2019年07月20日号「日本ホル協特集号」
4面
血統登録申込頭数2年連続増頭
自動登録の進化/ロボット適合性指数の開発を
―日本ホル協第69回総会―
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一般社団法人日本ホルスタイン登録協会(前田勉会長)の第69回通常総会が、6月21日、東京都中野区の中野サンプラザで開催され、平成30年度事業報告並びに公益目的支出計画実施報告、令和元年度事業計画、同収支予算について報告が行われた。提出議案として平成30年度収支決算報告、令和元年度会費徴収方法、同役員報酬について審議が行われ、原案のとおり可決承認された。
会員各位の登録改良意欲に敬意
通常総会の開催にあたり、前田勉会長から挨拶が行われた。
冒頭、昨年9月に開催した日本ホル協の創立70周年記念式典には多数の来賓をはじめ役員、社員、登録委員、各都府県支部・承認団体から130名を超える関係者の出席を得て、登録事業功労者の表彰や祝宴等、盛会であったことに対して感謝の意を述べた。
酪農の現況に触れ、国内の酪農家戸数が毎年4%の割合で減少し、今や全国で1万5千戸を切ろうとしている。先日、日刊紙の1面トップに「酪農家 6割減、20年で1日3戸のペースで減少」の大見出しで、この20年間で約2万2千戸の酪農家が廃業し、生乳生産量でも128万トン、15%減少し、牛乳価格にも影響している。また、酪農家の休日は全国平均で年間17.7日、月に1~2日しか休めず、労働時間も長いとも書かれていたことを挙げて、国民の多くに酪農の現状が少しでも分かってもらえたのではと言い添えた。
また、昨年の乳牛飼養頭数は132万8千頭でこの20年間では約53万頭減少している。しかし、最近では乳用後継牛確保のための性選別精液利用の普及率は年々高まってきており、その生産雌子牛が年間登録頭数の3割以上を占めるまでになった。昨年度の血統登録申込頭数は全国で21万6千頭で2年連続の増頭となった。乳牛頭数が年々減少する中で、10年前の年間登録頭数よりも1万7千頭増えており、改めて、会員各位の登録や乳牛改良に対する意欲の高さに敬意を表した。
令和元年度もより多くの乳用後継牛を登録に結びつけるため、安価で申込書不要の自動登録を推進し、強い近親交配の回避や遺伝病の発現防止、遺伝評価計算の基礎となる正しい血縁の構築と情報提供を行っていく。
また、(公財)全国競馬・畜産振興会からの助成事業では、ホルスタイン未経産牛の標準発育値やSNP情報を活用して「体の大きさ」や「肢蹄」に関する指数を作成する。さらに、本年度から乳用牛群検定全国協議会からの委託を受け、搾乳ロボット適合性に関する体型データを収集して「ロボット適合性指数」の開発・検討を行う。
最後に、来年10月末には初のブロック開催となる第15回全共九州・沖縄ブロック大会を宮崎県都城市で開催するにあたり、5年に1度の全国酪農家の最大の祭典に対する協力支援をお願いした。血統登録全国で4.6%増
平成30年度事業実績では、会員数が都府県5223名、全国1万1635名で前年度から487名減少した。一方、血統登録申込では、全国21万6619頭の前年度対比104.6%の増加で都府県では前年度対比100.9%と2年連続増加した。
審査成績証明申込は都府県で9464頭(前年度対比97.2%)、全国では2万4694頭(同94.7%)と減少した。検定成績証明申込が都府県で4252件(同97.9%)、全国では7万2998件(同98.1%)であった。また、SNP検査はLD(低密度)の申込が都府県754件、全国では4420件(同124.4%)となった。30年度決算
平成30年度収支決算では、登録事業からなる実施事業会計、ホルスタイン会館賃貸事業のその他会計、そして法人会計を合わせた経常収益額は表より13億8069万9327円、同じく経常費用額は13億5965万3971円で、税引き後の正味財産増減額は1492万356円の黒字となる旨が上程され、原案通り可決承認された。
令和元年度事業計画血統登録20万4千頭を見込む
血統登録では、自動登録を主体に一層の普及定着を図るとともに正確な登録を実施するために、現場における出生子牛と母牛の確認の徹底をお願いする。また、SNP検査や親子判定抜取調査における血縁のチェックと血統疑義牛への親子判定調査を強化する。
血統登録や体型審査等の情報収集・管理を行い、Webサイトを利用して近交係数算出や系統譜をはじめ遺伝評価値の活用等、改良に関する各種情報の公開、機関誌等による情報提供を行う等、登録情報の内容充実に努める。スマートフォンでも検索閲覧できる「近交情報システムWeb」並びに「登録情報活用システム」を提供し、優良牛の選抜や交配種雄牛の選定に役立ててもらう。
(公財)全国競馬・畜産振興会畜産振興事業による「乳用牛DNA情報による長命連産性向上事業」を実施し、未経産牛の体型測尺及び経産牛の歩様調査、SNPデータを収集して標準発育値を作成するほか、長命連産性の遺伝的指標となる諸指数を策定する。また、乳用牛群検定全国協議会から委託を受け、①後代検定に必要な初産検定中の材料娘牛とその同期牛の体型データの収集を行う。②ホルスタインの改良に必要な雄牛並びに雌牛選定のためのSNP検査を行う。③搾乳ロボットに関連した体型形質等のデータ収集を行い、搾乳ロボットへの適合性指数等の開発を行う。また、これらのデータや登録情報を基に、泌乳能力及び体型の遺伝評価に必要な血縁ファイルの作成等を行う。
世界ホルスタイン・フリージアン連盟に加入し、関連会議に出席し主要国における最近の登録・改良状況をはじめゲノミック評価や近親交配、遺伝病、繁殖等に関する情報収集に努める。
ホルスタイン会館の運営を通じて、登録事業の安定的な運営を図り、事業の継続性を高めていく。
令和元年度収支予算については、血統登録申込が都府県で4万1580頭(前年度比99.2%)、全国では20万4580頭(同100.6%)とし、経常収益は13億5475万5千円を見込む。全共来年に迫る規則・衛生対策要領の順守を
初のブロック全共開催となる「第15回全日本ホルスタイン共進会九州・沖縄ブロック大会」が来年10月31日から3日間、宮崎県の都城地域家畜市場で開催されるにあたり、実行委員会との連携を密にして本格的な準備を進めていく。なお、参加都道府県におかれては、第15回全日本ホルスタイン共進会規則並びに出品衛生対策要領に順守した出品対策を講じられたい。
来賓祝辞 通常総会開催に花
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日本ホルスタイン登録協会の第69回通常総会に来賓として臨席され、祝辞を述べられた方々とその概要は次のとおり。
バランスの良い改良を 農林水産省・伏見課長
本年度は5年ごとの家畜改良増殖目標の見直しの年となっており、これまでの改良は、乳製品需要の高まりや国際化の進展に伴う競争力強化に対応するため、乳量を伸ばす方向で長年進められてきた。その結果として、我が国のホルスタイン種の能力は諸外国と比較して高水準となった。
一方、近年、人口減少や高齢化などにより、我が国の農林水産業は大きな転換期を迎え、改良も、乳量だけではなく、繁殖性や、搾乳ロボットに適合した体型、アニマルウェルフェアへの配慮など、様々な酪農現場のニーズに応えたバランスの良い改良を進める必要が生じており、貴協会の役割は益々重要になっている。
また、2020年には、初めての試みであるブロック開催による第15回全日本ホルスタイン共進会が宮崎県で開催される。新しいニーズに応える未来志向の共進会として、これからの改良の新たな方向性、力強い酪農の未来を示す契機となることを期待している。
農林水産省としても、畜産クラスター事業による施設整備や機械導入、性判別精液の活用等による優良な乳用後継雌牛の確保のほか、搾乳ロボットや発情発見装置などを活用したスマート農業の推進を支援し、酪農の生産基盤の強化を進めていきたい。「不退転の決意」で臨む (一社)家畜改良事業団・高橋理事
今の高乳価に加えて副産物のF1産子が高値で販売できている情勢が今後も続くのかは甚だ疑問である。頭数が増頭へと生産回復の転換点が見えつつあるが、北海道の生産だけが増加しても根本的な解決にはならない。国産の乳牛乳製品を安定的に供給するためには、都府県における生産の回復は不可欠である。この情勢だからこそ、この先に向けて今やるべきことは、乳価が下がったとしても経営が成り立つ「低コスト経営」へ取り組みであり、「乳量の高い個体が病気や故障なく、順調に繁殖して長く搾れる牛づくり」である。この繁殖形質などの遺伝率の低い形質も評価できる技術がゲノミック(以下、G)技術である。平成25年から雌牛のG評価を開始され、補助事業等で普及拡大に努めているが、アメリカの検査機関にサンプルを送り、お金を払ってアメリカのゲノム評価成績を求める方が増えている。この状況を招いているのは、G成績の利便性や使い勝手に差があること、また、評価形質の少なさであると受け止めている。G評価成績を使い易い形で使えるように、関係機関に提案し「オールジャパン」として同じ方向を持った乳牛改良ができるよう、言わば「不退転の決意」でG評価の普及に取り組んでいく。
また、もう一点。国が進める「スマート農業」を実践する柱の一つとなっている「全国版畜産クラウド」については、推進協議会を中心に、フィールドの各種情報を一元的に集約したネットワークサービスを国の指導の下で鋭意取り組んでいる。これによって、我が国の環境下での耐暑性など新たな形質のG評価の開発に繋がるはずだ。安心して働ける環境作りを
(一社)全国酪農協会・馬瀬口会長(中島常務理事代読)貴協会は、時代の変遷に合わせて、登録制度の改正や自動登録や各種登録・証明の推進などを行っている。その一方で牛群審査では、審査委員が現場に出向いて1頭1頭の審査と農家と膝を交えての指導や対話は、生産者にとって、乳牛改良や飼育管理改善の大きな支えにもなっている。
さて、最近の酪農を巡る情勢については、4月に入り市乳類の値上げが実施され、消費動向が心配されたが、現在のところ売れ行きは堅調のようだ。国産牛乳・乳製品を買って頂けるように、引き続き努力を続けていきたい。また、畜案法の改正により、既存の酪農組合、県酪連、指定団体が発揮してきた「協同組合の力」がこれまで以上に問われることになる。いずれにしても、これまで築き上げてきた指定団体機能が崩れることのないように、特に生乳の安全安心を支えてきたこれまでの努力の成果に影響が起きないように、政府・国会に引き続き要請していきたい。
本会としても、貴協会や関係団体とともに、家族型経営の酪農家が未来に向かって安心して働ける環境作りを努めていきたい。
第15回全共 九州・沖縄ブロックまで
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5面
第15回全共九州・沖縄ブロック大会 衛生対策要領
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第15回全日本ホルスタイン共進会では、家畜伝染病予防法の規定に基づき、家畜伝染病の発生予防と疾病発生時における適切な衛生対策を実施するため、「第15回全共衛生対策要領」によって、出品牛の健康管理と会場の衛生管理の徹底を図り、共進会の円滑な運営に資する。同要領の概要は次のとおりであり、詳細は日ホ協Webサイトを参照されたい。
出品牛は、次に定める衛生条件を満たしていること。なお、検査及び予防注射の実施期間は別表のとおり。出品牛の衛生条件の確認
(1)臨床検査の実施
出品牛は、所属する都道府県を出発する72時間以内に、家畜防疫員の臨床検査を受け、健康であることを確認されたものでなければならない。
(2)出品牛の検査
①結核病は、搬入基準日以前1年以内に、ツベルクリン検査皮内注射法による検査を実施し、陰性を確認していること。
②ブルセラ病は、搬入基準日以前1年以内に、急速凝集反応法による検査を実施し、陰性を確認していること。
③ヨーネ病は、出品牛が国の定めた「牛のヨーネ病防疫対策要領」に基づくカテゴリーⅠの農場で飼養されていることを原則とし、次の(ア)の条件を満たすこと。やむを得ず、カテゴリーⅡの農場から出品する場合には、次の(イ)の条件を満たすこと。検査はできる限り搬入に近い時期に実施するよう努めること。
(ア)カテゴリーⅠの農場からの出品牛は、搬入基準日(令和2年10月30日)以前3か月以内に、スクリーニング法による検査を実施し、陰性を確認していること。
(イ)カテゴリーⅡの農場から出品牛は、搬入基準日以前6か月以内に最低3か月の間隔を空けた2回以上の抗原検査を実施し、陰性を確認していること。かつ、当該農場において搬入基準日以前6か月以内に発生がないこと。
※「カテゴリーⅠの農場」とは、清浄確認が行われており、前記③内の要領第3の規定による予防対策が講じられ、かつ要領第4の(1)に掲げるサーベイランスで陰性が確認された農場をいう。また、「カテゴリーⅡの農場」とは、本病の発生があり、要領第5に規定する発生確認時の防疫措置又は要領第6に規定するまん延防止対策を講じている農場をいう。
(3)予防注射の実施
①出品牛は、搬入基準日以前3週間以上6か月以内の間に、炭疽、牛流行熱、イバラキ病及び牛異常産(3種混合不活化ワクチン又は4種混合不活化ワクチン)の予防注射を実施していること。牛流行熱は、期間内に4週間間隔で2回接種すること。牛異常産は、前年に接種していない牛は期間内に2回接種すること。
※「牛異常産3種混合不活化ワクチン」とは、アカバネ病、チュウザン病、アイノウイルス感染症の混合不活化ワクチンをいう。「牛異常産4種混合不活化ワクチン」とは、アカバネ病、チュウザン病、アイノウイルス感染症及びピートンウイルス感染症の混合不活化ワクチンをいう。
②出品牛は、搬入基準日以前3週間以上6か月以内の間において、牛呼吸器病の5種混合生ワクチン又は6種混合ワクチンの予防注射を実施していること。
※「5種混合生ワクチン」とは、牛伝染性鼻気管炎、牛ウイルス性下痢粘膜病、牛パラインフルエンザ、牛RSウイルス病及び牛アデノウイルス病の混合生ワクチンをいう。「6種混合ワクチン」とは、牛伝染性鼻気管炎、牛ウイルス性下痢粘膜病1型・2型、牛パラインフルエンザ、牛RSウイルス病及び牛アデノウイルス病の混合ワクチンをいう。
(4)皮膚病等
出品牛は、搬入前に真菌症等の皮膚病及びイボ等の体表(乳房含む)の異常がないことを確認していること。罹患牛は、他の牛への感染の恐れがあることから出品を認めない。会場搬入・搬出時の衛生対策
(1)主催者は、宮崎県の家畜衛生担当者の指導のもと、出品牛の搬入時に所定の様式による証明書の提出を求めるとともに、健康状態を確認して搬入を認めるものとする。
(2)主催者は、都道府県家畜衛生担当者の協力を得て、搬入基準日前3か月以内の間に、当該出品牛の飼養地域での重大な疾病発生の有無についての把握に努め、発生の情報があった場合には、宮崎県と協議の上、地域を定め牛の搬入を認めないことができる。
(3)主催者は、出品牛の輸送に使用した車輌等は、宮崎県の家畜衛生担当者の指示により、消毒を実施するものとする。
(4)主催者は、宮崎県の家畜衛生担当者の指導のもと、出品牛の搬出時に、健康状態を確認して搬出を認めるものとする。(出品牛の共進会開催時の衛生対策については省略)
◇検査・予防接種証明書の携行と事前FAX
①証明書の携行:出品者は証明書(様式第1、2号=省略)を共進会会場への搬入時に必ず携行し、宮崎県の家畜衛生担当者に手渡すこと。証明書に不備等があると搬入を認めない場合がある。
②事前のFAX送信:出品者は、搬入作業を円滑に進めるために、事前に検査・予防接種証明書を、令和2年10月15日までに、宮崎県都城家畜保健衛生所宛にFAX送信(0986-62-5155)すること。
全共を写真で振り返る3
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更新記録 矢内孝久さん所有牛
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30年度都府県での検定成績優秀牛として、表に延べ32頭をまとめた。昨年度は日本記録の更新は無かったものの、都府県記録の更新1つ(表中、名号前の*印)を含め、多くの優れた成績が記録された。
乳量で都府県記録
都府県記録を更新したのは、矢内孝久さん(群馬県)所有牛の「ジヤンパー」で、一昨年の3年型305日乳量の都府県記録更新に続き、5年型365日乳量で2万1821㌔を記録した。
改良センターが独占
優秀牛の所有者に目を向けると、(独)家畜改良センター所有牛が10部門、次いで、矢内孝久さん所有牛が8部門、群馬県立吾妻中央高等学校所有牛が4部門でトップとなる優秀な成績を収めている。
平成30年度 審査成績優秀牛群
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日本ホル協では、審査頭数によって10~29頭、30~49頭、50頭以上の3クラスに分け、それぞれ平均体型偏差値の上位10牛群計31農家を表彰した。
表彰にあたり50頭以上クラスを除き、受検率70%以上が表彰条件となっている。
審査頭数10~29頭クラスでは34戸が対象となり、その中で佐野茂樹さん(岩手県)が審査頭数15頭(受検率83.3%)、平均得点88.1点、平均体型偏差値175.0で第1位を獲得した。
審査頭数30~49頭クラスでは22戸が対象となり、その中で古川豪樹さん(佐賀県)が、審査頭数37頭(受検率74.0%)、平均得点87.2点、平均体型偏差値160.5であった。古川豪樹さんはこの部門では平成24年度から7年連続してトップ獲得となった。
審査頭数50頭以上クラスでは41戸が対象となり、その中で渡辺修一郎さん(岐阜県)が審査頭数55頭(受検率88.7%)、平均得点86.0点、平均体型偏差値156.5で第1位に輝いた。
平成30年度の審査成績優秀牛群表彰農家を紹介したが、表彰者個々の改良意欲の高さと、日々の管理技術の向上に取り組む姿勢に敬意を表するとともに、今後のさらなる発展に期待したい。
登録推進に尽力 登録委員62名を表彰
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日本ホル協は、登録委員に対する表彰要領に基づき、各県支部・承認団体から推薦のあった22県62名の登録委員の方々を表彰した。
登録委員は、酪農組合などの技術職員で、日本ホル協が委嘱し、酪農家に最も身近な立場で登録申込書の作成や改良指導などに日頃から活動されており、登録推進には不可欠な存在である。常々のご尽力に対して心から感謝の意を表する次第である。
30年度の表彰登録委員は次のとおり(敬称略)で、後日感謝状と記念品が贈られる。
(青森県)柴崎里美
(岩手県)社内憲生、兒玉亜侑美、辰柳慎一
(宮城県)荒川大、佐々木和也、石井芳子
(福島県)岡野巧、鈴木寿夫
(茨城県)佐藤大地、野村英貴、渡辺和弘、松信勇輝、大久保親一
(栃木県)林田奈美子、釜野井毅、渡辺芳信
(群馬県)宮崎智裕、岡部貴大、青木裕治、鮎貝哲成、角田豊司
(千葉県)増戸弘典、森清之、江澤宏人、高橋幸一
(長野県)星野瑛代、山下秋広、有賀靖浩、伊藤正洋
(岐阜県)長瀬和仁、澤村正次、原浩子
(静岡県)奥村雄希、関野秀樹
(滋賀県)松村一輝
(兵庫県)道満文貴、谷川正昭、二星隆太
(奈良県)高田節子
(岡山県)赤堀弘、濵田高美
(香川県)濱中大介
(高知県)尾﨑郁馬
(福岡県)植田凌、梶原隆幹、河村信一、小河武洋
(熊本県)淵田瑞穂、福島功久、池田直樹、上月良、髙橋佑弥
(大分県)日隈界治
(宮崎県)谷山健一郎、黒木信宏、去川貴弘
(鹿児島県)藤田周平、米田秀一、池平悠理、日高央元、宇都良博
今後の行事 日本ホル協
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◇地区別登録委員研修会
・夏期登録事務担当者会議
◎東北地区=7月22・23日=福島県
◎関東地区=8月6日=
東京都、日ホ会議室(事務担当者会議のみ)
◎中部・北陸地区=8月1・2日=三重県
◎近畿地区=7月25・26日=奈良県
◎中国・四国地区=8月5・6日=高知県
◎九州地区=7月29・30日=鹿児島県
◇第15回全共実行委員会
◎幹事会=10月予定=宮崎市内
◎実務者会議・班長会議=毎月開催=宮崎市内
◇中央審査研究会=9月25~27日=北海道江別市、酪農学園大学
◇中間監査会=10月18日=日ホ会議室
◇ジャジング・スクール=11月29~30日=群馬県
◇第297回理事会=11月22日=日ホ会議室
◇世界ホルスタインフリージアン連盟=スイス・モントレー
◎体型審査ワークショップ=2年3月23~25日
◎世界会議・総会=2年3月26~27日
6面
自動登録普及進む 血統登録の65%を占める
30年度都府県各種申込状況から
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平成30年度における都府県別各申込状況を表1に、また平成21年度から直近10年間の各種申込件数の推移を表2および図1に示しました。都府県の血統登録数は4万6546頭で、対前年比100.9%と若干ではありますが2年連続して前年度を上回りました。全国の飼養頭数が減少する中、登録頭数を維持していることは、関係者皆様の登録推進の賜物であり、登録の必要性に対する酪農家皆様の認識の高さが伺えます。しかしながら、過去には消費税増税前に駆け込み申し込みで登録頭数が大きく増え、増税後はその反動で大きく減少しました。登録頭数は、このまま順調に伸びるのか、それとも今年10月予定の消費税増税によって再び乱高下を繰り返すことになるのか注視していく必要があります。
会員・移動証明は減少
一方、会員数は前年比93.7%と減少傾向に歯止めがかかりません。酪農戸数減少の現況としては、やむを得ないところはあります。
移動証明は、自動登録の普及拡大に伴い減少傾向が続いています。現在、自動登録は全体の65.1%を占め、年々増加傾向にあります。自動登録農家は移動証明申し込みが不要となるため、自動登録実施農家が増えるほど移動証明の申し込みは減少していきます。
表1の右列、自動登録実施状況をみると、都府県で1954戸が自動登録を実施しています。昨年7月からの1年間で自動登録を開始した酪農家は107戸ありました。中でも、熊本県21戸、福岡県17戸、岩手県10戸と2桁の増加となっています。既に会員の自動登録農家が9割に達している、福井県、鳥取県、岡山県、山口県など、各県支部・承認団体のご尽力により自動登録への切り替えが進んでいます。県によっては自動登録への切り替えが難しいところもあると聞いております。あらゆる場面を想定し、実施に向けたご相談をさせて頂きますので、当協会へ一報願います。新規EX牛271頭
審査成績は9460件で昨年度より僅かに減少しました。しかし新たに誕生したEX(エクセレント)牛は昨年度より9頭多い271頭。一昨年新しく制定されたEX―E制度により、分娩更新して審査を受検し、複数回EXに評価された2E以上の牛は昨年度より51頭と大幅に増え130頭誕生しました。新たに誕生したEX牛は群馬県31頭、岩手県28頭、熊本県28頭、福岡県15頭が多く、複数回EXに更新された牛が多かった県は熊本県12頭、福岡県11頭、栃木県10頭が挙げられます。
検定成績証明は4252件で前年度より微減で、ほぼ横ばいの傾向ではあります。地区・県による差が著しく、証明件数の少ない地域での普及・推進が望まれます。今年度から、自動継続によって検定成績証明書を取得している酪農家を対象に、パソコンやスマートフォンで、血統能力証明書を閲覧できる新たなサービスとして、登録情報活用システム(通称RIUS・ライアス)を開始しました。高い泌乳記録を持った牛や、EX―E制度で審査優秀牛と認定された牛など、頑張ってくれた愛牛の記録を証明書という形で残すとともに、自分自身が努力した成果を目に見える形で残すことも、経営の楽しみと思います。酪農経営の安定的発展には遺伝的改良
我が国の酪農を継続・発展させていくためには、飼養管理の改善に加え、個体能力の基礎である遺伝的能力を向上させることが極めて重要です。その一つの方法が血統登録と牛群検定、そして牛群審査の実施です。遺伝的能力を把握し、種雄牛を選別することにより、次世代への改良改善へとつながります。時間と経費は掛かりますが、確実な酪農経営と発展には不可欠と考えます。どれか一つでも実施していない場合は、是非ご検討願います。
拡大・普及推進に貢献 宮崎県など表彰
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毎年度、会員拡大や血統登録の推進、自動登録の普及や審査の普及推進に貢献している各都府県支部・承認団体を表彰している。
◇会員拡大推進団体
【優秀賞】
宮崎県経済農業協同組合連合会
【優良賞】
鹿児島県酪農業協同組合
熊本県酪農業協同組合連合会
【努力賞】
全国農業協同組合連合会青森県本部
福島県酪農業協同組合
岩手県支部
大山乳業農業協同組合
愛知県酪農農業協同組合◇自動登録普及推進団体
①増加指数によるもの
【殊勲賞】
山梨県家畜改良協会
【敢闘賞】
ふくおか県酪農業協同組合
全国農業協同組合連合会青森県本部
【努力賞】
東京都酪農業協同組合
(公社)群馬県畜産協会
(一社)滋賀県畜産振興協会
(一社)埼玉県畜産会
愛媛県酪農業協同組合連合会②普及指数によるもの
【殊勲賞】
大山乳業農業協同組合
【敢闘賞】
大阪畜産農業協同組合
鹿児島県酪農業協同組合
【努力賞】
(公社)山口県畜産振興協会
おかやま酪農業協同組合
秋田県支部
愛知県酪農農業協同組合
(一社)滋賀県畜産振興協会◇血統登録普及推進団体
【殊勲賞】
神奈川県酪農業協同組合連合会
【敢闘賞】
山梨県家畜改良協会
(公社)沖縄県家畜改良協会
【努力賞】
酪農とちぎ農業協同組合
静岡県ホルスタイン協会
(一社)埼玉県畜産会
新潟県酪農業協同組合連合会
宮城県ホルスタイン協会◇審査普及推進団体
①増減率によるもの
【優秀賞】
熊本県酪農業協同組合連合会
【優良賞】
(公社)群馬県畜産協会
岩手県支部
【努力賞】
酪農とちぎ農業協同組合
ふくおか県酪農業協同組合
鹿児島県酪農業協同組合
千葉県酪農農業協同組合連合会
(一社)岐阜県畜産協会②審査頭数によるもの
【優秀賞】
熊本県酪農業協同組合連合会
【優良賞】
(公社)群馬県畜産協会
岩手県支部
【努力賞】
酪農とちぎ農業協同組合
ふくおか県酪農業協同組合
千葉県酪農農業協同組合連合会
鹿児島県酪農業協同組合
茨城県酪農業協同組合連合会
五味英介さん(長野県) トップに返り咲く 検定成績優秀牛群
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日本ホル協では、表彰要領に基づき毎年度検定成績優秀牛群を表彰している。平成30年度のとりまとめでは、五味英介さん(長野県)の牛群が牛群検定加入頭数43頭のうち48件証明から平均乳脂肪量(F)偏差値216.3でトップに返り咲いた。
2位は昨年度トップだった矢内孝久さん(群馬県)が、69件証明のF偏差値203.1の成績を収めている。3位は山下和成さん(岐阜県)が35件証明のF偏差値183.5と続いた。
参加者募集 中央審査研究会
9月25~27日 北海道「酪農学園大学」
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日本ホル協は、審査業務に従事する登録協会の支部・承認団体、行政機関のほか審査技術の向上を目指す指導者・技術者を対象として、中央審査研究会を開催する。(全共開催年は実施しない)
研修内容は審査標準研修の後、模範審査に始まり8頭の牛を使って、班毎に日本ホル協審査委員と研究。その後、研修成果を確認するため、4頭1組2セット、計8頭の牛について22の線形主要形質と13の線形調査形質の評価、4大区分の得率、決定得点の答案を提出し、結果を審査委員とともに研修する。
・日時:9月25日(水)13時~27日(金)12時
・場所:北海道江別市文京緑町「酪農学園大学」
・会費:1万円
・申込締切:8月16日(金)
新人紹介 事業部登録課 梶田麻由
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この度、六月一日付で当協会に正職員として採用され、事業部登録課に配属となりました梶田麻由と申します。
私は神奈川県川崎市の非農家出身ですが、大学では生活する上で必要不可欠な存在であるにも関わらず、酪農家でないと関わることはほとんどない家畜について学びたいと思い、北海道の帯広畜産大学畜産学部に進学しました。
授業の中で家畜のと畜現場や乳牛の飼養方法、搾乳方法について学びました。
それらを受けて、家畜、ひいては乳牛の改良について学びたいと考え、家畜育種学研究室で「乳牛の不本意な淘汰と体型形質の関連性」について研究を行いました。
この度は縁があって当会に入会させていただき、現在は当協会の基本である血統登録証明や移動証明の業務を勉強させていただいております。
当協会の業務を滞りなく行っていく上で、常日頃からお世話になっている酪農家の皆様や支部承認団体の皆様とお会いする機会はなかなかないと思いますが、皆様のご協力がなければ業務の円滑な遂行は難しいと感じております。
また、血統登録の正確性を高めることが乳牛の能力を向上させることに繋がり、酪農家の皆様の財産である愛牛や経営の安定と発展に微力ながら貢献できるうれしさと重大さを感じ、これからも協会の一員として自覚と責任を持って精進していく所存です。
まだまだ勉強中の身ではありますが、お会いした際にはご指導のほど、よろしくお願いいたします。
7面
都府県生涯乳量高記録牛 広島県・井上正芳さん歴代3位
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2019年2月から6月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量6万7千㌔以上の高記録牛38頭を示した。今回は上位9頭が総乳量(M)10万㌔を突破した。
1位 井上正芳さん(広島県)
生涯乳量トップは井上正芳さん(広島県)所有の「ハルム コスモ ケイト」(平15.5.27生)の検定回数9回で検定日数4514日、M16万5425㌔、総乳脂量(F)6351㌔、平均乳脂率(F%)3.8%、総乳蛋白質量(P)5409㌔であった。今回の記録は、全産次の検定成績証明を一括申請したことによるもので、都府県歴代3位、広島県内1位となる素晴らしい記録となった。
2位 中六角保広さん(岩手県)
2位は中六角保広さん(岩手県)所有の「リバテイーフアーム プレステージ アウトサイド マスター」(平12.2.19生)の検定回数15回で検定日数4634日、M14万4677㌔、F5855㌔、F%4.0%、P4400㌔であった。今回の記録達成で、地元岩手県は元より、東北地区歴代1位の記録となった。
3位 槇芳行さん(福岡県)
3位は槇芳行さん(福岡県)所有の「ロツクウイロー ソル エアローン」(平13.11.25生)の検定回数12回で検定日数4623日、M13万4334㌔、F5299㌔、F%3.9%、P4130㌔であった。今回の記録は、12産目の検定成績証明を申請したことによるもので、福岡県内3位。なお、同じく槇さん所有牛の8位「ビクトリア」も10万㌔突破牛である。
4位 (株)布田牧場(宮城県)
4位は(株)布田牧場(宮城県)所有の「マナツル ブラス ジユリア フタゴ」(平15.10.21生)の検定回数10回で検定日数4407日、M13万2328㌔、F5843㌔、F%4.4%、P4302㌔であった。なお、(株)布田牧場の10万㌔突破牛は8頭となった。
5位 前原和明さん(宮崎県)
5位は前原和明さん(宮崎県)所有の「ヘンカシーン プロント ホワイト」(平20.6.3生)の検定回数7回で検定日数2389日、M12万1549㌔、F4040㌔、F%3.3%、P3973㌔であった。今回の記録は、宮崎県内歴代2位の記録であり、宮崎県内1位「メイソン」も同牧場の自家生産牛である。
6位は皆川美範さん(栃木県)所有の「アンブローズ」の検定回数9回で検定日数2644日、M11万962㌔、7位は星野和司さん(群馬県)所有の「ローマー」の検定回数8回でM10万9155㌔、8位は槇芳行さん(福岡県)所有の「ビクトリア」の検定回数9回でM10万4982㌔、9位は(同)三浦牧場(鳥取県)所有の「マリナ」の検定回数9回でM10万1134㌔を達成した。
11位石川和博さん(静岡県)92EX-4E、15位谷口学さん(京都府)、22位佐藤信彦さん(茨城県)92EX-3E、23位松村文継さん(岩手県)、31位(有)加藤牧場(埼玉県)、33位(株)ブルーバンブーファーム(埼玉県)90EX-2E、37位中六角保広さん(岩手県)所有牛は、90点以上を獲得しており、体型においても優れた成績を残している。
高得点牛誕生/93点
群馬県三輪圭吾さん 神奈川県(有)グッドリバー
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令和元年度前期審査が終了し、高得点93点に評価された牛が2頭誕生したので紹介したい。
三輪圭吾さん ラテイチユード
1頭目の高得点牛は5月の審査で群馬県みどり市の三輪圭吾牧場の「ゴツドフレイラテイチユードローズ」(父:ラテイチユード)が、93点3Eに評価された。
本牛は過去、4歳3月齢3産で90点、5歳3月齢4産で92点を獲得しており、今回6歳0月齢で5産目を分娩し、93点の快挙となった。
過去県内はもとより、関東地区連合共進会や、御殿場で毎年開催されているセントラルショウでも幾多のチャンピオンに輝いている牛で、第14回全共では第10部で見事1等賞に輝いているほか、直近では4月のセントラルショウにおいて「生涯乳量4万㌔以上」の部で最高位に選ばれている。
本牛は同県安中市の(有)神澤牧場で生産され、初妊で三輪さんへ移動されたもの。初産の検定乳量は281日で8860㌔と平均的であるが、2産目以降は305日で1万2877㌔、1万4625㌔、1万2649㌔と続き、このたびの5産目もまだ208日の途中経過ではあるが1万1716㌔と非凡な成績を残している。
先般の体型審査での各部の配点は、体貌と骨格92点、肢蹄90点、乳用強健性93点、乳器94点。特に体型的特徴を挙げるならば、極めて正確なフレームを持ち、体長があり、姿勢は優美で頸は薄く長く、肋腹の開張に富み、乳房においては特に前乳房の付着が強く、後乳房は高さと幅が抜群という点であろう。
写真はデーリィマン社より提供。「ゴツドフレイラテイチユードローズ」(父:ラテイチユード)
平24.09.13生
群馬県 三輪圭吾牧場(平31.04月撮影)(有)グッドリバー リステルシーバー
2頭目は6月の審査で神奈川県相模原市の(有)グッドリバー(吉川一郎さん)の「グツドリバーローヤルリステルシーバー」(父:シーバー)が93点4Eを獲得。
本牛は、第14回全共に県を代表して出場し、1等賞に輝いた。その年の12月に4歳2月齢で90点を評価され、受検毎に点数を重ね、今回6産で93点となった。
今年の2月に6産目(7歳8月齢)を分娩し、分娩後3ヵ月の牛群審査でコンディションは良く、前躯は高く、胸幅は適度に広く、背腰は強く、肋骨の間隔は広く後方に良く開張し、特に乳用強健性に優れていた。また、尻は極めて優れた構造をしており、乳器においても前乳房の付着が適度に長く強く、後乳房の付着の高さと幅に優れ、乳頭の配置は理想的であった。体型審査での各部の配点は、体貌と骨格93点、肢蹄91点、乳用強健性94点、乳器93点。
写真はホルスタイン・マガジン社より提供。「グツドリバーローヤルリステルシーバー」
(父:シーバー)平23.09.09生
神奈川県 (有)グッドリバー(平31.04月撮影)
社員選挙 58名当選
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任期満了に伴う社員選挙が5月24日に実施され、立候補した会員58名が当選されました。また、すべての選挙区で社員候補者の数が当該選挙区の社員定数を超えなかったため、社員選挙の投票は行われず、無投票で58名の当選が決定いたしました。その社員は次の方々です。
(北海道)
中嶋隆司、中田和孝
(青森県)
阿部亨
(岩手県)
中六角保広、塩倉健一
(宮城県)
半澤善幸
(秋田県)
佐藤篤右
(山形県)
井上宏三
(福島県)
柏原忠仁、円谷勝幸
(茨城県)
橘和宏、荒井裕一郎
(栃木県)
大瀧信夫、眞嶋大輔
(群馬県)
星野和司、遠坂和仁
(埼玉県)
岩﨑真一
(千葉県)
髙橋憲二
(東京都)
北島隆
(神奈川県)
荒井新吾
(新潟県)
広川寛
(富山県)
金田宜士
(石川県)
柴野立太
(福井県)
田嶋敏
(山梨県)
小澤英康
(長野県)
小林政幸
(岐阜県)
渡辺修一郎
(静岡県)
丸山満幸、高橋直人
(愛知県)
土屋敦敬
(三重県)
瓜生典寛
(滋賀県)
小林一弥
(京都府)
野村拓也
(大阪府)
小西亨
(兵庫県)
永田幹彦、松井孝博
(奈良県)
辻村崇
(和歌山県)
中山庄司
(鳥取県)
陰山光彦
(島根県)
和田健敏
(岡山県)
平野耕平、檜尾康知
(広島県)
岩竹重城
(山口県)
竹永洋幸
(徳島県)
井上泰一
(香川県)
三井利広
(愛媛県)
渡邉一生
(高知県)
宮本勇清
(福岡県)
中島清
(佐賀県)
古川豪樹
(長崎県)
小原浩充
(熊本県)
松野克紀、富田睦夫
(大分県)
岡嶋建一郎
(宮崎県)
徳留一也
(鹿児島県)
柿元博志、有村洋平
(沖縄県)
具志堅忍
ジャージー会員拡大を 日ジャ・全ジャ協総会開く
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令和元年5月23日、日本ホル協会議室において、日本ジャージー登録協会第63回定期総会が開催された。
平成30年度事業報告、同収支決算報告、令和元年度事業計画、同収支予算について可決承認された。会員数は241名で前年度対比97.6%だったが、血統登録が熊本県小国町での血統登録掘り起こし等より、前年度を560頭と大幅に上回る1863頭を登録した。そして、体型審査、検定証明においても、それぞれ前年度を上回った。また、総会前に開催した理事会では、第15回全共関係、本年10月からの消費税引き上げに伴う登録料金等の改正や、優良牛選奨規程の一部改正について、異議なく承認された。
日ジャ総会後に引き続き開催された全国ジャージー酪農振興協議会第42回総会では、すべての提出議案が可決承認されたが、特に会員会費が唯一の収入源であることから、今後会員をいかに増やしていくことが議論され、このため、来年宮崎県で開催される第15回全共において、日ジャと共同でジャージー酪農振興のアピールをするとともに、会員拡大に向けて活動することで一致した。
検定成績優秀牛 -都府県、令和元年6月証明分F偏差値-
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