日本ホル協では、昨年12月末までの都府県における生涯乳量記録牛をとりまとめた（別表）。都府県１位は鳥取県の田中泰彦さん所有のロイブルックハイアーエレンが乳量16万６２７８㌔で依然トップを維持し、全国４位（生涯乳脂量は１位）に入っている。以下、13万㌔台が２頭、12万㌔台５頭、11万㌔台23頭、10万㌔台が33頭あり、これまで64頭が生涯乳量10万㌔以上を達成している。なお、上位６頭が全国のトップ１００に名前を連ねている。平成17年に記録が更新されたもの（表中では名号の前に＊印）では、13位に岩手県・川又紀元さん所有のマンテラインスピレーションティナアサヒを筆頭に、22位の栃木県・臼井勉さんのグリーンスターマーシアスターダムなど、上位30頭以内に６頭、生涯乳量10万㌔以上では16頭入っている。ところで、生涯乳量上位１００頭（９万２５００㌔以上）について、酪農家別に生涯乳量記録牛頭数を見ると、埼玉県・亀田康好さんが８頭を輩出して都府県トップになっている。このうち４頭が乳量10万㌔以上を獲得している。２位は岩手県・川又紀元さんと宮城県・布田牧場の５頭で、川又さんはうち４頭が乳量10万㌔以上。また、布田牧場、川村正義さん（岩手）、喜古尚さん（福島）、和気竹正さん（栃木）では10万㌔突破牛がそれぞれ２頭ずつ誕生している。都府県別では、岩手県が17頭で最も多く、次いで群馬県と栃木県の10頭、埼玉県８頭、宮城県７頭、茨城県と福岡県の６頭であった。