PAGE TOP

機関誌

機関誌内容一覧

平成20年4月20日


平成20年4月20日
「中国・九州で春の祭典」

~優秀校に兵庫県農(中国)・中村牧場がGC(九州)~
3月末から4月中旬にかけて、牛飼いの春を告げるブラックアンドホワイトショウが本州各地で賑やかに開催されている。九州地区最大のオール九州B&Wショウでは福岡県・中村毅さん出品のビューティガールロイレーンロック号が経産グランドチャンピオンに、また中国地区B&Wショウでは岡山県・希望園出品のキボーエンロイスター号がシニアグランドチャンピオンに輝いた。
岡山県が健闘~第24回中国地区B&Wショウ~
4月6日、広島県三次市の全農広島県本部三次家畜市場で第24回中国地区ブラック&ホワイトショウが行われた。
審査はオールジャパンブリーダーズサービスの高橋忠司氏が担当し、中国5県と京都府、兵庫県からエントリーした精鋭約132頭について序列決定と講評を行った。
栄あるシニア・グランドチャンピオンには岡山県・希望園出品のキボーエンロイスターが選ばれた。また、インターミディエイト・グランドチャンピオンには岡山県・妹尾始さん出品のヒールクレストイトースター、ジュニア・グランドチャンピオンは鳥取県・真山秀樹さん出品のTMFセンターリステルスカイフェーマーETが選ばれた。
今回も前年と同じく岡山県勢が12部のうち8部でチャンピオンを独占し、圧倒的な強さを見せた。また6府県で9つの農業高校から23頭がエントリーするなど、昨年に増して高校の活躍が目立った。今回から設けられた学校チャンピオンには兵庫県立農業高等学校が選ばれた。各部チャンピオンは次のとおり。
◇第1部(8~9月齢)ケンノウアーギーオリーブストームハーブ(兵庫県立農業高等学校)
◇第2部(10~11月)TMFセンターリステルスカイフエーマーET19.5.20生(父スカイフェーム)鳥取県・真山秀樹さん出品=ジュニアGC
◇第3部(12~13月)ゼルコヴァラデュックダンディーアイス(鳥取県・三嶋英幸さん)
◇第4部(14~15月)クボーセプテンバーマーカーRED(岡山県・川上泰介さん)
◇第5部(16~17月)サウスケーローセッタキャッツアイRED(岡山県・亀山昌穂さん)
◇第6部(18~19月)ミキファームジェッシーチャンピオンアスター(鳥取県・三浦幹雄さん)
◇第7部(20~21月)ラッキーホンベイフオーシャンテラソン(岡山県・吉本卓弘さん)
◇第8部(2歳ジュニア)NGRブレンダジョーダンメーカーET(岡山県・永禮淳一さん)
◇第9部(2歳シニア)ウィスゴーアストロモーリン(岡山県・希望園)
◇第10部(3歳級) ヒールクレストイトースター16.11.26生(父イトー)岡山県・妹尾始さん出品=インターミディエイトGC
◇第11部(4歳級) キボーエンロイスター15.9.9生(父ロイ)岡山県・希望園出品=シニアGC
◇第12部(5歳以上)キボーエンエランドインスピレーションジェッド(岡山県・希望園)
福岡、鹿児島に栄冠~第7回オール九州B&Wショウ~
第7回オール九州ブラックアンドホワイトショウ(第31回熊本県B&Wショウとの併催)は3月23日、熊本県大津町の熊本県家畜市場で、九州7県から164頭が出品して盛大に行われた。審査委員はシーメックス・アライアンスのマイク・ウエスト氏が担当した。
経産グランドチャンピオンには福岡県・中村毅さん出品のビューティガールロイレーンロックが選ばれた。また、未経産グランドチャンピオンには熊本県・富田睦夫さん出品の1グローバルスターバレンタインキッスフタゴETが選ばれた。
リザーブチャンピオンは経産が鹿児島県・山下徳雄さん、未経産は熊本県・中村竜郎さんの出品牛、オナーラブルメンション(準々チャンピオン)には長崎県・西田保浩さんと熊本県・中村雅貴さんの出品牛がそれぞれ選ばれた。
個体各部の首席牛は次のとおり。
◇第1部(10~11月齢)ハリイハツクプライドオブダミオンクリスタル19.4.14生(父ダミオン)熊本県・中村竜郎さん出品=未経産リザーブC
◇第2部(12~13月)1グローバルスターバレンタインキツスフタゴET19.2.14生(父バッカイ)熊本県・富田睦夫さん出品=未経産GC
◇第3部(14~15月)コージモスフレスノ(熊本県・米野浩二さん)
◇第4部(16~17月)センタームラルーベンメギー18.11.2生(父ルーベン)熊本県・中村雅貴さん出品=未経産オナーラブルメンション
◇第5部(18~19月)MVPエルトンセトームキューティハニー(熊本県・迫昭一郎さん)
◇第6部(20~21月)ウィナーメードレインボーデリア(熊本県・後藤勝さん)
◇第7部(国産種雄牛2歳クラス)UKドリームアスター(熊本県・内田恵助さん)
◇第8部(2歳ジュニア)マダムダンディリー(福岡県・笠孝光さん)
◇第9部(2歳シニア)グラビンデールセプテンバースウィート(熊本県・中原達哉さん)
◇第10部(3歳ジュニア) ビユーテイガールロイレーンロツク16.12.25生(父ロイ)福岡県・中村毅さん出品=経産GC、インターミディエイトC
2席= ニシダフアームカイトパーク16.10.9生(父カイト)長崎県・西田保弘さん出品=経産オナーラブルメンション
◇第11部(3歳シニア)キノーチヤンピオンサンデイ16.8.25生(父チャンピオン)鹿児島県・山下徳雄さん出品=経産リザーブC、シニアC
◇第12部(4歳級)ローズダーハムアパッチマツモト(佐賀県・松本浩文さん)
◇第13部(5歳以上)ダイヤラスティハノーバー(熊本県・米野浩二さん)
◇第14部(各県対抗4頭1組)福岡県牛群。
平成20年4月20日
「標示シールを配布」

~自動登録、牛群審査推進に~
日本ホル協ではこのほど、自動登録実施農家と牛群審査受検農家にそれぞれ標示シールを配付し、牛舎入口などに貼ってもらうこととした。
19年度は登録申込件数や審査頭数が大幅に減少し、このまま推移すれば、後継牛確保や生産寿命などの低減につながり、ひいては酪農経営の基盤を揺るがすような事態が心配される。
そこで、20年度早々から、これらの登録振興対策を検討しており、1つの方策として自動登録実施農家と牛群審査受検の農家に標示シールの配付をする。これは、登録や体型審査を通じて乳牛改良を積極的に推進している会員であることを明示し、周辺酪農家への普及推進の牽引役としての効果を期待するものである。
自動登録実施会員シールは縦10㌢×横26㌢の白地にグリーンの帯で「まきば」をイメージし、「わが家は全頭登録しています」のフレーズが入っている。また、牛群審査受検農家に配付する「牛群審査受検の証」は縦横7㌢のシルバーメタリックシールで、今後は毎年色調を変えたデザインで作成していく。
これを機に、自動登録への参加と引き続き牛群審査の受検をお願いしたい。
平成20年4月20日
「雌牛、海外種雄牛発表」

~乳用牛評価成績08-Ⅰ~
家畜改良センターから3月25日と4月1日に乳用牛評価成績2008-Ⅰの国内雌牛と海外種雄牛についてNTP上位牛の成績が発表された。
牛群検定参加雌牛では北海道湧別町・加藤智行さん所有のヘンカシーンヒラリーオリーブETが+2950で初のトップに、母デイ・ハーシェルが12ポイントの差で前回1位から2位に下がった。
都府県では、兵庫県洲本市・小谷雅子さんのレデイスマナーセクシーパラダイスETが前回9位から6位、新潟県畜産研究センターのビクトリアエイリアンヘラルドETが14位から11位に上がった。
一方、海外種雄牛のNTP順位では、オランダの種雄牛デルタキャンバスがNTP+2547で07年8月評価から3回連続トップ。推定育種価の乳量は3位、乳脂量2位、乳蛋白質量1位で、能力面で高い評価を得ている。2位は新規登場のプラネット、3位は体型で定評のボルトン。オランダのオリバーが4位に入っている。