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機関誌

機関誌内容一覧

平成17年6月20日


平成17年6月20日
「日ホ協、通常総会開く」

~2005-5月乳用牛評価成績~
日本ホルスタイン登録協会(山崎博文会長)の第55回通常総会は6月17日、東京都内で開催され、平成16年度事業と同収支決算報告、17年度事業計画と同収支予算を可決承認した。昨年度の血統登録は22万2千頭余で前年度を2・3%上回った。本年度は家畜改良体制整備事業を効率的に利用して自動登録の一層の推進に努める。また、11月に栃木県で開催する第12回全日本ホルスタイン共進会の成功を期して関係各位の協力支援をお願いした。なお、総会前に開かれた第232回理事会において、次回全共を北海道で開催することが決定した。
血統登録わずかに増加
日本ホル協の第56回通常総会は、山崎会長挨拶に引き続き農林水産省・白須生産局長祝辞(塩田畜産振興課長代読)など来賓挨拶が行われた。議事では、平成16年度事業報告・収支決算報告、17年度事業計画・同収支予算を協議し、原案どおり可決承認された。
16年度の会員数は2万478名で前年度より673名、3・2%ほど減少した。登録実施状況では、血統登録申込みが22万2773頭で対前年比2・3%の増加となり、都府県でもわずかながら増加した。
このほか、審査成績証明は2万5112頭で前年に対して5・8%増加したが、検定成績証明は7万5914頭で1・7%減、移動証明も2万5549件で11・7%の減に留まった。
16年度の主な事業では、乳用牛改良国際化対応総合推進対策事業の一部委託を受け、後代検定娘牛と同期牛合わせて約3万2千頭の体型・管理形質データを収集分析し、検討会を2回開いて選抜指数を見直した。
また、家畜改良体制整備事業では前年度に引き続き、登録書作成と情報提供などのシステム開発を行い、テストランを実行した。
17年度はいよいよ第12回全日本ホルスタイン共進会(栃木大会)の開催年であり、その成功に向けて諸般の準備を進める。また、前年に引き続き、家畜改良体制整備事業の利活用による自動登録の推進、後代検定体型データの収集を行う。
登録申込頭数は、血統登録22万9千頭、審査成績証明2万3410頭、検定成績証明7万3550頭、移動証明1万9300件を見込んでいる。
なお、総会前に行われた第232回理事会で、次回の全共(平成22年予定)を北海道で開催することが可決承認された。
平成17年6月20日
「整備事業でHP」

~血統情報など検索開始~
昭和63年度にスタートした家畜改良体制整備事業(事業主体は家畜改良事業団)は、家畜改良団体の連携強化によって登録や能力検定などの一体的な運用を行うことを目的として実施されてきた。
さらに平成15年度から5年間で、①登録書発給業務の効率化、②自動登録システムの構築、③登録情報と牛群検定情報の連携、④インターネットでの情報提供、⑤家畜改良データバンクの運用、などを実施していくが、このほど、インターネットを利用して家畜改良データバンクにある種々の改良情報を閲覧できるシステムが7月を目途に実用化される。
インターネットで検索できる情報は、血統情報や系統譜、近交回避、種雄牛成績、雌牛の審査・検定成績高記録牛など。
この事業のホームページアドレスは次のとおり。http://www.rg.liaj.jp
家畜改良体制整備事業のトップページ中央の「日本ホル協」をクリックし、登録協会のトップページから検索項目を選択する。
例えば、「血統情報」をクリックし、血統情報検索画面で調べたい牛の登録番号を入力すれば、祖父母牛までの血統が表示される。さらに祖母牛をクリックすれば、その祖父母牛までの血統が検索できる。
平成17年6月20日
「福屋牧場が最高位」

~2005北海道B&Wショウ~
2005北海道ブラックアンドホワイトショウ(主催・北海道ホルスタイン改良協議会)は5月28~29日、北海道勇払郡早来町の北海道ホルスタイン共進会場で開かれた。
ショウでは個体12部と牧場牛群、地域牛群の計14部門に215頭が出品し、ジェネティクス北海道の荒木敏彦さんが審査を担当した。
グランドチャンピオンおよびシニアチャンピオンには4歳クラスの恵庭市・㈲福屋牧場出品のエルムレーンスカイチーフサニーETが選ばれた。本牛は一昨年の北海道ナショナルショウと昨年のこのショウでインターミディエイトチャンピオンを獲得している。
また、リザーブ・グランドおよびリザーブ・シニアチャンピオンには3歳シニアクラスの鹿追町・デイアドリームシンジケートのレスポアールデリアハーゲンET、ジュニアチャンピオンには清水町・高橋喜一さん出品のセジスビューティアスターチャンピオン、インターミディエイトチャンピオンには豊富町・佐藤道寛さん出品のレスポアールレイブンハーゲンETがそれぞれ選ばれた。デリアハーゲンとレイブンハーゲンは受精卵移植による姉妹牛。
このほか、プレミアブリーダーは江別市・中田和孝さん、プレミアエキジビターは恵庭市・㈲福屋牧場が選ばれた。 各部のチャンピオン牛は次のとおり。 第1部(育成ジュニア・生後9月未満)
TMFアリストリスターET(父ラデュック)清水町・㈲田中牧場出品
第2部(育成ミドル・9~11月)
KDCシヤンゼリゼ16・6・1生(父ダーハム)北見市・吉野英之さん出品=リザーブ・ジュニアチャンピオン
第3部(育成シニア・12~14月)
TMFチェリーブロッソムエルビスタ(父エルヒーローズ)清水町・㈲田中牧場出品
第4部(未経産ジュニア・15~17月)
セジスビユーテイアスターチヤンピオン15・12・16生(父チャンピオン)清水町・高橋喜一さん出品=ジュニアチャンピオン
第5部(未経産ミドル・18~20月)
ミッドフィールドL・MエモリーマリーET(父エモリー・デリー)江別市・中田和孝さん出品
第6部(未経産シニア・21~23月)
ヨシノファームダンシングドール(父ダーハム)北見市・吉野英之さん出品
第7部(経産2歳ジュニア・30月未満)
レデイスマナージュリアンポーラ(父コンビンサー)更別村・天野雄介さん出品
第8部(2歳シニア・30~35月)
フロンテイア テイア ミステイ マダムレデユーク 14・10・6生(父ラデュック) 恵庭市・清水勝一さん出品=リザーブ・インターミディエイトチャンピオン
第9部(3歳ジュニア・36~41月)
レスポアール レイブン ハーゲン ET13・12・17生(父ダーハム)豊富町・佐藤道寛さん出品=インターミディエイトチャンピオン
第10部(3歳シニア・42~47月)
レスポアールデリアハーゲンET13・11・18生(父ダーハム)鹿追町・デイアドリームシンジケート=リザーブ・グランドおよびリザーブシニアチャンピオン
第11部(4歳級)
エルムレーンスカイチーフサニーET13・4・20生(父スカイチーフ)恵庭市・㈲福屋牧場出品=グランドおよびシニアチャンピオン
第12部(成年・5歳以上)
TMファームバークミックス(父ミックス)清水町・㈲田中牧場出品 第13部(ベストスリーフィーメイル・経産牛3頭1組)
旭川市・加藤智宏さんの牛群
第14部(カウンティーハード・5頭1組)
十勝管内出品牛
平成17年6月20日
「7月、5地区で登録研修会」

~参加者募集中~
日本ホル協の平成17年度登録委員研修会は来月7日の中部北陸地区を皮切りに都府県5ブロックで開催する。
この研修会は、日頃、酪農現場の第一線で活躍している登録委員等を対象に、1泊2日の日程で改良に関する講演と事務研修、審査研修を行うことで、現在、参加者を募集している。開催日程は次のとおり。 ◇東北地区=7月21~22日、青森県古牧温泉、県農林総合研究センター
◇中部北陸地区=7月7~8日、新潟県石室温泉、フジタファーム
◇近畿地区=7月下旬、奈良県の予定
◇中国四国地区=7月28~29日、愛媛県道後温泉、県畜産試験場
◇九州地区=7月20~21日、宮崎市内ホテル 申込み・問い合わせは最寄りの都府県登録取扱団体まで。