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機関誌

機関誌内容一覧

平成24年04月20日


平成24年04月20日「国符号等の変更」 ~4月以降の血統登録証明書~
既にお知らせしておりますが、日本ホル協では血統登録証明書等に表示する外国牛登録番号中の国符号や遺伝的不良形質等の符号を一部変更することになり、本年4月以降の証明分からは、新しい表示となります。
これは、優良な遺伝資源は世界に広がっており、遺伝的多様性の観点からも多くの国から資源を求めている現状を考えた場合、従来のように外国の国符号を1桁で表すことが難しくなったためで、これを3桁表示とします。同時に、その符号は登録番号の末尾から先頭に移すことになりました。見本のように、この雌牛の父の登録番号は従来ならば
  • [8282599C]
としていたものが4月からは
  • [CAN 8282599]
となります。この符号3桁はISO認定符号で世界共通です。
遺伝的不良形質等についても変更
次に、遺伝的不良形質等についても、指定遺伝性疾患であるBLAD、CVMの2桁表示をWHFFが推奨する英字3桁表示法に基づき変更します。なお、単蹄、ブラキスパイナ、赤毛因子等については時期を見て追加表示する予定です。見本ではこの雌牛が[BLF]、[CVF]と表示されていますが、これはBLADの因子がなく、CVMの因子もないことを意味します。仮に[**C]と表示されていると、その牛がキャリア(保因)であることを意味しますので、交配には注意が必要となります。
なお、日本ホル協が展開するホームページの血統検索や、他の品種にもこの表示変更が適用されますのでご承知おき下さい。

平成24年04月20日「ジアンビが4連覇・新規8頭」 ~2012-2月乳用種雄牛評価成績~
別表には今回評価成績が公表された精液供給可能な国内種雄牛72頭のうち、NTPトップ20と新規選抜の種雄牛を示している。
今回の種雄牛評価では、牛群検定事業において、交互性を保ったAT法(3回搾乳)の記録が採用されることとなった。昨年9月に行われたインターブルによるテストランで、日本の分析が認められたことによる。
1位には、10年8月に新規でトップに選抜された「ジアンビ」がそのまま首位を堅持し4連覇を果たした。「アメル」の息子「ボリヴァー」×母方祖父「ガーター」の交配で誕生。乳脂量8位、同率3位、SNF率1位、蛋白質量4位、同率1位、乳器9位、長命連産効果4位と乳成分全般、特にSNF、蛋白質並びに乳器の改良に大きく期待ができる上に、長命連産にも優れ、血統的にも使い易い。
2位には新規選抜された「サンディスター」が食い込んだ。「ボルトン」×「ダーハム」との交配で、NTPはトップとの差は僅か31の+3346。乳量4位、SNF量4位、蛋白質量2位、決定得点3位、体貌と骨格6位、肢蹄2位、乳用強健性3位、乳器6位、乳代効果4位と乳量に留まらず、体型にも群を抜いた改良成果が期待できる種雄牛。
3位には前回3位であった「ランカスター」が選ばれた。「タイタニック」×「アーロン」との交配でNTP+3183。乳脂量10位、同率10位、SNF率3位、蛋白質量3位、同率4位と乳成分の改良に優れている。
4位は「ジョビアン」で、「オーマン」×「ガーター」の交配。乳脂量2位、同率6位、SNF率9位、長命連産効果3位に入っている。
5位にも新規選抜された「ディナン」が入った。「オパール」×「フィンリー」との交配。乳量9位、乳脂量4位、SNF量8位、蛋白質量1位、乳代効果7位。
前回3位にランクインされた「ゴールドオア」(「ゴールドウィン」×「オーマン」)は、不幸にも廃用となり、凍結精液の供給が制約されているが、NTP+3466、体型形質に優れ、耐久成分も1000を超えた。
8位の「オーシャン」は、長命連産効果が1位であった。
新規選抜牛が8頭登場
今回トップ40には、新規選抜牛が8頭登場している。前記2位の「サンディスター」、5位「ディナン」のほか、13位「ジョー」(父FBI)は乳量2位、乳脂量10位、SNF量2位、決定得点10位、肢蹄7位、乳代効果1位、乳量と肢蹄の改良に期待。15位の「ライザー」(父トイストーリー)はSNF量9位、同率6位、長命連産効果では新規選抜で唯一トップ10入りの5位であった。21位「ワンエイト」(父アーウイン)は、SNF量7位、同率10位、蛋白質量5位に入った。22位「アンドーバー」(父ライトニング)蛋白質量9位。26位「サクセス」(父トイストーリー)は、決定得点5位、体貌と骨格5位、肢蹄1位、乳用強健性10位、乳器2位と体型の改良に大きく期待できる。37位「ジュピター」(父バッカイ)は、決定得点7位、体貌と骨格9位、肢蹄6位、乳器7位とこれも、体型の改良に期待がもてる種雄牛の1頭。

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平成24年04月20日「第10回オール九州B&Wショウ」 ~経産GC・西田保弘さん(長崎)~
第10回オール九州B&Wショウ(第35回熊本県B&Wショウとの併催)は3月17日、熊本県大津町の熊本県家畜市場で、九州7県から124頭出品され盛大に行われた。審査委員はカナダ・シーメックスのマイク・ウエストさんが担当した。
経産グランド・チャンピオンには長崎県・西田保弘さんの「カイト」、未経産では熊本県・㈲トミーフィールドの「ティアラ」が栄誉に輝いた。
昨年は東日本大震災で同B&Wショウは中止となったが、2年前の最高位も「カイト」であった。
各部チャンピオン
各部のチャンピオンは次のとおり。(敬称略)第1部益崎洋光(熊本)
第2部(未経産RGC)鹿屋農高(鹿児島)
第3部竹内太輔(熊本)
第4部後藤勝(熊本)
第5部菊池農高(熊本)
第6部(未経産GC)(有)トミーフィールド(熊本)
第7部菊池農高(熊本)
第8部鶴田孝夫(熊本)
第9部中島康森(福岡)
第10部釘田貴博(鹿児島)
第11部(経産RGC・IMC)岡島建一郎(大分)
2席(RIMC)岡島建一郎(大分)
第12部重見宝弘(大分)
第13部(RSC)松島喜一(熊本)
第14部(経産GC・SC)西田保弘(長崎)

平成24年04月20日「登録審議会」 ~ジャージー種審査標準等審議~
日本ホルスタイン登録協会(北良治会長)並びに日本ジャージー登録協会(東山佑介会長)は、去る3月27日、東京都中野区・日本ホルスタイン会館において登録審議会を合同開催した。
冒頭には東山会長から、昨年3月に開催予定であったが東日本大震災と福島原発事故の影響で延期され、現在830戸で約9千9百頭のジャージーが全国に飼われており、年間の登録頭数は1千頭前後で推移している。また、業務は全て日本ホル協に委託しているので、登録制度・審査制度ともホルスタイン種に準じた方向で進めたいことの挨拶が行われた。
引き続き、家畜改良センターの矢野秀雄理事長が審議会の委員長に就き、諮問事項の協議に入った。
ジャージー種牛審査標準の改正
まず、ジャージー種牛審査標準の改正については、現行の「外貌・肢蹄・乳用牛の特質・体積・乳器」の5区分から、「体貌と骨格・肢蹄・乳用強健性・乳器」の4区分に改めるとともに評点を変更することは妥当である。また、個々の雌牛の体型特徴をより一層明確にできる線形評価を実施することが望ましい。さらに審査で得られた結果が交配種雄牛の選定を通じて経営改善につながるよう有効な情報還元に努められたいことの答申がなされた。
なお、ホル種とはサイズが異なるため、線形形質のうち、体高と坐骨の幅、後乳房の高さの3形質はジャージー種独自の数値を用いる予定。
最後に、ホルスタイン種の登録等の現況と今後の課題について、ゲノム評価や遺伝的不良形質など内外の話題とともに報告が行われた。

平成24年04月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県平成24年3月証明分F偏差値~

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平成24年04月20日「人事異動」 ~日本ホル協~
人事異動
日本ホル協(4月1日付け)
◇登録部長兼証書課長(登録部長兼登録課長)大西信雄
◇登録部次長兼登録課長(証書課長)薄田正之
◇調査部次長兼普及課長(普及課長)池田泰男
◇登録部登録課長代理(検定係長)光井淳之
◇審査部審査委員兼登録部証書課長代理(証書係長)高橋貞光
◇登録部証書課証書係長兼調査部調査課調査係長(調査係主任)岡太郎
◇登録部証書課原簿係長(原簿係主任)千葉雅子
◇調査部調査課調査係(新規採用)小山田雅樹