平成13年9月20日
平成13年9月20日 「体型改良の成果を競う」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9月7、8日の二日間、北海道早来町の北海道ホルスタイン共進会場において、2001北海道ホルスタインナショナルショウが開催され、13部にわたる審査の結果、生田原町・木村吉里さん出品のダビドソンビースタートレードが栄えあるグランドチャンピオンに輝いた。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
GCは木村牧場(生田原町)に | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2001北海道ホルスタインナショナルショウには、道内各地区の予選を勝ち抜いた牛と3県(岩手、山形、鳥取)から7頭が参加、計384頭の出品牛が一堂に会して体型の栄を競った。 審査委員は中標津町の酪農家・弾正原正さん、アシスタントを北海道ホルスタイン農協の佐藤貢さんが担当し、二日間にわたって未経産6部、経産7部の計13部門について慎重な審査が行われた。 二日間を締めくくって行われたチャンピオン決定では、未経産部門のジュニアチャンピオンに札幌市・8紘学園出品のハッコーボンドヘイブンストームカリーマ、経産2~3歳級のインターミディエイトチャンピオンに佐呂間町・惣田和雄さん出品のレークビューセジスネルソンレンディ、経産4歳以上のシニアチャンピオンには生田原町の木村吉里さん出品のダビドソンビースタートレードがそれぞれ選ばれた。 さらに、最高位の決定では木村さんのビースター号が見事グランドチャンピオンに輝いたほか、リザーブ・シニアチャンピオンの恵庭市・有限会社福屋牧場のエルムレーンフリージアカスケードスカイチーフがリザーブ・グランドチャンピオンに選ばれた。 なお、ショウの第1部では小学生から高校生までの子供達がリードマンを一生懸命に務める姿が印象的であった。また、付帯行事としてゴールデンナショナルセール、後代検定展示牛パレード、酪農ふれあい交流会、ジュニア酪農教室、酪農・農機具展示などがにぎやかに行われた。 各部のチャンピオン牛は次のとおり。 ▼第1部(ジュニアカーフ・8~9月齢)デイパーチェアマンビースターコピア(リードマンは訓子府町・平田明奈さん) ▼第2部(シニアカーフ・10~11月齢)=リザーブ・ジュニアチャンピオンカラミティウォーインエアー(大樹町・金曽浩文さん出品) ▼第3部(サマーイヤリング・12~14月齢)ビッグストーンアンコールフォーブスフラワー(紋別市・大石勧さん) ▼第4部(スプリングイヤリング・15~17月齢)ライブリーハートデコールダーハム(別海町・山田光男さん) ▼第5部(ウィンターイヤリング・18~20月齢)ビッグゲートシャネルアパッチ(別海町・大門修一さん) ▼第6部(フォールイヤリング・21~23月齢)=ジュニアチャンピオンハッコーボンドヘイブンストームカリーマ(札幌市・8紘学園) ▼第7部(ジュニア2歳・30月齢未満)ファビオラチャールズリンダ(遠軽町・菊地健一さん) ▼第8部(シニア2歳・30~35月齢未満)=リザーブ・インターミディエイトチャンピオングレーシャスピクシーマンデル(白糠町・松本栄さん) ▼第9部(ジュニア3歳・36~41月齢)レスポアールモーリンハーゲン(豊富町・佐藤道寛さん) ▼第10部(シニア3歳・42~47月齢未満)=インターミディエイトチャンピオンレークビューセジスネルソンレンディ(佐呂間町・惣田和雄さん) ▼第11部(4歳級)=グランドおよびシニアチャンピオンダビドソンビースタートレード(生田原町・木村吉里さん) ▼第12部(5歳級)ステルブロRリンディキム(門別町・門別ドリームストリートクラブ) ▼第13部(6歳以上)=リザーブ・グランドおよびリザーブ・シニアチャンピオンエルムレーンフリージアカスケードスカイチーフ(恵庭市・福屋牧場) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成13年9月20日 「総合指数を変更」 ~種雄牛評価2001-Ⅱから~ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
先に家畜改良センターから公表された「乳用種雄牛評価成績2001-Ⅱ」 (評価値速報は前号で紹介済)から、総合指数(NTP)計算式が一部変更された。 これは、最近の生乳生産動向や遺伝的改良の現状等を考慮したもので、表1に示すように、式中の乳量に対する重み付け係数を従来の-0・07から-0・03とし、乳量に対する負の重み付けを軽減している。 新しいNTPを用いることによって、表2にあるように年当たり遺伝的改良量は、乳量で11㌔増加して+137㌔に、乳成分率は現状維持であるが、乳蛋白質量やSNF量はわずかながら増加する。 また、体型形質は従来と同様の改良量が期待されるほか、84月齢までの搾乳日数と在群日数はさらに3~5日増加する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
表1新NTPの計算式新 NTP=(3×産乳成分/131+1×体型成分/1.144)×100 新 産乳成分=-0.03×(乳量)+1 × (乳脂量)+8 ×(乳蛋白質量) 体型成分=(乳房成分)+(決定得点)+(肢蹄得率) 乳房成分=0.22×(前乳房の付着)+0.14×(後乳房の高さ) +0.05×(乳房の幅) +0.16×(乳房の懸垂) +0.35×(乳房の深さ) +0.08×(乳頭の配置) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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