平成21年6月20日
平成21年6月20日 「血統登録5%増加」 ~日本ホル協総会開く~ |
日本ホルスタイン登録協会の第59回通常総会は6月12日、東京都内で開催され、平成20年度事業と同収支決算報告、21年度事業計画案などを協議し、可決承認された。20年度の血統登録申込みは20万1266頭で前年度を5%上回ったが、都府県はなお厳しい酪農情勢と後継牛不足なども原因し、前年度より3%減少した。総会終了後に、山﨑博文前会長の藍綬褒章受章祝賀会が開かれ、関係者を交えて祝意と長年の労をねぎらった。 |
都府県は3%減、厳しさ続く~日本ホル協総会開く~ |
日本ホル協の第59回通常総会は、北良治会長の挨拶に続いて、農林水産省生産局畜産振興課の北池隆畜産技術室長、家畜改良事業団の藤井吉昭理事長、全国酪農協会の上野千里会長(今関輝章常務理事が代読)から来賓挨拶が行われた。 議事では平成20年度事業報告と収支決算、21年度事業計画案と同収支予算案を協議し、原案どおり可決承認された。 20年度は、血統登録や牛群審査の普及拡大を基幹として、①全牛登録を基本とし、酪農家の費用負の軽減に資する自動登録の拡大推進、②第13回全日本ホルスタイン共進会(平成22年に北海道で開催)の実施要領を策定し、都道府県に対して出品負担金などの協力要請、③家畜改良体制整備事業終了後の円滑な運用策の推進、④創立60周年記念行事の開催などを行った。 20年度の会員数は1万7401名で前年度対96%だった。この比率は生乳出荷農家戸数の減少率より低い割合であり、登録会員の減少を最小限に抑えたといえる。 登録申込みでは、血統登録が20万1266頭で前年度対比105%だが、北海道が前年度対比107%と好調だったのに対して、都府県は4万3105頭で同97%に留まった。そのほか、移動証明は1万2410件(前年度対比90%)、審査成績証明2万5636頭(同104%)、検定成績証明7万9425件(同99%)など。 21年度事業計画では、①登録事業を主体とした乳用牛の改良によって、より効率的な生乳生産を推進し、酪農経営の改善に努める、②優良乳用牛の生産確保や飼料構造の見直しのための事業実施、③第13回全共の諸準備を進める。なお、登録業務では、血統登録申込みは20万6千頭、移動証明1万1500件、審査成績証明2万5045頭、検定成績証明7万5320件を見込んでいる。 役員の補欠選任では、関東地区の阿佐美昭一理事と近畿地区の原隆彰理事が退任したため、近畿地区から加登孝明さん(淡路島酪農協組合長、兵庫県酪連理事)が選出された。関東地区は今月末までに候補者を推薦し、理事に選出することで了承された。 また、通常総会の終了後には、山﨑博文・日本ホル協前会長の藍綬褒章受章祝賀会を開き、総会出席者や近しい関係者から祝福と長年の労をねぎらう言葉が寄せられた。 |
平成21年6月20日 「登録頭数回復」 ~日本ジャ協総会開く~ |
日本ジャージー登録協会(東山佑介会長)は5月14日、日本ホルスタイン会館で第53回通常総会を開き、平成20年度事業と収支決算、21年度事業計画案と収支予算案を協議し、可決承認された。 20年度の会員数は169名で前年より若干減少したが、雌牛の血統登録申込頭数は926頭で前年度より23%増加し、例年ベースまで回復した。これは北海道や岡山県などで自動登録を推進した成果と考えられる。 このほかの事業では、山梨県のキープ牧場などで改良研修会を開催した。また、全国ジャージー酪農振興協議会が行う優良ジャージー種雄牛造成事業に協力して、雌牛の遺伝的泌乳能力と体型の関連性を体型調査した。 21年度は登録規程の一部改正など登録諸事業の推進を行うほか、第13回ホルスタイン全共のジャージー部門の準備を行う。 |
平成21年6月20日 「ジェスロの娘がGC」 ~2009北海道ブラックアンドホワイトショウ~ |
2009北海道ブラックアンドホワイトショウ(主催・北海道ホルスタイン改良協議会)は5月30~31日、北海道音更町の十勝農協連家畜共進会場・アグリアリーナで、21部門に267頭が出品し、盛大に開かれた。審査は佐呂間町の酪農家、惣田和雄さんが担当した。 グランドチャンピオンには別海町・安部克寿さんのマウントエースロイレーンカイトが、リザーブ・グランドチャンピオンには清水町・串田健太郎さんのダンケーダーハムエンドレスETがそれぞれ選ばれた。 各部チャンピオンは次のとおり。 ◇第1部(生後9月未満)センターリバーバーンレニーナET(中標津町・中川将さん) ◇第2部(9~11月)オグラファームHHFイースター(芽室町・小倉正さん) ◇第3部(12~14月)レデイスマナーダンディーキャロラインET(更別村・天野洋一さん) ◇第4部(15~17月)アミダファーストダンディーサクラ(陸別町・編田牧場) ◇第5部(18~20月)=ジュニアチャンピオン(写真)。2席=リザーブ・ジュニアチャンピオン。 ◇第6部(21~23月)ダウテイバレーチャンプカシイ(遠軽町・木村吉里さん) ◇第7部(ジュニアカップ)フェイマスリスドレカーネギー(陸別町・加賀谷えりなさん) ◇第8部(2歳ジュニア)レデイスマナーダンディーヴィーナス(更別村・天野洋一さん) ◇第9部(2歳シニア)=インターミディエイトチャンピオン ◇第10部(3歳ジュニア)=リザーブ・インターミディエイトチャンピオン ◇第11部(3歳シニア)ウエストラインホームステッドダーハムデリア(清水町・田中牧場) ◇第12部(4歳級)=リザーブ・グランドおよびリザーブ・シニアチャンピオン ◇第13部(5歳以上)=グランドおよびシニアチャンピオン ◇第14部(ベストスリーフィーメイル・経産牛3頭1組)恵庭市・福屋牧場の牛群 ◇第15部(カウンティーハード・5頭1組)十勝管内出品牛 ◇第16部(後検定参加種雄牛の未経産娘牛)ブルーブラッドの娘2頭1組 ◇第17部(同経産娘牛)ジェスロの娘2頭1組 ◇第18部(ジャージー種、未経産12~16月)ロンゲストオセオラレーザーハナコET(帯広市十勝ライブストックマネージメント)=ジャージーの部ジュニアチャンピオン ◇第19部(同17~21月)アサナベJWアザグルーヴ(清水町・田中牧場) ◇第20部(同経産3歳未満)アサナベJAアワルアガーネツト(清水町・田中牧場)=シニアチャンピオン。 ◇第21部(同3歳以上)オールダーランドHBLJアクシヨン655(剣淵町・石田守さん)。 詳しい成績は北海道ホルスタイン農業協同組合のHPをご覧下さい。 |
※ 日ホが定期的に発行している「検定成績証明書」において、検定成績F偏差値の上位牛 を毎月当新聞で掲載しています。 ※ F偏差値とは、検定日数305日乳脂量に関して、平成7年に分娩した成牛の値を100とし、 それぞれの地域・年齢・分娩日と搾乳回数を用い、比較できる数値に変換したものです。 詳細は当協会ホームページをご覧下さい。 注)同じ分娩で検定日数の違う成績がある場合は、検定日数305日を掲載します。 F偏差値100以上の全牛はこちら |