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機関誌

機関誌内容一覧

平成27年04月20日


平成27年04月20日「生産基盤の強化全共成功に向けて準備」 ~日本ホル協理事会~
日本ホルスタイン登録協会(北良治会長)の理事会が去る3月27日開催され、平成26年度中間事業概況等について報告があった。また、平成27年度事業実施計画案及び収支予算案、本年5月の任期満了に伴う社員改選の日程案、SNP検査料金値上げに伴う要項の改正案、第14回全共役員・審査委員の委嘱案等について原案通り了承された。
平成26年度中間事業概況等を報告
北会長は、「乳牛頭数、酪農家戸数の減少から牛乳乳製品の安定供給が懸念され、生産基盤の弱体化に対する対応が喫緊の課題となっている。国も畜産クラスター事業等を核に諸策を展開されているが、当協会としても、長命連産性の向上を図るため、登録を基礎に、乳器及び肢蹄に着目した改良を推進し、乳量と共に生涯生産性の向上を図ることができるよう、引き続き努力していきたい」と挨拶した。
来賓として、農林水産省畜産振興課の松本課長補佐から、「農水省は今後10年間目標を設定する食料・農業・農村基本計画案をつくった。その中で食料自給率目標を45%、生乳生産量を750万tに設定するなど、目標を下げたようにみえるが、現状を鑑みて達成可能な数値を模索した。目標達成するため、種々協力をお願いしたい」と挨拶があった。
事業報告では、平成26年度2月末の血統登録が約17万7,000頭(対前年同期比94.4%)であった。25年からスタートしたSNP情報を活用した乳用牛能力評価制度・技術向上対策事業は農水省の事業組み換えにより今年で終了となる。2年間で2,276頭の経産牛SNP検査を実施し、ゲノミック評価計算のための必要なリファレンス集団の拡充に努めたこと等が報告された。
平成27年度は、引き続き自動登録を主体に登録、体型審査等の普及推進を図ること、第14回全共の開催準備を進めること等を柱とする事業計画案、収支予算案について、原案通り了承された。
また、任期満了に伴い5月29日社員選挙の実施、材料費の値上等からSNP検査料の値上げとそれに係る取扱要項の改正、第14回全共役員並びに審査委員の委嘱、審査の進め方と褒賞等についても原案通り承認された。
全共の付帯行事等
全国高校生リードマンコンテスト
①主催:日本ホル協
②会場:共進会場
③会期:10月23日(金)
④参加者:全国の改良意欲のある高校生。1年生から3年生、各20名。
⑤出品牛資格:第14回全共の出品牛。未経産・経産・品種を問わない。
⑥申込:9月28日までに各地区窓口団体を通じて日本ホル協に申込む。
※審査基準はPDCA(アメリカ・乳用種品種協会)のショウマンシップ・スコアカードに準じる
《北海道ホル農協で解説書とDVD販売中》。
ゲノミック・ゴールデン・セール
①主催:北海道ホル農協
②会期:10月23日(金)
③場所:共進会場
④出場頭数:35頭
⑤主な申込牛資格条件
本牛はゲノミック評価成績を有するか、その評価を得る見込みのもの。生後7ヵ月以上
母・祖母は、体型得点84点(初産80点)以上、乳量1万㎏以上、乳脂量1,000ポンド(454㎏)以上。
⑥申込:6月12日まで
バーン・デコンペ
①主催:第14回全共北海道実行委員会
②期日:10月23~25日
③審査(審査委員が巡回)
ⅰ)都府県ならびに北海道の管内単位。
ⅱ)出品牛繋留域内の全体装飾(牛床を含む)と管理者スペース
ⅲ)装飾性に優れ、牛に対する愛情表現があり、地域色の表れているもの。
④結果:10月25日(日)15時45分頃、最優秀賞1点と優秀賞2点を発表し広くアナウンスする。
その他
①親睦ゴルフ大会(10月20日・北海道クラシックゴルフクラブ)
②親睦カラオケ大会(10月21日・共進会場エキシビションホール)
③チャリティー・オークション(10月25日・共進会場家畜市場)

平成27年04月20日「第14回全共・審査委員決定」 ~ホル種・千葉義博氏ジャ種・小泉俊裕氏~
第14回全日本ホルスタイン共進会の審査委員が、日本ホル協第274回理事会において決定、任命された。
ホルスタイン種牛担当審査委員は、同協会北海道支局の千葉義博氏、副審査委員には同協会本局の池田泰男氏。
ジャージー種牛担当審査委員には同協会北海道支局の小泉俊裕氏、副審査委員には同協会本局の高橋貞光氏がそれぞれ任命された。
なお、審査委員長には独立行政法人家畜改良センター理事長佐藤英明氏に就任いただく予定。

平成27年04月20日「1位プラネット(内田牧場)」 ~2015-2月国内雌牛評価~
2月24日に国内雌牛2015-2月遺伝評価値が公表された。今回の公表から種雄牛と同様に多産次変量回帰検定モデルに変更された。これにより牛群検定参加牛のうち総合指数による順位に変動が生じた。ただし、変動は順位の近い雌牛で起こっていることが多く、信頼度の低いものほど動きが大きい。
1位プラネット
常にトップ争いをする内田牧場の「プラネット」がついに頂点に立った。産乳成分並びに乳量に優れている。母牛の「ジャスト・ブランディ」も常に上位に君臨し、今回は20位に入った。姪の「プラネット・ブランディ」も41位に選ばれた。
その他、同牧場には14位の「ソレイユ」、その娘の「ブラインド」は23位、姉妹の「ビーコン」29位、「ジュリエット」64位も飼養され、牛群としても素晴らしい成績である。
2位バーディ・サラ
前回の11月公表では34位であったが、今回は堂々の2位とジャンプアップを果たした。米国の母「オーマン・サラ」と父「MRバーンズ」との受精卵で誕生(平沢優作牧場)した。耐久性成分と体型全般の改良に優れている。また、本牛と「アイオーン」の交配で生まれた娘牛「ビューティ・アイオーン」も12位に食い込んだ。
3位ジャーディン
名門「ヒラリー」一族の代表娘牛。昨年8月まで8回1位に選抜され、前回11月では3位であった(加藤智行牧場)。娘牛の「ウインド」は前回1位から6位にダウンしたが、一族の血液は相変わらず強い。10位「ピクシー」、11位「ボルトン・リー」、27位「ジャーディン・リー」、32位「オリーブ」と続く。
宮崎県前原牧場が8位
8位には唯一都府県でベスト15位以内に入った「オーマン」がいる。名門「マウイ」一族で、母の「タイタニック」は、乳量305日並びに365日において3.5年型歴代6位に輝く成績。
他にも、「ヒラリー」一族の「プロント・ホワイト」44位、その娘「スタイル」34位、「プロント・プロミス」88位、その娘「スーパー・アコム」45位と、素晴らしい血液を継承している。

平成27年04月20日「ジャジング・スクール in 沖縄」 ~全国17都道県から46名参加~
全国ホルスタイン改良協議会(木田有会長)は、3月5、6日沖縄県において地元改良同志会(具志堅忍会長)並びに沖縄県酪農農業協同組合の協力のもと、ジャジング・スクールを糸満市の「南部家畜市場」で開催した。
酪農家の「牛を見る目」を養成し、酪農や乳牛改良への意欲高揚と後継者の育成、牛飼い仲間の親睦交流を目的として1982年から毎年開催され、37回目を迎えた。
今回は、初回受講の「一般」8名と2回以上の「ジャッジマン候補」18名に加え、認定ジャッジマン10名が参加。地元関係者を含め17都道県から総勢46名が参加した。
また、今回から新たに審査講評における評価アドバイザーを設け、スクール参加者の審査講評技術に対してA~Cのランク付けを行うと同時に、更なる講評技術向上のための指導を行った。
審査のパネラーは、昨年度から3年間務めるオール・ジャパン・ブリーダーズ・サービス(株)取締役常務の高橋忠司氏。
序列と講評技術の研修
1日目、一般クラスは室内で審査に係る基礎勉強。候補・認定ジャッジマンクラスは審査場において4頭の序列を各自で考え答案提出。その後、指名された受講生が審査講評した後に、パネラーの高橋氏による模範解答に基づき、全員で熱心な討議が行われた。これを3セット実施。
2日目は受講生全員が4セットを研修。その後、未経産・経産の各クラス上位2頭を出品し、グランドチャンピオン決定戦における、挨拶・決定の作法・謝辞等についての研修を実施した。
酪農講演会の開催
スクールに併せて特別講演を開催。今回は、(一社)家畜改良事業団業務部企画調整課の石濱賢課長代理を講師に招き、「日本酪農の『失われた10年』を取り戻す」と題し、遺伝的改良の現状と課題について講演が行われた。

平成27年04月20日「人事異動」 ~日本ホル協~
(4月1日付)
◇審査委員椛沢洋二 約1年間随行実習を受講し、この度審査委員の辞令を受けました。お世話になった支部関係者・酪農家の皆様には心よりお礼申し上げます。若輩者ですが、日々精進し「真心込めて」審査させて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします。

平成27年04月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県平成27年3月証明分F偏差値~

平成27年04月20日「社員選挙のお知らせ」 ~日本ホル協~