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機関誌

機関誌内容一覧

平成21年12月20日


平成21年12月20日
「関東・九州で地方共進会開く」

〜農業高校などの活躍めだつ〜
第13回全日本ホルスタイン共進会(以下「第13回全共」と略)までに1年を切った11月、日本のど真ん中と南の地方で2つのホルスタイン共進会が開催され、地方の結束を強めるとともに第13回全共での検討を誓い合った。また、第13回全共で高校特別出品枠が設けられたためか、高校が元気だ。両地方とも、本職の牛飼いと互角以上の戦いを見せている。
第15回関東地区ホルスタイン共進会〜経産名誉賞はバイオトラスト軽井沢牧場(群馬)〜
小春日和の11月15日、関東ホルスタイン共進会が神奈川県綾瀬市の家畜集合センターで盛会に開催された。
本共進会は昭和50年3月に第1回を開催して以来2〜3年おきに開かれ、今回で15回を迎えた。会場には茨城15頭、栃木16頭、群馬15頭、東京4頭、千葉14頭、埼玉12頭、神奈川21頭計97頭が一同に集まり、最高峰を目指して競われた。
審査員は北海道恵庭市の酪農家、「クレマチス」の冠名で知られている中川尚人さんが担当した。
経産名誉賞には群馬県・(有)バイオトラスト軽井沢牧場出品のカーレイに輝いた。また、未経産名誉賞には栃木県・梶村健介さん出品牛のドレークが選ばれた。
関東においても学校関係から多くの出品があった。茨城から鯉渕学園、日本農業実践学園、栃木から那須拓陽高、鹿沼農高、真岡北陵高、群馬から中之条高、東京から瑞穂農芸高、千葉から安房拓心高の計8高(学園)から13頭出品され、堂々とリング内で愛牛を誘導し、上位に入賞していた。〈優等賞一席〉 未経産、経産の名誉賞牛は別掲に示したが、その他の各部優等賞一席牛は次のとおり。第1部(12月以上15月未満)PWエレガンスステイシーH20・9.6生(父アイゼンハワー)栃木県和気輝さん出品第2部(15月以上18月未満)ホクリヨウネリーチヤンピオンリズリサH20・6・3生(父チャンピオン)栃木県真岡北陵高等学校出品=未経産準名誉賞第3部(18月以上21月未満)リンデンマーベリツクロイチヤンピオンH20・3・17生(父チャンピオン)茨城県鯉渕学園農業栄養専門学校出品第4部(21月以上24月未満)KZMRローゼッタロイドレークETH20.1.20生栃木県(ドレーク)梶村健介さん出品第5部(36月未満) パインツリークリスマスサードロイETH18・11・22生(父ジヨーダン)栃木県P―THREE出品=経産準名誉賞第6部(36月以上48月未満)プラントツリーABダンデイーETH17・11・30生(父ダンデイー)栃木県植木靖さん出品第7部(48月以上60月未満)シンボルブレットカーレイH17.6.21生群馬県(ブレット)(有)バイオトラスト軽井沢牧場出品第8部(60月以上)コージーロングロイアーロンH15・3・14生(父ジヨーダン)栃木県梶村健介さん出品
第5回九州連合ホルスタイン共進会〜GCには重見宝弘さん(大分)〜
第五回九州連合ホルスタイン共進会が、平成21年11月21日(土)、熊本県菊池郡大津町の熊本県家畜市場で、審査員に日本ホ協・北海道支局審査部長の佐藤貢氏を迎えて開催された。
この共進会は、九州・沖縄地区酪農団体協議会の主催により開催されるもので、第9回熊本全共の前年に第1回を開催し、その後5年ごと、全共開催の前年に開催している。
今回は、初めて沖縄県から経産牛二頭の出品があり、さらにオール九州の結束を強める共進会となった。
出品頭数は、福岡15頭、佐賀10頭、長崎11頭、熊本59頭、大分15頭、宮崎20頭、鹿児島16頭、沖縄2頭の計148頭を数えた。
なお、来年の第13回全共への対応として、後代検定娘牛の部(36月未満経産)を設け、6頭の出品を見た。
また、九州地区おいても高校から多くの出品をみた。長崎県の島原農高、熊本県の菊池農高、熊本農高、宮崎県の都城農高、高鍋農業高校、鹿児島県の種子島高、鹿屋農高の計7校、13頭を数え、菊池農高は第1部で、種子島高は第2部でそれぞれ名誉賞を獲得するなど、6頭が優等賞以上の上位入賞を果たした。
グランドチャンピオン(経産)は大分県・重見宝弘さん出品のマーク号が、ジュニアチャンピオン(未経産)は熊本県・中村竜郎さん出品のクリスタル号が獲得した。(詳細は別掲参照)
その他の各部名誉賞牛は次のとおり。〈各部名誉賞〉第1部(8月以上10月未満)申請中H21・2・1生(父セプテンバー)熊本県菊池農高出品第2部(10月以上12月未満) アーチスカシミアエアロスターH20・12・5生(父カシミア)鹿児島種子島高出品第3部(12月以上14月未満) マタドーアスパートメグミH20・10・13生(父スパイアート)熊本県種村博人さん出品第4部(14月以上16月未満) レアセルMBBアドベントREH20・9・5生(父アドベント)大分県伊藤賢太さん出品第5部(16月以上19月未満)ハイリハックプライドオブストリームクリスタルH20.5.24生(父ストーム)熊本県中村竜郎さん出品第6部(19月以上22月未満)タキカワマックジヨーダンH20・2・8生(父マック)大分県(有)釘宮牧場出品=ジュニアリザーブチャンピオン

第7部(後代検定娘牛・36月未満)
シヤローリバービツグキヤステイングガイH10・5・23生(父ビツグガイ)大分県(有)有富牧場出品第8部(2歳ジュニア) スタージユラーボルトンH19・7・22生(父ボルトン)宮崎県東園雅秀さん出品第9部(2歳シニア)フオギーハイランドルデイースピリツト(父ルデイー)鹿児島県(有)池田牧場出品第10部(3歳シニア)ビユーテイガールセカンドセプテンバーマイナーH18・7・5生(父セプテンバー)福岡県中村毅さん出品第11部(3歳シニア)ガバネステラソンプレイデールH18・2・26生(父ゴールドウイン)鹿児島県五反田一郎さん出品第12部(4歳以上5歳未満) ビユーテイガールロイレーンロツクH16・12・25生(父ジヨーダン)福岡県中村毅さん出品=リザーブチャンピオン第13部(5歳以上) ミドリオカアダムマークH16.7.9生(父アダム)大分県重見宝弘さん出品

平成21年12月20日
「全共・預託牛は県内公共牧場」

〜ホル協理事会〜
日本ホルスタイン登録協会の第250回理事会は11月20日、当会会議室で開催され、平成21年度中間事業概況などの報告と、第13回全共などについて協議した。全共関連では、当会審査委員が担当することや、シンジケート所有牛・預託牛に対する取扱いを決定した。
理事会では、北良治会長から「21年度9月末で血統登録申込みが前年度に比べて4・6%増加したことは、厳しい経済状況の中、社員、会員をはじめ支部・承認団体の協力に対し、深く感謝を申し上げる」と労いの挨拶をした。

頭数減少の中で登録増加来賓の農林水産省生産局畜産部畜産振興課の葛谷好弘課長補佐から「全国の乳牛飼養頭数が減少している状況にあって登録頭数が増加していることから、改良への意識の高い農家が自覚して登録をしていると窺える。
また現在、国では家畜改良増殖目標について、10年先を見据えた議論を進めており、改良は継続することが重要で生産性向上のために牛群検定、後代検定を実施し、近交回避を注視しながら血縁情報のデータ構築を着実に行わなければならないとの意見もあり、来年度への発表に向けて現在作業を進めているところである」と挨拶した。
報告については平成21年度中間事業概況、同中間決算報告や平成21年度地区別登録委員研修会、同夏期登録事務担当者会議及びWHFF評議委員会の概要などがあり承認を受けた。

全共審査委員は日ホから 第13回全共については、全共審査委員を当会審査委員が担当することを決定し、審査委員については来年3月の理事会で行うこととなった。シンジケート所有牛の出品については「加入している団体等」に該当するとした。但し、シンジケート所有牛を含めて「ホルスタイン種にあっては1戸2頭以内」。

預託牛は県内公共牧場預託牛の取扱いについては、3歳未満の出品牛にあっては、出品者が居住している都道府県の公共牧場への預託に限り、出品者の飼養期間に預託期間を含めることが出来るとした。但し、預託契約書写と預託期間を証明する書類が必要。
全共のこれら詳細については当会ホームページ参照

今後の日程平成21年度社員会議並びに同冬期登録事務担当者会議において、東日本は東京で平成22年1月22日に、西日本は福岡で2月9日に各々開催する。

秋の褒章に千葉靖代理事等平成21年秋の褒章は、岡山県の千葉靖代理事が黄綬褒章を受章されたほか、富山県の角田龍男元理事が黄綬褒章を、奈良県の浦田長安元理事が旭日双光章を受章された報告があり長年の労いをした。

平成21年12月20日
「検定成績優秀記録牛F偏差値上位牛」

〜都府県、平成21年度11月証明分〜

※ 日ホが定期的に発行している「検定成績証明書」において、検定成績F偏差値の上位牛
を毎月当新聞で掲載しています。
※ F偏差値とは、検定日数305日乳脂量に関して、平成7年に分娩した成牛の値を100とし、
それぞれの地域・年齢・分娩日と搾乳回数を用い、比較できる数値に変換したものです。
詳細は当協会ホームページをご覧下さい。
注)同じ分娩で検定日数の違う成績がある場合は、検定日数305日を掲載します。
F偏差値100以上の全牛はこちら