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機関誌

機関誌内容一覧

2021年06月20日号

全国で社員58名選出される 日ホ協で社員選挙実施

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     日本ホル協は5月20日、任期満了に伴う社員選挙を実施し、全国で新任8名を含む58名の社員が無投票により当選した。社員は正会員の中から選挙によって選出され、通常総会及び臨時総会において議決権を持つ。社員の任期は2年。今回選挙で選出された員は左表のとおり。

日ジャ・全ジャで総会開く 事業報告・収支決算等を承認

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     日本ジャージー登録協会は5月28日、東京都中野区の日本ホルスタイン会館において、第65回通常総会並びに第76回理事会を書面決議により開催した。総会では令和2年度事業報告と同収支決算等について承認された。また同日、全国ジャージー酪農振興協議会も通常総会と委員会を開催し、事業報告や収支決算等について承認された。 日本ジャージー登録協会(高村祝次会長)の第65回通常総会では、令和2年度事業報告並びに同収支決算報告、令和3年度事業計画案並びに同収支予算案が提出され、すべての議案について原案のとおり承認された。
     令和2年度は、血統登録が1512頭で前年度比105%と大幅な伸びを示し、北海道での増頭が目立った。審査成績証明では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、都府県では前期において体型審査の中止や延期が相次ぎ、審査頭数は全国で123頭、前年度対比69%まで減少した。また、昨年11月に開催予定であった第15回全共もコロナ禍のため中止された。

    米国での新たな遺伝病を報告

     令和3年度事業計画の中で、ジャージー関連の視察研修会についてはコロナ禍が終息して安全に開催できる時期を待って、開催計画を立てることとした。
     また、第76回理事会では、アメリカジャージー登録協会が昨年11月に「前肢捻転を伴うジャージー神経障害:JNS」を新たな遺伝病に指定した旨の報告があった。JNSの症状としては、前肢を曲げての起立不能とけいれん等の神経障害がある。日本でも、JNS保因種雄牛の登録娘牛がいることが分かっている。日ジャ協ではWebサイトを活用して、JNSの概要や保因種雄牛一覧等の情報を公開し、会員に広く伝達することにした。
     協議事項では、家畜改良事業団のフリーマーチン判定の検査料引下げに伴い、日ジャ協の遺伝子型調査取扱要項の一部改正を行い、本年7月1日から施行することを決定した。
     また、同日には全国のジャージー酪農団体等で組織する全国ジャージー酪農振興協議会(加藤賢一委員長)の総会と委員会が書面で開催され、すべての提出議案について承認された。

ゲノミック評価スケジュール(案) SNP検査でより良い酪農経営を

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     独立行政法人家畜改良センターから2022年8月公式評価までの公表スケジュール(案)が示されました。下表にはゲノミック(以下、G)評価に係る毛根到着日と公表日(リリース日)をまとめました。G評価は8月、12月、2月に行われる公式評価と公式評価から次の公式評価の間に新たにSNP検査を行った未経産と若雄牛を対象とした毎月評価があります。表のうち、色のついている行が公式評価、ついていない行が毎月評価を表しています。なお、公式評価のうち、12月は雌牛のみの公表となります。毛根到着日の欄に記載されている期日までにSNP検査機関に毛根が届けられた牛は、G評価公表日に1頭ごとの情報がG評価速報Webに記載されるほか、日本ホル協より結果を郵送いたします。さらに公表日の3営業日後には牛群遺伝情報Webに記載され、牛群をまとめて調べることが可能になります。なお、公表スケジュールは変更される可能性がありますので詳細については改良センターWebサイトを参照してください。
     そもそもG評価とは乳牛の遺伝的能力を評価する方法の1つです。従来の乳量や決定得点などの表型値と血統情報から推定される遺伝評価に加えて、SNP(DNAの塩基配列上にある標識で、DNAのいたるところに存在し、個体間で塩基の配列が1塩基だけ異なっている部分)というDNA情報を用いた評価法で、このSNPを毛根や血液から採取する検査のことをSNP検査といいます。
     G評価には未経産の段階で遺伝的能力が優れているかを判断できるという利点があります。これにより、G評価値が高かった牛は採卵することで優れた後継牛の確保を可能にし、一方で評価値が低かった牛は受卵牛とすることで副産物による収入の増加を見込むことができるなど、以前より効率的な経営を実現することが可能になります。その他にも、遺伝病の発見、血縁関係の確認など、数多くの利点があります。
     前記の通り、G評価は今後の日本の乳牛改良においても重要な手法です。そのため、日本ホル協ではG評価並びにSNP検査の普及・推進に努めています。その一環として行っているのが自動登録同時SNP検査です。情報開示に同意しており、自動登録及び牛群検定を実施している農家の方が対象になります。生後1年以内のホルスタイン種雌牛(ET産子、導入牛も含む)のSNP検査を登録日から3カ月以内に申し込むと、その雌牛の血統登録料金の半額が年度末に返金されます。ただし、alicの補助事業によりSNP検査したものは対象外となるのでご注意ください。メリットの多いSNP検査を是非ご検討くださいますよう、よろしくお願い致します。(事業部調査課)

検定成績優秀牛 -都府県令和3年5月証明分F偏差値-

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