
7JP5H51942マンフレツド チム1,642
8JP5H51746タグ マテイ-1,602
9JP3H51968カルビン1,583
10JP5H51351デユランゴ1,532
乳 脂 率
略 号愛称EBV%
1JP5H51554ウイン スタ-0.48
2JP5H51766オ-フアンCV0.28
3NJP4H51992モジユレーシヨン0.21
4NJP3H51906オーストラリア0.14
5JP3H51311バツクナー0.13
6JP4H51826ウイン ドリーム0.10
7JP3H51870バロン0.09
8JP5H51805アルカデイア0.07
JP3H51688ハンク0.06
P5946ジエフアーソン0.06
乳蛋白質率
略 号愛称EBV%
1P5946ジエフアーソン0.24
2JP4H09214セルシオCV0.15
3NJP4H51992モジユレーシヨン0.12
4JP3H51688ハンク0.10
5JP3H51680サムソン0.10
JP3H51311バツクナー0.08
7JP5H51805アルカデイア0.06
NJP3H51906オーストラリア0.06
9JP3H51676タイタニツクCV0.03
10JP3H51728シバ-0.03
無脂固形分率
略 号愛称EBV%
1P5946ジエフアーソン0.24
2NJP4H51992モジユレーシヨン0.16
3JP4H09214セルシオCV0.16
4JP3H51680サムソン0.14
JP3H51688ハンク0.13
6NJP3H51906オーストラリア0.10
7JP5H51940ノマド0.08
8JP3H51676タイタニツクCV0.07
JP3H51728シバ-0.07
JP3H51853バレツト0.05
決定得点
略 号愛称EBV点
1JP3H03479ジエスロ1.91
2JP5H51940ノマド1.21
3JP5H51740テイ-モンテ1.21
4JP3H51676タイタニツクCV1.18
5JP3H51825トレビノ1.03
6JP3H51853バレツト1.01
7JP3H51821フロスト0.99
8JP4H51826ウイン ドリーム0.92
9JP3H51851ウイナー0.89
10JP5H51766オ-フアンCV0.87
肢蹄
略 号愛称EBV%
1JP3H03479ジエスロ1.06
2JP3H51849マリナー0.99
3JP5H51940ノマド0.98
4JP3H51821フロスト0.74
5JP5H51766オ-フアンCV0.73
6JP3H52058ミツク0.63
JP3H51622ドミナンス0.63
8JP4H51826ウイン ドリーム0.55
9JP3H51870バロン0.54
10JP3H51825トレビノ0.48
乳器
略 号愛称EBV%
1JP3H03479ジエスロ1.56
2JP3H51676タイタニツクCV1.54
3JP3H51821フロスト1.39
4NJP3H51906オーストラリア1.36
5JP5H51940ノマド1.27
6JP3H51622ドミナンス1.18
7JP5H51740テイ-モンテ0.93
8JP3H51851ウイナー0.92
9JP4H51826ウイン ドリーム0.89
10JP4H09198スクリ-チ0.88
平成17年3月20日
「母牛の個体識別番号も併記して!」

~登録申込書の様式を変更~
日本ホル協では昨年11月から、各都府県の本会支部・承認団体を通じて、個体識別番号と従来の血統・種系登録番号の照合作業をお願いし、回収したものから随時入力作業を進めているところです。会員酪農家をはじめ登録委員の皆様には多大のご協力をいただきありがとうございました。
しかしながら、まだ一部未回収のところが残っており、この作業が完了するまでには、しばらく時間を要することから、このほど、血統登録申込書の母牛登録番号欄の上に「個体識別番号記入欄」を新たに設けて、個々の登録申込みからも7桁登録と個体識別番号の整備を行うことにしました。
新しい申込書の記入にあたっては、母牛が従来の7桁血統登録番号や基礎・二代本登録番号を持っている場合に個体識別番号と登録番号の双方を必ず記入願います。
新様式の申込用紙は3月初旬に各都府県支部・承認団体に配付済みですので、できるだけ早く新様式の申込書を利用していただくようお願いします。なお、現行の申込書を利用する場合は、母牛欄の余白に10桁の個体識別番号を併記願います。
別図は新しい血統登録申込書の記入例です。順番に従って正確に記入して下さい。
①まず、申込種別(血統登録、再交付、更正、書換、本牛同時移動)に○をつける。
②申込年月日は各都府県窓口に提出する日付とする。
③申込牛の10桁耳標番号を正確に記入する。
④再交付申込などの場合は旧登録番号(7桁)を記入する。
⑤輸入牛の場合に輸入元の外国符号を記入する。
⑥雌・雄に○を付し、赤白斑(RED)、異常斑紋(OC)、受精卵移植(ET)、輸入牛、フタゴなど該当するものに○をつける。
⑦希望名号は濁音、スペース含め31文字以内で記入する。
⑧母牛の10桁個体識別番号を必ず記入(新設)する。
⑨母が無登録や登録申請の場合に○をつける。
⑩母牛が7桁血統登録や基礎・二代本登録の場合は登録番号も記入する。

平成17年3月20日
「NTPトップ10に3頭」

~能力・体型改良にLIAJ種雄牛~
平成17年2月14日、本年度4回目の「乳用種雄牛評価成績2005―2月」が独立行政法人家畜改良センターから公表された。今回は、各人工授精団体から新たに選抜された4頭を含めて、91頭の種雄牛が供用されることになった。このうち、家畜改良事業団の供用種雄牛(LIAJ種雄牛)は、NTPトップ40に新規牛1頭を含む15頭がランクインし、NTPランキングの第4位にオーファン、第5位アルカディア、第6位ノマドがTOP10にランクインした。(家畜改良事業団)
ウインチェスターの息で国内実力トップ
家畜改良事業団が繋養する種雄牛のうち、NTPトップ40にランクインした種雄牛の遺伝評価成績は別表のとおり。
平成15年2月の評価でランクインして以来、常にNTP上位に位置し続けるウインチェスターの息牛「オーファン」は、今回もNTP第4位の成績を納め、乳脂量では第2位というすばらしい泌乳能力を示している。
また、昨年8月の公表以来上位にランクインし続けている「アルカディア」、「ノマド」も今期成績で第5位、6位にランクされている。
「アルカディア」は泌乳形質では抜群の能力を示しており、特に乳脂量、蛋白質量の改良では特筆される。「ノマド」は泌乳能力もさることながら乳器、肢蹄の改良には欠かせない種雄牛である。
「リプルリッジウインオーファンET」は2004―2月にNTP第7位で新規選抜されて以来、5回の成績公表にわたって、同じくウインチェスターの息牛である「JP5H51554ウインスター」、「JP5H51805アルカディア」とともに上位にランクしており、今回はNTP+1643でランク4位(アルカディアは5位)に入り、ウィンチェスターの息牛で最も高い評価を得ている。
この成績を支えているのは、産乳能力における乳脂量EBV+69㌔、乳脂率EBV+0・28%で共にランク第2位であり、非常に高い泌乳能力を持ち合わせている。
また、体型では鋭角性SBV+3・49、後肢後望+2・55はトップクラスであり、乳器では後乳房の高さ、幅、懸垂について特筆され、乳器の改良には最適な種雄牛と言える。
オーファンを輩出した母リプルリッジルークオーキッドET(父ルーク)は、世界中の授精所の注目を集めたマーリバーベルウードオレンジ(父ベルウード)やビジョンジェンオメガET(父ファタール)と同一の母系で、今でもランキング上位には常に数頭の血縁牛がおり、産乳能力の高さでは定評のファミリーである。国内では富良野市・三好牧場所有のサリーマーシャルオメガETが2004―11月のNTPランキングで68位に位置し注目を集めている。
このファミリーの遺伝能力はオーファンの娘たちにも確実に受け継がれており、特に後乳房が高く、幅のある乳器を持ち、乳用性に富んだ娘牛が多く見られる。オーファンは乳脂肪や乳器を改良したい牛への交配を勧めたいが、CVMの可能性のある血統への交配には注意されたい。
わが国屈指アニーファミリーから新たな種雄牛
NTP+1633、全国第5位の成績で公表された「RCAアルカディア」の母「RCAセルシアスアニーET」は、2000―Ⅰの評価でNTP全国第9位でデビューして以来、常にNTPの上位を維持しており、姉妹の中でも特に乳成分の高さで顕著な能力を発揮し、体型的にはしっかりしたフレーム、高い後乳房と幅のある良好な乳器が特徴である。
初産の産子である「アルカディア」は、NTPランク第5位と前々回(2004―8月)、前回公表(2004―11月)に続いてTOP10ランクインとなっている。特に能力面では、乳脂量EBV+69㌔(全国第2位)、乳蛋白質量EBV+42㌔(全国第5位)というトップクラスの実力を発揮している。
また、今回の公表で第36位にランクされた伯父の「JP5H51169RCAアトロン」(父パトロン)、従兄弟の「RCAサンシャイン」も鋭角性に富み、後乳房の高さ、後乳房の幅に改良力を発揮しており、アニー・ファミリーの遺伝的能力の高さがうかがえる。
さらに、今回公表で新規種雄牛として泌乳能力、体型ともにすばらしい「RCAアクエリアス」(愛称「アクエリアス」)が選抜され、アニー・ファミリーの活躍が一層期待される。
乳器、肢蹄の改良はノマドにお任せ!
「アルタジェンマンフレッドノマドET」(愛称「ノマド」)は、2004―8月の評価においてNTP+2184と全国第8位の成績で供用が開始された。今回の評価では、NTP第6位でマンフレッドの息牛中ナンバーワンの成績が公表された。
母牛「ニタ」(2004―8月のCTPI+1706)は高能力・好タイプで、常にアメリカの雌牛評価の上位に位置し、現在はその娘たちがカナダにもまたがって一大ファミリーを築いている。
これに泌乳能力に定評のある父、マンフレットを交配して作出された「ノマド」は能力・体型ともに高い改良力を発揮するバランスのとれた種雄牛である。特に乳器のEBV+1・27はランク第5位であり、乳器形質の中でも前乳房の付着、後乳房の高さ、懸垂に優れ、乳器の改良に非常に期待が持てる。さらに肢蹄は、蹄の角度は最適で、後肢後望も「平行」で、肢蹄の強さも特筆される。
産乳成分では、無脂固形分率+0・08%、蛋白質率+0・01%ともにプラスであり、体型、乳成分量ともに期待に応える成績を示している。このような成績から、牛群において乳器、肢蹄の改良を重点に、同時に乳量や乳成分も共に改良しようとする方には最適な種雄牛といえる。
娘牛653頭で実力証明「ジェファーソン」
今回の成績で、NTP40傑に再度ランクインした「タイデイブルックジェファーソンET」(愛称「ジェファーソン」)はセカンドクロップの娘牛653頭の成績がその実力を証明することとなった。全国各地の共進会でも上位入賞を果たしており、今後の活躍が期待される。
2005―2月 NTPトップ40 L I A J種雄牛
略 号愛 称CV順位NTP乳代効果%RMILKFAT%SNF%PRO%肢蹄乳器得点SCS分娩難易気質搾乳性頻度%父名号血統濃度
JP5H51766オ-フアンCV41,64394,447851,1400.28-0.19-0.060.730.780.872.461001002.38ウインチエスター100
JP5H51805アルカデイアTV51,63390,633761,1390.07-0.080.060.440.440.152.451001000.92ウインチエスター100
JP5H51940ノマドTV61,61787,511861,175-0.250.080.010.981.271.212.691001000.00マンフレツド100
JP5H51554ウインスタ-TV141,39180,488848400.48-0.11-0.01-0.050.440.162.861011000.00ウインチエスター100
JP5H51746タク マテイ-TV151,378107,230791,602-0.34-0.19-0.11-0.130.720.762.801001010.00マテイー ジー100
JP5H51351デユランゴTV191,323106,455881,532-0.26-0.15-0.100.210.300.362.461001001000.88ダスター100
JP5H51942マンフレツド チムTV241,293118,211811,642-0.23-0.10-0.110.320.120.252.571001001.08マンフレツド100
JP5H51830ホクトTV251,290128,054801,808-0.17-0.24-0.210.26-0.41-0.052.40100970.00ウインチエスター100
P5946ジエフア-ソンTV311,25956,223985720.060.240.240.23-0.020.002.681021011000.78ジヤボツト100
P5947エルフCV321,24688,611961,304-0.31-0.10-0.050.390.360.412.901011001000.91ジヤボツト100
JP5H51740テイ-モンテTV331,23066,959798290.04-0.020.000.190.931.212.481011002.27マテイー ジー100
JP5H51763
new
アクエリアスTV341,21798,726811,331-0.230.03-0.040.45-0.080.342.66991000.00マンフレツド100
JP5H51856ブリスクTV351,19372,91480963-0.150.040.00-0.630.850.512.531001000.00デルタ ノバリス100
JP5H51169アトロンTV361,18166,355868350.01-0.020.020.120.620.302.531001011000.62パトロン100
JP5H51281ルドルフ ベチ-TV401,17067,358901,023-0.33-0.060.03-0.450.820.712.091001000.26ルドルフ100
平成17年3月20日
「根室産しまホッケ&ワールドカップ」

~山形発審査余滴~
山形新幹線で山形に着く。初日の定宿は全国チェーンの○ワンホテル。夕食は必ずホテル地階の頑固オヤジがやっている小さな居酒屋だ。
ここの定番は、ナント北海道根室産のしま(縞)ホッケだ。道産子の私は「北海道以外でホッケは喰うべからず」の家訓?をずっと固執してきたが、何年か前に、この店に入って「根室産」に釣られて?しまホッケを注文した。出てきたホッケの開きは大きく、脂が乗って、久しぶりにホッケの味がした。それからは目黒のサンマではないが、山形と言えばしまホッケだ。
さて、ホッケが焼き上がるまでの間、晩秋には欠かせないこの土地の名物「芋煮」を注文してみた。
芋煮は、大勢で河原に火を焚いて、大鍋に里芋やコンニャク、ネギなど野菜を放り込みしばらく煮込んだ後に、山形特産の「米沢牛」を惜しげもなく入れ、醤油味でやや甘めに味付けした庶民の味だ。
しかし、居酒屋で出てきた深皿にこじんまりと盛られた芋煮はいかにも味気ない。芋煮は河原に大勢でワイワイ食わなきゃ芋煮にあらず。あとから出てきたホッケに救われたから良かったが・・・。
もう1つ、山形といえば2002年の日韓共催サッカー・ワールドカップだ。
日本の初戦、対ベルギー戦の夜は山形新幹線の終着駅、新庄駅前のビジネス旅館に泊まった。部屋に入ってテレビのチャンネルをNHKに合わせたが、画面はザザザーッとなって何も見えない。2チャンネルの有料×××ビデオでもないのに何故っ!同行した山形県ホル協の高橋局長の部屋も同じで、「受信料払ってねぇんでねーか」。
せっかく、仕事を早く?終わらせて楽しみにしていたワールドカップの日本チーム初戦を見ることができず、消化不良の夜を過ごしてしまいましたからぁ、残念!(純)

平成17年3月20日
「8部門で日本記録」

~16年全国年型別高記録牛~
平成16年の全国における年型別乳量・乳脂量(305日および365日検定、2回搾乳)で合計8頭の日本記録が誕生した。中でも北海道豊頃町・井下牧場所有のアイリッチルドルフエイダETは成年型305日および365日乳量の日本最高記録を塗り替えた。このほか、2年型365日と3年型305日乳量でもこのクラス初となる乳量2万㌔達成牛が誕生している。都府県牛も健闘し、4部門で16年次のトップ成績を飾っている。
日本歴代最高乳量も
日本ホル協はこのほど、平成16年1~12月末までに検定成績証明された中から、年型別乳量・乳脂量の高記録牛をとりまとめた。表には各年型別乳量、乳脂量(305日・365日、2回搾乳)の全国トップ牛を示している。表中、名号の前の*印は日本記録更新牛。
今回、各年型で歴代記録を更新したものは、乳量部門の305日、365日検定でそれぞれ3頭、乳脂量部門で各1頭ずつの合計8頭であった。
中でも、北海道豊頃町・井下英透さん所有のアイリッチルドルフエイダET(体型得点85点、父ルドルフ)は成年型305日検定で乳量(M)2万4622㌔、乳脂量(F)942㌔、平均乳脂率3・8%、365日検定でもM2万7687㌔、F1041㌔を記録し、これまで帯広市・杉浦尚さん所有のワイケーティーテッチェアマンダが持っていた全年型での乳量日本最高記録を塗り替えた。なお、エイダ号は乳脂量でも16年の全年型でトップになっている。
2、3歳級で初の2万キロ牛
井下牧場ではこのほか、2年型乳量でUS マーセルテレサランツET(81点、父ランツ)が365日、M2万2106㌔を記録して、このクラス初の乳量2万㌔牛になった。また、2・5年型では同牧場のアイリッチマイカエアロET(85点、父ルドルフ)が305日および365日乳量の2部門で日本記録を更新した。今回、井下牧場は各年型乳量・乳脂量の合計32部門のうち9部門でトップ成績を飾っている。
次に、3年型の305日乳量では更別村・天野洋一さん所有のレデイスマナーギャルズパラダイス(87点、父コンビンサー)がM2万112㌔でこのクラスで初の乳量2万㌔を達成している。また、2年型乳脂量では紋別市・永峰勝利さん所有のビクトリアエイリアンヘラルドET(82点、父デルタヘラルド)が305日でF720㌔、365日でF851㌔を記録し、同年型の乳脂量日本記録を塗り替えた。
このほか清水町・西倉敏昭さん所有のウエストヘイブンマティーレデイが4・5年型305日乳量で、また、別海町・伊藤敏彦さんのVTクロスマークスマンが5年型乳量でともに歴代2位の高記録を得ている。
都府県でも4頭が健闘
北海道での高記録が多い中で、都府県繋養牛も4頭入っている。
3年型乳脂量では京都府網野町・吉原安夫さんの所有牛、タイニースノーフェアリーインブリザードETが305日検定でF825㌔(歴代3位)、365日でもF866㌔を記録して2つのクラスで全国トップとなった。
また、同クラスの365日乳量では福島県須賀川市・小林知史さん所有のグレースビースターダビドソンがM2万1100㌔を記録。さらに4年型365日乳脂量では群馬県笠懸町・松井茂登司さんのウィンザーレクサスがF849㌔を記録している。
表年型別乳量・乳脂量トップ牛(平成16年全国、2回搾乳)
平成16年1~12月末証明分。名号の前の*印は日本記録更新牛
年型種別名号父牛愛称乳量kg乳脂量kg乳脂率M-F偏差値得点所有者
2.0305日乳量ミス マウイ ブレツト ETブレツト15,8145913.728727382北海道豊頃町井下 英透
乳脂量ビクトリア エイリアン ヘラルド ETヘラルド14,5147205.027936882紋別市永峰 勝利
365日乳量US マセ-ル テレサ ランツ ETランツ22,1068093.733831581豊頃町井下 英透
乳脂量ビクトリア エイリアン ヘラルド ETヘラルド16,9778515.027936882紋別市永峰 勝利
2.5305日乳量アイリツチ マイカ エアロ ETルドルフ19,9726933.532428785豊頃町井下 英透
乳脂量デユプレツクス プログレス エ-スプログレス13,4797235.420530585厚岸町橋本 隆幸
365日乳量アイリツチ マイカ エアロ ETルドルフ22,5857993.532428785豊頃町井下 英透
乳脂量
3.0305日乳量レデイスマナ- ギヤルズ パラダイスコンビンサ-20,1127583.831830787更別村天野 洋一
乳脂量タイニ- スノ- フエアリ- イン ブリザ-ド ETマ-テイ12,4698256.618034089京都府網野町吉原 安夫
365日乳量グレ-ス ビ-スタ- ダビドソンマイルストン21,1007723.728126186福島県須賀川市小林 知史
乳脂量タイニ- スノ- フエアリ- イン ブリザ-ド ETマ-テイ13,7568666.318034089京都府網野町吉原 安夫
3.5305日乳量エンドリツチ リンデイ マドンナ ランツランツ18,7056223.327523284北海道天塩町遠藤 良治
乳脂量MM クレセントソ- エム13,0068066.2178315厚岸町水谷 正隆
365日乳量ヘンカシ-ン ヒラリ- デイマンドデイマンド19,3768544.426130686湧別町五島 順二
乳脂量
4.0305日乳量セントベ-ル ミス クインシ-エア ロ-ン18,7655322.826418285幕別町中村 由雄
乳脂量MM シルキ- マスコツトアデイダス13,7687815.7194305厚岸町水谷 正隆
365日乳量レデイスマナ- ラブ リングテスク テリ-21,7117583.528125689更別村天野 美香
乳脂量ウインザ- レクサスレクサス15,0568495.6178284群馬県笠懸町松井茂登司
4.5305日乳量ウエストヘイブン マテイ- レデイマテイ- ジ-20,2617303.630227583北海道清水町西倉 敏昭
乳脂量エンドリツチ プリンセス エ- ロ-ヤル フタゴザンデン ロ-ヤル18,5987884.225929188天塩町遠藤 潤一
365日乳量ウエストヘイブン マテイ- レデイマテイ- ジ-23,2158313.630227583清水町西倉 敏昭
乳脂量
5.0305日乳量オグラフア-ム レナウン ロ-ラオ-ク リ-ド17,9885933.324720690芽室町小倉 正
乳脂量マダム ミツクス マツクス フアクタ-ミツクス15,8818075.120929187幕別町田村 寛興
365日乳量VT クロス マ-クスマンマ-クスマン24,1047333.027620483別海町伊藤 敏彦
乳脂量グレ-スランド エルマ-CHL リンカ-ン18,2177864.321524281更別村鳥本 政明
成 年305日乳量アイリツチ ルドルフ エイダ ETルドルフ24,6229423.836335685豊頃町井下 英透
乳脂量
365日乳量27,6871,0413.836335685
乳脂量
平成17年3月20日
「乳量10万キロ2頭!」

~生涯検定選奨・都府県17年1-2月~
本年1~2月に都府県で検定成績証明を受け、生涯検定選奨された牛と、既に選奨済みで記録が加算されたもののうち、合計乳量6万㌔以上のものについて別表にとりまとめた。
今回の生涯乳量トップは新潟県・藤ノ木昇さん所有のノックデアーマリーンローテート(平5・2・1生、父ローテーテスマリーン)で、8回の検定で合計2493日、総乳量(M)10万2340㌔、総乳脂量(F)3747㌔、平均乳脂率3・7%を記録した。
本牛は毎年ほぼ一産のペースで繁殖も順調であり、2産目から1万1千㌔以上の乳量を生産している。最高乳量は6産次の1万5404㌔。4代祖先が北海道から導入されたもので、母牛は4回の検定で合計乳量4万8千㌔、本牛の長女も5回の検定で6万3千㌔余を記録するなど、高能力ファミリーである。
2位は栃木県・和気竹正さん所有のパインウードベッシーリチャード(父スターダム)で、10回の検定でM10万1449㌔、F3718㌔、3・7%。各産次乳量は多くなく,4産目以降で1万~1万1千㌔台を維持している。過去に4回の体型審査を受け,9歳10月齢で89点を獲得している。今回の上位2頭は、都府県で歴代50、51頭目の生涯乳量10万㌔達成牛となった。
3位は宮崎県・黒木昴さん所有のトッツァンシビックポテンシャル(父ペンコールポテンシャル)で過去6乳期について生涯検定を申込み、合計乳量9万9710㌔を記録した。現在、7産目の検定途中であり、累計では10万㌔を優に超えており、宮崎県では初の10万㌔達成牛になる見込み。4位は新潟県・山之内浩一さんのブルースカイホープデブラ。また、埼玉県・亀田康好さん所有牛が5位に入ったほか、6万㌔以上の中に4頭登場している。
これらの生涯検定高記録牛は各産次の検定成績証明を着実に積み重ねた成果である。長命連産など牛群内の貢献牛に対して、是非とも公式の証明記録を残してほしいものである。
生涯検定乳量記録牛(平成17年1~2月都府県)
順位名号生年月日回数総乳量kg乳脂量得点県名所 有 者
登録番号 ( 父 牛 名 号 )日数1日当乳量F%年齢
1ノツクデア- マリ-ン ロ-テ-ト05.02.018102,3403,74783新潟県藤ノ木 昇
5906322 (プライセス LTD ロ-テ-テス マリ-ン ET)2,49341.13.75-05
2パインウ-ド ベツシ- リチヤ-ド03.12.0610101,4493,71889栃木県和気 竹正
5767119 (ハノ-バ-ヒル スタ-ダム)3,20331.73.79-10
3トツツアン シビツク ポテンシヤル03.08.29699,7103,88484宮崎県黒木 昂
K MZ94-67 (ペンコ-ル ポテンシヤル)3,01233.13.913-03
4ブル-スカイ ホ-プ デブラ04.11.14890,6303,75883新潟県山之内浩一
K NG93-7 (ヒルトツプハノ-バ-ビ- マスタ- ET)2,64234.34.17-07
5シンボライズ レインビユ-テイ スウイ-ト06.08.24685,7153,26186埼玉県亀田 康好
6332942 (ロツクアリ- スコ-ピオ- ET)2,50534.23.86-08
6クリ-クフア-ム レイダ- ツルマツ05.11.12884,1264,34786福島県佐藤 浩通
6143160 (ハノ-バ-ヒル レイダ- ET)2,37035.55.210-07
7リバテイ-フア-ム ヒンペル クリスタル アンナ07.04.05782,9283,29386岩手県中六角保広
6327536 (ハノ-バ-ヒル リンカ-ン ET)2,23537.144-07
8シンボライズ ア-ルチエ マレツト07.08.19677,6863,28584埼玉県亀田 康好
6594704 (クワイエトコ-ブ マ-ス トニ- ET)2,11336.84.23-09
9ピ-エフ ダンデイ- ピアス07.09.24676,6903,20793石川県松原 龍治
6435289 (フイデリテイ- ア-ルテイ-エツチ タイソン)2,21734.64.26-07
10コバリ セジス バ-マ リンカ-ン07.06.09776,4003,11386栃木県小針 勇
6368924 (ハノ-バ-ヒル リンカ-ン ET)2,07836.84.15-00
11フレツト マシ- ロ-ヤル08.01.30776,2942,93685宮城県佐藤 護
6573606 (パラダイスア-ル クレイタス マシ-)1,99038.33.85-04
12シンボライズ ポ-テ-ジ マライア07.08.04674,7853,06988埼玉県亀田 康好
6594703 (クワイエトコ-ブ マ-ス トニ- ET)2,23333.54.15-09
13シンボライズ ポ-テ-ジ エバンス07.08.31674,7492,87787
6594706 (クワイエトコ-ブ マ-ス トニ- ET)2,08935.83.85-08
14シンボライズ ア-ルチエ ロ-ム08.02.01673,8733,23384
6594713 (クワイエトコ-ブ マ-ス トニ- ET)2,04636.14.45-03
15カ-ペ デイ エム スタ-シヤ04.12.16773,1192,613栃木県石川 昭
6426230 (ハノ-バ-ヒル スタ-バツク)2,25432.43.6
16フルカワ セブン フアミリ ダニエル07.07.20672,4272,60185福島県古川 一郎
6443354 (ヒルトツプハノ-バ-ビ- ダニエル ET)1,91637.83.67-11
17ピツクア-フア-ム ベル クリスト05.05.08868,8822,88679兵庫県木田 茂
5999858 (フエイア-ク ベル メイア- ET)2,44028.24.25-01
18バ-ク パロ- ウイング ダグ ヤマカイ08.09.13568,2662,17883広島県渡部 英彦
6615518 (レクラ-クベ-ル エウイング ダグ ET)1,82137.53.24-10
19レコ-ド ホルテツクス カ-ルクラ-ク07.01.23668,2062,88385新潟県鈴木 正
6277316 (ホルテツクス シ- イ- オ- ET)1,88536.24.28-04
20フイ-ルドビユ- ベル テイ- スコ-ピオ-06.10.30766,7532,87085山之内浩一
6261596 (ハツピ-フアミリ- マツト スコ-プ)2,16930.84.35-07
21セジス クワイエトコ-ブ ペンコ-ル08.08.13566,5722,77382藤ノ木 昇
6615374 (クワイエトコ-ブ マ-ス トニ- ET)1,63340.84.24-04
22キ- ナイト マ-シヤル08.02.01766,0152,24789熊本県松島 喜一
0417401490 (カルブレツト マ-シヤル)1,941343.47-10
23レスポア-ル ル-テ ハ-ゲン ET08.09.11564,0952,21890京都府谷口 学
6601523 (ハノ-バ-ヒル ル-テナント)1,72337.23.57-01
24コランサ サウス ウイング ヤマカイ09.01.02563,2442,29281広島県渡部 英彦
6753047 (レクラ-クベ-ル エウイング ダグ ET)1,77135.73.64-06
25グリ-ンスタ- ブロ-カ- コランサ06.11.30762,3042,32588栃木県臼井 勉
6564086 (エ- コナントエ-カ-スジエ-ワイ ブロ-カ- ET)2,13529.23.75-06
26プラントツリ- ア-キ ジユニパ- エコ07.09.19662,2332,70191植木 靖
6446621 (ジユニパ- ロ-テ-ト ジエツド ET)2,02030.84.38-08
273 イ-エルブイ エバ アスタ- スタ-バツク ET07.10.27661,9082,14690茨城県佐藤 俊之
6470707 (デユリ-ガル アスタ- スタ-バツク ET)1,82733.93.58-04
28パインウ-ド ロ-ヤル シエイデイ08.09.27561,6812,09887栃木県和気 竹正
6616119 (マダワスカ エアロスタ-)1,52540.43.46-01
29キクイチ マダム マツクス ジユラ-08.10.11661,3002,00790菊池 善也
6613438 (ケ-イ-デイ- ジユラ- ET)1,78134.43.36-00
30ブル-スタ- ワンダ- ベル ランド05.12.27861,1542,27584埼玉県青木 孝一
6143487 (ホクソ- ワンダ- ベル ET)2,25127.23.78-04
31デユ-ク ヘルメス トニ- チヤリテイ-08.01.26560,0472,42090岩手県岩泉 篤
6590158 (ボ-レツト チヤ-ルズ ET)1,50539.946-03