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機関誌

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平成25年05月20日


平成25年05月20日「生涯乳量」 ~都府県25年3~4月~
25年3~4月に都府県で検定成績証明された中から、別表には生涯乳量5万㌔以上の高記録牛40頭を示した。今回は上位3頭が総乳量10万㌔を突破し、1位は山之内浩一さん(新潟県)所有牛が獲得した。
1位・山之内浩一さん(新潟県)所有「エムエスロ-マンデ-ルミックス」
同牛「エムエスローマンデールミックス」(平11.2.7生)は、検定回数9回で検定日数3,091日、総乳量10万2,474㌔、総乳脂量4,661㌔、平均乳脂率4.5%、総乳蛋白質量3,474㌔で、平均乳量が1万㌔を超えている高泌乳牛である(最高乳量1万3,259㌔)。この記録は、県内では歴代4位の記録であり、今回1つ順位を伸ばした。また、総乳脂量では県内歴代1位である。
2位・石川和博さん(静岡県)所有「オ-クフィ-ルドデイオンハ-ゲン」
2位は、石川和博さん(静岡県)所有の「オークフィールドデイオンハーゲン」(平11.12.26生)の検定回数9回で検定日数3,400日、総乳量10万1,528㌔、総乳脂量4,237㌔、平均乳脂率4.2%、総乳蛋白質量3,463㌔であった。このたびの記録達成により県内の歴代記録3位を獲得している。
同所有牛で今回4位の「エレガンス号」、38位の「ジェームス号」はともに審査得点EX(90点以上)を獲得しており、泌乳能力だけでなく体型においても優れた牛群であることが伺え、石川和博さんは平成23年度の審査成績優秀牛群表彰の30~49頭クラスでトップを獲得している。
3位・さん(静岡県)所有「マエダファ-ムコンビンサ-アンドロ」
3位は、前田勉さん(長野県)所有の「マエダファームコンビンサーアンドロ」(平13.10.17生)の検定回数8回で検定日数2,921日、総乳量10万543㌔、総乳脂量4,176㌔、平均乳脂率4.2%、総乳蛋白質量3,451㌔であった。このたび4産以降の検定証明を一括申請したことで記録達成となり、県内の歴代記録8位を獲得している。これで、都府県10万㌔突破牛を2頭以上輩出した牧場は、前田勉さんで17牧場目(県内3牧場は岩手県4牧場に次ぐ)となった。また、本牛は審査得点90点を獲得しており、都府県9頭目の10万㌔EX牛で、泌乳と体型の両方で秀でた成績を収めている。
前述の牛をはじめ、7位の新海益二郎さん(長野県)、10位の植木靖さん(栃木県)、14位の(有)加藤牧場(埼玉県)、21位の(公財)郡山市観光公社(福島県)、30位の川下一幸さん(岩手県)、32位の和気竹正さん(栃木県)、33位の松村文継さん(岩手県)所有牛はEXを獲得しており、体型においても優れた成績を残している。

平成25年05月20日「第38回中部日本B&Wショウ」 ~経産GC:LA・PACE出品(群馬県)~
経産GC:LA・PACE(群馬県)出品「TMFリコライサ-アレンクイ-ンET」
4月13日、静岡県御殿場市の御殿場市馬術・スポーツセンターで開催された第38回中部日本B&Wショウは、陽春となった早朝から熱い戦いが繰り広げられた。
当B&Wショウは中部地区には留まらず、多くの県からの参加があり、今年も17県189頭が出品され盛大に行われた。審査委員は北海道清水町の酪農家・松原秀雄氏((有)田中牧場)が担当した。
経産グランド・チャンピオンには群馬県・LA・PACEの「クイーン」、未経産は東京都・たまごクラブの「アシュリン」が栄誉に輝いた。
惜しくもリザーブ・グランド・チャンピオンに涙を呑んだのは経産が静岡県・高橋実徳さんの「パラダイス」、未経産では静岡県・岩崎藤和さんの「アレキサンダー」、インターミディエイト・チャンピオンには静岡県・岩崎藤和さんの「ビスタ」がそれぞれ選ばれた。
今年も10校14頭と多くの学校からの出品があった。特に第9部では群馬県立中之条高校の「ラストウィン」がリザーブチャンピオンに食い込み健闘した。他には、茨城県の日本農業実践学園、鯉渕学園、栃木県の真岡北陵高校、那須拓陽高校、群馬県の中之条高校、千葉県の大綱高校、茂原樟陽高校、神奈川県の中央農業高校、静岡県の田方農業高校、京都府の農芸高校から愛牛が出品され、共進会を盛り上げた。
各部チャンピオン
各部のチャンピオンは次のとおり。(敬称略)
  • 第1部「OTRアレキサンダーカム」【岩崎藤和(静岡県)(未RGC)】
  • 第2部「ピックアーファームキダノシドダー」【木田有(兵庫県)】
  • 第3部「プロパープライドルナフォルテ」【平井利幸(静岡県)】
  • 第4部=写真(未GC)
  • 第5部「SJファームロイエクスペディション」【BIGTREEFARM(京都府)】
  • 第6部=写真(IMC)
  • 第7部「アイチキャッスルサンチェスソニアET」【愛知県畜産総合センター(愛知県)】
  • 第8部「ミスリージェントゴールドビューティーコラ」【和田泰(栃木県)(RIMC)】
  • 第9部「GWダンディーダーハムジュラー」【大橋嘉孝(静岡県)】
  • 第10部「ハーネスファームロスチーフリリス」【高塩浩典(栃木県)】
  • 第11部=写真(経RGC)
  • 第12部=写真(経GC)
  • 第13部:母系牛群【三輪圭吾(群馬県)】
  • 第14部:自家生産牛群【三輪圭吾(群馬県)】
写真は(株)北海道協同組合通信社(デーリィマン社)より提供
未経産グランドチャンピオン
「ドラマチックアシュリンET」(父:サンチェス)
東京都たまごクラブ出品

経産グランドチャンピオン/シニアチャンピオン
「TMFリコライサーアレンクイーンET」(父:アレン)
群馬県LA・PACE出品

経産リザーブグランドチャンピオン/リザーブシニアチャンピオン
「ハイブリッジファーストカットパラダイス」(父:ファイナルカット)
静岡県高橋実徳さん出品

インターミディエイトチャンピオン
「TMFゴールドルーファスビスタET」(父:ゴ-ルドウィン)
静岡県岩崎藤和さん出品

平成25年05月20日「認定ジャジマン研修会」 ~空知スプリングショウ会場で~
序列付けと審査講評技術の研修を実施
全国ホルスタイン改良協議会(木田有会長)は、4月27日に北海道夕張郡長沼町「長沼農村広場」で開催された「空知スプリングショウ」に合わせ、地元改良同志会・ホクレン岩見沢支所の協力のもと認定ジャジマン研修会を開催した。
昭和63年から昨年度までに認定81名のうち、地元北海道から南は九州鹿児島までのジャジマン15名が集まり熱心な研修が行われた。
研修会のパネラーは、アルタジャパン(株)の細野淳氏と空知スプリングショウ審査員の田中久美子さん((有)田中牧場)の両名が務め、個体出品14部門のうち未経産2部、経産2部の計4部門の出品牛を供試牛として、序列付けと審査講評技術の研修を実施した。
ジャジマンの認定には、牛の見方並びにショウ審査の基本を習得することを目的としたジャジング・スクールに参加し、初回の一般講習以降、候補として連続2回の成績で90点以上を得た者を協議会が「認定ジャジマン」として認定している。ジャジング・スクールは毎年、会場を移しながら開催し、今年度は11月下旬に鳥取県で開催予定。

平成25年05月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県、平成25年4月証明分F偏差値~