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機関誌

機関誌内容一覧

平成27年06月20日


平成27年06月20日「全共開催へ課題整理 国の体型調査事業を受託」 ~日本ホル協理事会~
日本ホルスタイン登録協会(北良治会長)の第275回理事会が、平成27年5月24日第14回全共会場となる北海道ホルスタイン共進会場(安平町)で開催され、平成26年度事業概況及び収支決算報告、平成27年度収支予算案、今年度国から受託した体型調査事業の実施要領案等について原案通り了承された。また、共進会場視察に加え、消費者向けイベントを開催計画している札幌会場を視察した。
平成26年度事業概況などを報告
北会長から冒頭、3月に国が決定した家畜改良増殖目標の中で乳牛の改良方針として、泌乳持続性、飼料利用性、長命連産性、国産種雄牛の活用等に重点をおいた10年後の家畜の能力・体型等の目標達成に向け、当協会としても血統登録を主体に体型審査等引き続き努力していく旨の挨拶があった。
26年度事業概況では、会員数が1万3,618名(対前年比94.9%)、主な申込として血統登録が19万6,150頭(同92.5%)等、何れも前年度実績を下回る状況が報告された。26年度収支決算報告において、本局では消費税増税の影響が色濃く残り、血統登録料、各種証明料について前年度実績を割り込む結果となったが、会館の賃貸料収入、SNPの補助事業収入については概ね計画通りとなり、事業活動収入の合計額は4億9010万6千円になった。一方支出では、同支出合計額は4億9209万円となり、この他の収支と合わせた最終的な収支差額は684万1千円の黒字だった。
平成27年度収支予算は、全共特別会計が加わり26年度に比べ膨らみ、本局全体の事業活動収入額は5億2047万3千円、同支出額も5億3881万7千円となり、同収支差額は1834万4千円の支出超過、投資活動収支を加えた最終的な収支差額は617万7千円の収入超過の見込み。
第14回全共について、会場視察を通して明らかになった課題について今後検討するとともに、処務細則案、衛生対策要領案、沖縄県から経産牛1頭を減頭する申出を受け、総頭数386頭とした出品割当頭数案が承認された。
また、任期満了に伴う社員選挙が5月29日実施され、全ての選挙区で定数を超えなかったため、候補者全員が無投票で当選した。

平成27年06月20日「全共で交流会を開催」 ~日本ジャージー登録協会総会~
日本ジャージー登録協会(東山佑介会長)は5月22日、北海道札幌市の北海道ホルスタイン農協において、第68回理事会並びに第59回通常総会を開き、平成26年度事業報告と収支決算報告、平成27年度事業計画案と収支予算案などを可決承認された。また、特に第14回全日本ホルスタイン共進会のジャージー部門について協議・了承された。
26年度事業概況では、会員数が249名(対前年比91%)、血統登録が1,053頭(同85%)、審査成績証明が127件(同97%)、検定成績証明が121件(同189%)等、前年度実績が報告された。また、第14回全共に関しては、全共役員として規則から全共副会長に日本ジャ協会長、同評議員として日本ジャ協の副会長、理事、監事が選出されたこと、ジャージー種牛の部の審査委員に日本ジャージー登録協会の小泉俊裕氏、副審査委員に高橋貞光氏が決定したことの報告があった。
また、全国のジャージー酪農団体等で組織する全国ジャージー酪農振興協議会(真田善弘委員長)も同日、委員会と総会を開催し、全ての議案を承認もしくは可決した。
また、全共に関しては、ジャージー交流会を同協議会主催で10月23日午後6時から全共会場付近のノーザンホースパークで開催することとした。

平成27年06月20日「G・C大久保大輔さん」 ~2015北海道B&Wショウ~
2015北海道ブラックアンドホワイトショウ(主催・北海道ホルスタイン改良協議会)は5月23~24日、北海道安平町のホルスタイン共進会場でホルスタイン種232頭、ジャージー種24頭合計256頭が22部門に出品し、盛大に開催された。審査は岩見沢市の酪農家、瀬能剛さんが担当。
グランド・チャンピオンは大久保大輔さん出品牛
グランドチャンピオンには清水町・大久保大輔さんのOKアドベントライオネル(写真)が、ジュニアチャンピオンには広尾町・佐藤孝一さんのノースドリームゴールドエレガントビスタET(写真)、ジャージー種のシニアチャンピオンには清水町の(有)田中牧場のバブルトーンイーハトーブヴェロニカ、ジュニアチャンピオンは大樹町・(株)松本牧場のクローバークリストファーロビンがそれぞれ選ばれた。
詳しい成績は北海道ホル農協のHPをご覧下さい。

写真はホルスタイン・マガジン社より提供
グランド&シニアチャンピオン
大久保大輔さん出品
「OKアドベントライオネル」(父:アドベント)

ジュニアチャンピオン
佐藤孝一さん出品
「ノースドリームゴールドエレガントビスタET」(父:ゴールドウィン)

平成27年06月20日「生涯乳量」 ~都府県27年4月~
27年4月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量5万㎏以上の高記録牛21頭を示した。今回はトップの牛が総乳量(M)10万㎏を突破した。
1位・池松和幸さん(福岡県)所有
「アイハッピージュラーフォーブスフラワー」
生涯乳量トップは、池松和幸さん(福岡県)所有の「フラワー」(平14.6.4生)の検定回数10回で検定日数3,544日、M11万2,641㎏、総乳脂量(F)4,143㎏、平均乳脂率(F%)3.7%、総乳蛋白質量(P)3,530㎏であった。今回10産目の検定成績証明を取得したことによりM11万㎏を突破し、同県内でM11万㎏突破牛は4頭目となった。
2位・新海益二郎さん(長野県)所有
「ラッキーマーシュバトルリッチマ」
2位は、新海益二郎さん(長野県)所有の「リッチ」(平17.6.28生)の検定回数6回で検定日数2,106日、M8万7,887㎏、F2,988㎏、F%3.4%、P2,757㎏であった。本牛は平均乳量1万4,000㌔を超える高泌乳牛である(最高1万8,139㎏)。また、審査得点も89点を獲得している。
3位・亀田康好さん(埼玉県)所有
「シンボライズレインビューティジェス」
3位は、亀田康好さん(埼玉県)所有の「ジェス」(平16.6.25生)の検定回数7回でM8万5,096㎏、F3,469㎏、F%4.1%であった。同県内の歴代トップ20のうち13頭が亀田康好さん所有牛(うち8頭はM10万㎏突破)である。
前述の牛を始め、16位・植木靖さん(栃木県)所有牛は、審査得点90点を獲得しており、体型も優れている。


平成27年06月20日「バーディサラ初のトップ」 ~2015-5月国内雌牛評価成績~
5月26日に2015-5月国内雌牛遺伝評価成績が公表された。そのうち、全国15位までと都府県で飼養されている上位牛の一覧を示した。
今回トップを飾ったのは、前回2月評価で34位から2位にアップした「バーディサラ」(北海道・平沢優作さん所有)であった。産乳成分、耐久性成分ともに優れていて、その娘牛「ビューティ」(父アイオーン)も前回の12位から9位にアップした。
2位には前回1位の北海道・内田喜久男さん所有「プラネット」が入った。同牛は公表されている上位1,000頭の中で産乳成分、乳量、タンパク質量はトップで、特に産乳関係が素晴らしい。
3位は北海道・平野洋巳さん所有「ミッチーボルトン」で前回の4位からのアップとなった。耐久性成分が非常に高く、乳器や決定得点も高い。
都府県では、6位に宮崎県・前原直希さん所有の「オーマン」が入った。前原牧場では、ベスト100に49位、55位、64位にも入っている。


平成27年06月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県平成27年5月証明分F偏差値~