平成16年6月20日
平成16年6月20日 「日ジャ協、通常総会開く」 | |
栃木全共へ始動~14都道県から60頭を計画~ | |
日本ジャージー登録協会(山崎博文会長)は5月31日、東京都内で第48回通常総会を開き、平成15年度事業と同収支決算、16年度事業計画案と同収支予算案について可決承認された。15年度事業では各種登録業務のほか、血統と種系登録の一本化や個体識別事業を取り入れた登録制度改正を行った。また、来年11月には栃木県で第4回全日本ジャージー共進会を開催することで、出品割当頭数の調整を図っている。 | |
登録制度も改正 | |
日本ジャージー登録協会の第48回通常総会では、第1号議案(平成15年度事業報告、同収支決算報告並びに剰余金処分案)、第2号議案(16年度事業計画案、同収支予算案)を協議し、原案どおり可決承認された。 15年度の日ジャ協の会員数は176名で前年度より9名増えている。登録実施状況では、血統登録申込みは雌818頭、雄5頭で前年度対比89%となっており、若干の減少が見られた。このほか、基礎登録324頭、移動証明118頭、牛群審査は110頭で前年より5%増加している。 また、ジャージー種の登録規程について、ホルスタインと同様に①血統登録と種系登録を一本化、②血統濃度%の表示、③個体識別事業を取り入れた登録方法の追加、などの大幅改正を行い、本年4月28日付けで農林水産大臣から認可された。 また、第4回全日本ジャージー共進会では、昨年7月に栃木県全共実行委員会との打合せで、ホル全共と並行開催することを決定し、出品要項・規則の作成や出品頭数枠の調整を図っている。 第4回ジャージー全共は、前回の岡山全共と同様に未経産2部、経産2部で構成され、出品総頭数は60頭を予定している。現在までに14都道県から出品希望がある。 ジャージー種の遺伝評価については、昨年11月に家畜改良センターから国内で初めてジャージー種雄牛の評価値が発表された。これに関連して、日ジャ協ではジャージー種の血縁データを収集整理し、同センターへ逐次提供を行っている。 16年度事業計画では、引き続きジャージー種の登録業務とその推進を行うとともに、新しい登録制度の普及PRとスムーズな移行をめざしている。 また、第4回ジャージー全共開催について栃木県実行委員会や関係各方面と打合せ・要請活動に取り組むほか、ジャージー研修会の開催や「ふるさとだより」の発行を通じて、会員の拡大を図ることとしている。 | |
平成16年6月20日 「新たに線形2形質」 ~審査情報も内容充実~ | |
日本ホル協では16年度の審査から、審査委員が現場で使用している審査用ハンディパソコンを新規更新して、調査形質の追加と現場での還元情報の充実を行っている。 調査形質では、すでに昨年秋から国際標準形質である「後乳頭の配置」と「坐骨幅」を追加したが、今回からさらに「蹄踵(ていしょう)」と「後肢の踏み」を加えた。 「蹄踵」は後肢の蹄の厚さを見るもので、極度に薄いものをスコア1、中等度を5、極度に厚いものを9で評価する。また、「後肢の踏み」は後肢の蹄が踏む位置を見るもので、後踏みをスコア1~3、前踏みを7~9で評価する。 また、現在実施中の「(体の)強さ」を「胸の幅」に、「乳房のバランス」を「乳房の傾斜」にそれぞれ名称変更した。 これらの形質の増加に伴って、審査後に現場で提供している「審査成績報告(情報)」の中にも、これらの項目を追加して打出すよう様式を一部変更している。 現在、牛群審査と合わせて実施している体型調査は、初産検定中の材料娘牛と同期牛を対象としているが、牛群検定において耳標による10桁登録番号が未表示となっていて、折角の材料娘牛が確認されないケースが見受けられる。 体型調査は、遺伝能力や近親交配回避情報の提供や、成績の自動登録などメリットも多いので、材料牛がいる場合には、事前に各県登録窓口団体に連絡を取ってほしい。 | |
平成16年6月20日 「HPで近交防ごう!」 ~今すぐhttp://group.lin.gr.jp/hcaj/にアクセス~ | |
日本ホル協のホームページ(HP)では種々の改良情報を提供しています。 「近交回避情報」は、雌牛の登録番号を入力するだけで、近交係数6.25%以上になる種雄牛を検索するシステムです。 近年、ホルスタイン雌牛集団の近交係数は年々上昇しており、このまま推移すれば数年後には強い近親交配の限界値である近交係数6.25%に到達することが予測されます。 強度の近親交配は、乳量の低下をはじめ生存率や発育、体高、ひいては奇形など乳牛の生産性に障害を招く確率が高いので、これを未然に防ぐためには交配する種雄牛との近交係数を計算して、少なくとも6.25%にならない種雄牛を選ぶことが大切です。 このインターネットシステムを利用すれば、瞬時に近交係数6.25%以上になるすべての供用可能種雄牛(国内、海外)の略符号が検索できるので、今すぐ日本ホル協HPにアクセスして下さい。 | |
平成16年6月20日 「佐久間牧場が栄冠」 ~04’北海道B&Wショウ~ | |
北海道の遅い春を飾る2004年北海道ブラックアンドホワイトショウ(主催・北海道ホルスタイン改良協議会)は5月29~30日、北海道勇払郡早来町の北海道ホルスタイン共進会場で盛大に開催された。 今回の北海道B&Wショウでは、個体12部門に北海道のほか、本州から岩手県なども参加して総勢233頭が出品された。 審査員は大樹町の酪農家・木村博文さんが担当し、最終審査の結果、5歳成年クラスのチャンピオンで東藻琴村・佐久間良一さんが出品したエッチエスインカスーパーサイアーが栄あるグランドおよびシニアチャンピオンに選ばれた。 また、リザーブ・グランドおよびリザーブ・シニアチャンピオンには成年クラス2席の佐呂間町・田中裕二さん出品のMHジョハナジェッド、ジュニアチャンピオンには別海町・高橋吉治さん出品のグッドタイムジャステイリーダーハム、インターミディエイトチャンピオンには恵庭市・㈲福屋牧場のエルムレーンスカイチーフサニーETがそれぞれ選ばれた。 このほか、プレミア・ブリーダーには豊富町の佐藤信夫さん、プレミア・エキジビターには恵庭市の㈲福屋牧場が選ばれた。 個体各部のチャンピオン牛は次のとおり。 第1部(育成ジュニア・生後9月未満) ミツドフイールド LM エモリー マリーET(父デリー) 江別市・中田和孝さん出品=リザーブ・ジュニアチャンピオン 第2部(育成ミドル・9~11月) ベリーエフスターダストローデイ(父スターダスト) 興部町・㈲パインランドデーリィ出品 第3部(育成シニア・12~14月) サクランドスカイデュークエンジェルET(父ラデュック) 士幌町・山岸均さん出品 第4部(未経産ジュニア・15~17月) アイリッチルーベンスロクシー21ET(父ルーベンス) 豊頃町・井下英透さん出品 第5部(未経産ミドル・18~20月) グツドタイム ジヤステイ リーダーハム(父ダーハム) 別海町・高橋吉治さん出品=ジュニアチャンピオン 第6部(未経産シニア・21~23月) エルムレーンレデュークベスト(父ラデュック) 恵庭市・㈲福屋牧場出品 第7部(経産2歳ジュニア・30月未満) ジヨイフル レインボー スター レデイ(父ラデユツク) 長沼町・長浜愛さん出品=リザーブ・インターミディエイトチャンピオン 第8部(2歳シニア・30~35月) OKティアラインテグリテイET(父インテグリテイ) 清水町・大久保大輔さん出品 第9部(3歳ジュニア・36~41月) エルムレーン スカイチーフ サニー ET(父スカイチーフ) 恵庭市・㈲福屋牧場出品=インターミディエイトチャンピオン 第10部(3歳シニア・42~47月) ハッピーリバーセレミナーデ(父ギブソン) 帯広市・吉川要さん出品 第11部(4歳級) ロイアルオークラーナパールET(父レイダー) 本別町・前田友司さん出品 第12部(成年・5歳以上) エツチエスインカスーパーサイアー(父スーパーサイアー) 東藻琴村・佐久間良一さん出品=グランドチャンピオン 第12部2席 MHジヨハナジエツド(父ジエツド) 佐呂間町・田中裕二さん出品=リザーブ・グランドチャンピオン | |
平成16年6月20日 「日ホル協総会22日に」 | |
日本ホル協は6月22日、東京都千代田区平河町の全国都市会館で、第54回通常総会を開催する。 総会に上程される議案は平成15年度事業報告・同収支決算報告、16年度事業計画案・同収支予算案。また、任期満了に伴う役員改選が行われる。 |