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機関誌

機関誌内容一覧

平成26年12月20日


平成26年12月20日「第14回全共へ全力投球!」 ~登録の必要性広く啓蒙~
(一社)日本ホルスタイン登録協会(北良治会長)の理事会が11月14日、東京都中野区の日本ホルスタイン会館で開催され、平成26年度中間事業概況、登録委員研修会や前年度より取組む経産牛SNP事業の状況等の概要報告があった。また、第14回全共の共進会規則一部改正案や仮設ハウスの都道府県別割当案等、原案通り了承された。
平成26年度中間事業概況などを報告
先ず、北会長から輸入飼料の高騰・高止まり、TPP問題に加え、近年の猛暑、繁殖成績の低下等の要因が重なり、後継牛不足から生乳生産の回復の足取りは弱含み。国は「酪農及び肉用牛の近代化に関する基本方針」と合わせ、「家畜改良増殖目標」の改定作業を進める中、生涯生産性を高める必要性について言及し、当協会としても登録をはじめ各般事業を推進し、長命連産性、生涯生産性に結びつく乳用牛改良推進に引き続き努力していくと挨拶した。
引き続き来賓として、農林水産省生産局畜産部畜産振興課の松本課長補佐より、農林水産省として予算の大幅な増額を要求しているところだが、特に性判別受精卵・精液を活用し優良な乳用後継雌牛を効率的に確保する取組み、SNP検査を実施し参照集団の増加、ゲノミック評価により能力を判断し、高泌乳牛を早期に作出することの取組み等を考えており、こうした施策の推進に対する協力をお願いしたい旨の挨拶が行なわれた。
事業報告では、平成26年度中間事業について、主な登録申込状況は、消費税増税前の駆け込みによる反動減の影響もあり、血統登録が11万2,368頭(対前年同期比94.1%)、移動証明が3,954頭(同72.4%)と前年を下回る状況となり登録の必要性を広く啓蒙すべきとの意見があった。経産牛SNP事業では、今年度1,100頭の検査実施を予定し、SNP検査の理解向上と酪農家への普及を図り、ゲノミック情報をウェブサイトでの検索構築すること等が報告された。
第14回全共について、出品牛の搬入日、審査日時、褒賞の対象に係る共進会規則の改正案、高校出品特別賞贈呈の考え方が原案通り承認された。また、出品頭数に応じ、仮設ハウスを割り当てる案も承認された。なお、要望が多い仮設ハウスについては追加希望を聞くこととした。

平成26年12月20日「第17回関東地区ホルスタイン共進会」 ~経産名誉賞群馬県中之条高校~
11月12、13日に第17回関東地区ホルスタイン共進会が2年振りに茨城県小美玉市の中央家畜市場で、関東7都県から92頭が集まり開催された。審査員は(株)十勝家畜人工授精所の取締役営業指導部長の山口寿典氏が担当した。
この共進会で経産名誉賞に輝いたのは、5歳以上級チャンピオンの群馬県立中之条高校出品牛の「ナカコープライドリートンラストウィンET」(父ゴールドウィン)であった。
未経産名誉賞には18か月以上21か月未満級チャンピオンの栃木県立那須拓陽高校の出品牛「タクヨウキャリーレッドマンクリスタル」(父レッドマン)が輝いた。
全8部をみると、経産部門3部で群馬県がトップで、優等24頭でも10頭が同県から選ばれた。 写真は、(株)北海道協同組合通信社(デーリィマン社)より提供

経産名誉賞
群馬県・中之条高校出品
「ナカコープライドリートンラストウィンET」(父:ゴールドウィン)
未経産名誉賞
栃木県・拓陽高校出品
「タクヨウキャリーレッドマンクリスタル」(父:レッドマン)

平成26年12月20日「第6回九州連合ホルスタイン共進会」 ~G・C熊本県菊池農高~
11月15日に第6回九州連合ホルスタイン共進会が、5年振りに熊本県大津町の県家畜市場で、九州8県から153頭が集まり開催された。審査員は北海道ホルスタイン農業協同組合の審査部長千葉義博さんが担当した。
この共進会でグランドチャンピオンに輝いたのは、5歳以上級名誉賞の熊本県立菊池農業高校出品牛の「KAHSメーヤスブリッツカイトMフタゴ」(父ブリッツ)であった。
ジュニアチャンピオンには16か月以上19か月未満級名誉賞の熊本県・松野佑哉さん出品牛「ドリームアイオーンハーゲン」(父アイオーン)が輝いた。
全12部門中7部門で熊本県が名誉賞を獲得。写真は、(株)北海道協同組合通信社(デーリィマン社)より提供
グランドチャンピオン
熊本県・菊池農高出品
「KAHSメーヤスブリッツカイトMフタゴ」(父:ブリッツ)
ジュニアイチャンピオン
熊本県・松野佑哉さん出品
「ドリームアイオーンハーゲン」(父:アイオーン)

平成26年12月20日「国内最高95点獲得」 ~岡山県・吉原直樹さん~
岡山県津山市の吉原直樹さんが生産・所有する「グランデイールスターPTギン」(父ポッター)が11月に95点を獲得した。
スター号は平成23年10月開催の第66回岡山県畜産共進会で見事にグランドチャンピオンに輝き、その翌月の牛群審査において4歳11月齢の若さで92点の快挙を遂げた。その後、昨年には2点アップの94点となった。
そして、今年の7月に6産目の分娩をし、11月13日の牛群審査において7歳11月齢で95点の決定得点(同月18日確認審査済)を得て、9頭目となる国内最高得点となった。その内容は、体貌と骨格:92点、肢蹄:94点、乳用強健性:97点 、乳器:96点であった。
本牛の検定成績証明をみると、4産4歳8月齢、305日1万2,161㎏、乳脂量464㎏、乳脂率3.8%を記録している。
岡山県・吉原直樹さん所有
「グランディールスターPTギン」(父:ポッター)

平成26年11月20日「生涯乳量」 ~都府県26年11月~
26年11月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量5万㌔以上の高記録牛28頭を示した。
1位・亀田泰好さん(埼玉県)所有
「シンボライズレインビューティリリィ」
今回のトップは、亀田泰好さん(埼玉県)所有のリリィ号(平14.1.21生)の検定回数9回で検定日数3,148日、総乳量10万1,019㎏、総乳脂量4,421㎏、平均乳脂率4.4%、総乳蛋白質量3,465㎏であった。今回、9産目の検定成績証明を申請したことにより総乳量10万㎏超えを達成し、これで県内10万㎏突破牛は13頭(亀田さん8頭目)となった。
また、3位川又紀元さん(岩手県)、5位佐藤信彦さん(茨城県)、12位岩泉篤さん(岩手県)、14位・16位植木靖さん(栃木県)、24位新海益二郎さん(長野県)所有牛は、審査得点90点以上(EX)を獲得しており体型面においても優れた成績を残している。


平成26年12月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県、26年11月証明分F偏差値~

平成26年12月20日「ホルスタイン手帳好評発売中」 ~2015年版~