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機関誌

機関誌内容一覧

平成19年11月20日


平成19年11月20日
「第7回全日本BWショウ開く」

第7回全日本ブラックアンドホワイトショウは11月12〜13日、静岡県御殿場市馬術・スポーツセンターで29都道府県から190頭が参加して開催された。経産牛グランドチャンピオンに静岡県・神尾哲也さん出品のブロードウェイボスクリーク、未経産牛グランドチャンピオンは神奈川県・小沢雄市さん出品のオーキッドホワイトルーベンスダーハムが獲得した。

神尾牧場(静岡)に栄冠〜経産グランドチャンピオン〜
全国ホルスタイン改良協議会(森田一文会長)主催の第7回全日本BWショウには29都道府県から乳牛改良同志会会員酪農家167名、190頭の出品牛が集まった。
11月11日午後までに全出品牛が搬入され、前夜祭には180名以上が参加し、ショウの成功と乳牛改良への意欲高揚、全国の牛飼い仲間の親睦交流を祝って乾杯した。また、地元選出の衆議院議員・斉藤斗志二氏も激励に駆けつけた。
翌12日からは未経産6部と経産6部の合計12部の審査が行われた。審査員は家畜改良事業団の高橋茂氏、アシスタント審査員は兵庫県の酪農家・池田貞喜氏が担当した。
最終審査では、未経産グランドチャンピオンに神奈川県・小沢雄市さん出品のオーキッドホワイトルーベンスダーハム(5部)、経産グランド並びにシニアチャンピオンには静岡県・神尾哲也さんが出品したブロードウェイボスクリーク(11部)がそれぞれ栄えある最高位を獲得した。
未経産リザーブ・グランドチャンピオンには茨城県・佐藤範之さん出品のグリーンエンジェルローラルンド(4部)、経産リザーブ・グランド並びにリザーブ・シニアチャンピオンに同じ茨城県・佐藤信彦さん出品のウィスタリアデリアスレデル(12部)がそれぞれ選ばれた。
また、インターミディエイトチャンピオンは鳥取県・三浦幹雄さん出品牛(7部)、リザーブ・インターミディエイトチャンピオンには群馬県・三輪圭吾さん出品牛が選ばれた。未経産グランドチャンピオン
第5部(18月以上20月齢未満)チャンピオン
オーキツド ホワイト ルーベンス ダーハム(父ダーハム)神奈川県・小沢雄市さん出品未経産リザーブグランドチャンピオン
第4部(16月以上18月齢未満)チャンピオン
グリーンエンジエルローラルンド(父アウトサイド)茨城県・佐藤範之さん出品経産グランドチャンピオン(シニアチャンピオン)
第11部(4歳)チャンピオン
ブロードウエイボスクリーク(父ルーベン)静岡県・神尾哲也さん出品経産リザーブグランドチャンピオン(リザーブシニアチャンピオン)
第12部(5歳以上)チャンピオン
ウイスタリアデリアスレデル(父ダーハム)茨城県・佐藤信彦さん出品インターミディエイトチャンピオン
第7部(経産牛2歳ジュニア)
ミキファームブレツトダーハムラーク鳥取県・三浦幹雄さん出品リザーブインターミディエイトチャンピオン
第8部(経産牛2歳シニア)
アツシユクリーク ドリーム チャンスET群馬県・三輪圭吾さん出品 第1部(未経産10月以上12月未満)チャンピオン
エルムレーン テラソン ブラツキー静岡県・野秋勝裕さん出品 第2部(未経産12月以上14月未満)チャンピオン
NEW ウエーブ IP セプテンバー アレス ET熊本県・石本幸一さん出品 第3部(未経産14月以上16月未満)チャンピオン
ウイスタリアセプテンバーレデル茨城県・佐藤信彦さん出品 第6部(未経産20月以上22月未満)チャンピオン
クラブフアームオージャマー神奈川県・小沼喜代治さん出品 第9部(経産3歳ジュニア)チャンピオン
プラントツリー AJY ギブソン栃木県・植木靖さん出品 第10部(経産3歳シニア)チャンピオン
レデイスマナーエスカレードET兵庫県・山口貴士さん出品
平成19年11月20日
「イタリアに25カ国50名」

〜WHFF審査委員ワークショップ〜
第8回世界審査委員ワークショップ(WS)は10月24〜28日の5日間、イタリア北部のクレモナで開催された。
このWSは世界ホルスタインフリージアン連盟(WHFF)の体型審査部門の専門会議であり、今回は世界25か国から審査委員など約50名が出席。日本からは日本ホル協の審査委員など3名が出席した。
WSに先立って開かれた作業部会(WG)では、線形形質の「鋭角性」や「歩様」、「ボデイコンディションスコア」が国によって定義のとらえ方がやや不統一であるため、定義(言葉)を整理することになった。
2日目のWSでは各国から種々報告が行われた。
オランダからは、線形形質の各国間の遺伝的相関で、特に胸の幅、鋭角性、後肢後望、蹄の角度が0・80以下のやや低い相関であり改善が必要とした。
体型審査の現状では、カナダは体型審査と長命性や収益性の関係をアピールし、審査頭数は順調に伸びている。
デンマークはAIセンターが娘牛の審査料金の60%を負担している。英国は歩様を重視し、肢蹄得点との相関はほぼ1に近いと説明した。
ドイツ、イタリア、スペインでは最近、線形から審査得点計算システムを開始し、実践している。
日本からも審査の現状とハンディターミナルの利用、得点表示や情報提供について説明した。
3日目はクレモナのホルスタイン飼養農家を借りて、各国の審査委員全員で実践的な審査目合わせを実施した。また、4日目には近郊の常設会場で開催中のイタリアナショナルホルスタインショウとジュニアショウ、セールを視察した。
次回(2009年)開催国はフランスに決定。しかし、数か国が日本での開催を希望した。
人事異動(日本ホル協) (11月1日付)
◇退職(審査部長)小島裕
(11月2日付)
◇審査部長(審査部次長)大西信雄
◇嘱託(審査部長)小島裕