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機関誌

機関誌内容一覧

平成16年5月20日


平成16年5月20日
「新規検定済86頭がランクイン」

~乳用牛評価成績(2004-5月)公表~
2004年5月の乳用牛評価成績が5月10日、家畜改良センターから公表された。今回、精液供給可能種雄牛として公表された国内種雄牛は86頭である。NTPトップは、前回の2004年2月評価に引き続き、キャローゼルアスタイタニックETで、前回よりもNTPで200ポイントほど高くなり、海外種雄牛をも上回っている。また、海外種雄牛のインターブル評価成績から計算したNTPトップ40も参考情報として公表されているが、これによるとマラソンBWマーシャルETがトップになっている。
タイタニックがトップ堅持
今回評価成績が公表された国内種雄牛86頭のうち、別表にはNTPトップ40を示した。>>>表はここをクリック!
表中、略号の前のNは新規検定済種雄牛、種雄牛名号の後のCVは遺伝病CVM(牛複合脊椎形成不全症)キャリアを示しており、表示のないものはCVM正常である。また、すべての種雄牛についてBLAD(牛白血球粘着性不全症)正常である。信頼度%は乳量の信頼度で、評価値はすべて推定育種価(EBV)で示している。
上位種雄牛40頭の評価値平均は、NTP+1827、乳代効果+11万3579円、乳量+1529㌔、乳脂量+42・6㌔、乳蛋白質量+45・0㌔などであり、前回(2004年2月)よりもNTPで26ポイント、乳代効果で3011円、乳量で26㌔ほど高くなっている。
上位5頭は、NTPの値がプラス2000以上となっており、中でも前回に引き続き今回も第1位のタイタニックは、前回のNTPより193ポイントも高く、また海外種雄牛の評価値を上回る結果となっている。
2位はコーキー・ブリザード(前回3位)、4位がシバー(同2位)と前回の上位3頭が順当の結果を示す中、オーファンが前回7位から今回3位に入るという健闘をみせた。
また、トップ40以内に11後検から2頭の新規検定済種雄牛が登場しており、ノブ・ブリスクが5位、サクセス・マティーが21位に入っている。
次に、各泌乳形質別に評価値のトップ牛を見てみると、乳代効果や乳量、無脂固形分量でチーフ・ブロック、乳脂量はウインチェスター・スターバック、乳脂率はヒッポ・クリオネ、乳蛋白質量はコーキー・ブリザード、乳蛋白質率と無脂固形分率でスレードが名を連ねている。
体型形質では、ジェスロが決定得点、外貌、乳用牛の特質、体積で、テリー・セブンが肢蹄でトップになっている。
海外種雄牛はマーシャル
国内種雄牛の評価値と合わせて、海外種雄牛のインターブル評価値から国内向けにNTPを計算した参考情報を別表に示している。表中で略号前の英字は産地で、Aはアメリカ、Cはカナダ、Hはオランダを示す。
今回、海外種雄牛のトップは前回5位のマラソンBWマーシャルET、2位はオービー・マン、3位にはアートエーカース・ウインが入っている。
輸入精液の利用にあたっては、インターブル評価で上位にランクされた種雄牛を選定するよう心がけたい。
平成16年5月20日
「落合牧場(静岡)が最高位」

~第29回中部日本B&Wショウ~
4月18日、静岡県御殿場市の御殿場馬術競技施設特設会場で第29回中部日本B&Wショウが行われた。
出品は中部地区各県に加え、関東、近畿地区からの参加があり、出品頭数は約170頭を数えた。
審査員は、北海道の酪農家で北海道ホルスタイン改良協議会会長の菅野秀樹氏。
慎重な審査の結果、経産グランドチャンピオンはシニアチャンピオンの静岡県・落合一彦さん所有牛フォールフィットアデイアン、未経産グランドチャンピオンには長野県・八ヶ岳中央農業実践大学校のワイシーエフローヤルショーダーハム。また、インターミディエイトチャンピオンの静岡県・ドリームパラダイス出品のシルキージョルトアイボリーETが経産リザーブ・グランドチャンピオンに選ばれた。 各部のチャンピオン牛は次のとおり。
▼第1部(8~11月齢)NYチャレンジブラックショー(三重県・瓜生典寛さん)
▼第2部(12~14月齢)バージニアプログレスプリンセス(兵庫県・加登孝明さん)
▼第3部(15~17月齢)ホーリービールンルンダーハムカムバックET(兵庫県・堀部浩二さん)
▼第4部(18~20月齢)ユトレヒトリステルデラ(兵庫県・川井健次さん)=未経産リザーブGC
▼第5部(21~24月齢)ワイシーエフローヤルシヨウダーハム(長野県・八ヶ岳中央農業実践大学校)=未経産GC
▼第6部(2歳ジュニア)レスポアールダーハムデュードロップ(愛知県・青木光秀さん)
▼第7部(2歳シニア)シルキージヨルトアイボリーET(静岡県・ドリームパラダイス)=経産リザーブGC、インターミディエイトC
▼第8部(3歳ジュニア)マックスダンテエリー(神奈川県・多田哲久さん)=リザーブ・インターミディエイトC
▼第9部(3歳シニア)ジーエスハリエットカビーET(長野県・金井真一さん)リザーブ・シニアC
▼第10部(4歳級)フオールフイツトアデイアン(静岡県・落合一彦さん)=経産GC、シニアC
▼第11部(5歳以上)デーリーメードファームカールトンスターフィールド(兵庫県・賀集一裕さん)
▼第12部(母系牛群2頭1組)静岡県・高橋康明さん
▼第13部(自家生産牛群3頭1組)岐阜県・中谷昇さん。
平成16年5月20日
「7月1日から熊本で」

~Jスクール参加者募集~
全国ホルスタイン改良協議会では、平成16年度ジャジングスクールを来たる7月1、2日の2日間、熊本県内で開催することで、このほど同協議会の会員である各都道府県のホルスタイン改良同志会などを通じて、広く参加者を募集している。
このスクールは酪農家とその後継者、ショウの審査に従事する技術者などを対象として2日間の研修を行い、「牛を見る目」の技術習得と後継者の育成、地域間の親睦交流を図ることを目的として、毎年開催している。 16年度スクールの開催要領は次のとおり。
◇期日平成16年7月1、2日の2日間
◇場所菊南温泉観光ホテル(熊本市鶴羽田町)および熊本県家畜市場(熊本県菊池郡大津町)
◇日程
[1日目]
13時からホテル会議室で開講。審査標準等の実習を行った後、一般受講者(初回受講者など)は牛の見方など学習、ジャジマン候補者(受講経験者で推薦を受けた者)は家畜市場で序列づけ実習(4頭×3組)
[2日目]
9時から家畜市場で序列づけ実習(4頭×4組) ◇会費1名につき1万円(学生は無料)
◇宿泊菊南温泉観光ホテル1泊2食・懇親会付(税・サ込)で1名1万6500円、懇親会のみは7500円
◇申込本協議会会員である各都道府県の改良同志会等の事務局まで
◇締切平成16年6月15日(厳守)
◇お問合せ全国ホルスタイン改良協議会(日本ホル協内、電話03・3564・8221)まで