平成25年08月20日
平成25年08月20日「1位「ランカスター」・新規12頭」 ~2013・8月国内種雄牛評価~ | |
表には8月6日に評価成績が公表された精液供給可能な国内種雄牛72頭のうち、NTPトップ30の種雄牛を示している。 | |
1位「ランカスター」 | |
今回の公表では、新規選抜の多くが上位にランクインされるなか、5回トップを飾るなど安定した成績の「ジアンビ」が7位に後退し、代わって「ランカスター」が1位となった。22年2月トップで新規選抜され、その後「ジアンビ」と首位を競い、2位3回の後、一時後退したが、前回3位に持ち直し、今回トップの返り咲きとなった。「タイタニック」×「アーロン」との交配で誕生、NTP3,808、SNF量8位、同率5位、蛋白質量2位、同率9位、乳器9位、乳代効果8位、長命連産効果10位の成績であった。 | |
2位「プレジャー」 | |
2位には新規選抜の「プレジャー」が入り、「ミスターバーンズ」×「ゴールドウィン」との交配で、乳量4位、SNF量4位、蛋白質量1位、決定得点7位、体貌と骨格3位、肢蹄4位、乳用強健性3位、乳器8位、乳代効果5位など、乳量と体型全般の改良に期待が持たれる。 | |
3位「ダース」 | |
3位も新規の「ダース」で、SNF量10位、蛋白質量4位、乳器4位、乳代効果10位、長命連産効果7位と乳器改良に優れ、4位新規「SP」は、乳脂量1位、同率5位、SNF量5位、蛋白質量2位、乳代効果と長命連産効果4位で、乳成分に優れ、5位新規「ファンタジスタ」は、決定得点5位、体貌と骨格4位、肢蹄3位、乳用強健性5位と体型改良に優れている。 | |
新規選抜牛は12頭 | |
今回トップ40には、新規選抜牛が12頭登場、特にベスト10には8頭も入るなど、好成績であった。また、父牛別では「ボルトン」と「ジェットストリーム」の息子が6頭、「オーマン」が5頭であった。 | |
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平成25年08月20日「生涯乳量」 ~都府県25年6月~ | |
25年6月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量5万㌔以上の高記録牛42頭を示した。 | |
1位・石川和博さん(静岡県)所有「プーリーブリッジスカイチーフエレガンス5ET」 | |
今回トップの「エレガンス」(15.9.7生:静岡県・石川和博さん)は、唯一総乳量10万㌔を突破しており、検定回数5回で検定日数2,314日、総乳量11万1,658㌔、総乳脂量6,488㌔、平均乳脂率5.8%、総乳蛋白質量4,709㌔であった。 本牛は、平均乳量が2万㌔を超えた高泌乳牛で(最高乳量2万8,479㌔)、今回、5産目の成績により10万㌔超えを達成し、県内の歴代記録の2位を獲得。また、総乳脂量では全国6位、都府県2位の記録を持ち、平成23年度検定成績優秀牛、成年型の部門において、305日乳量・乳脂量及び365日乳脂量のトップを獲得している。 体型面においても、審査得点91点を獲得し、泌乳・体型ともに秀でた牛である。 | |
2位・駒場靖史さん(栃木県)所有「コマバファームエルビナトリプルリー」 | |
2位は、駒場靖史さん(栃木県)の「トリプルリー」(13.9.12生)の検定回数9回で検定日数2,696日、総乳量9万318㌔、総乳脂量4,074㌔、平均乳脂率4.5%、総乳蛋白質量3,100㌔であった。本牛も平均乳量が1万㌔(最高1万2,415㌔)を超える高必乳牛であり、体型でもEX(90点以上)を獲得している。 | |
3位・宇藤友隆さん(長野県)所有「ラッキーマーシュBWMシャロルET」 | |
3位は、宇藤友隆さん(長野県)の「シャロル」(15.8.28生)の検定回数6回で検定日数2,055日、総乳量8万7,381㌔、総乳脂量3,147㌔、平均乳脂率3.6%、総乳蛋白質量2,582㌔であった。今回の成績で、県内の歴代記録16位を獲得した。本牛もまた、平均乳量1万㌔を超えている(最高乳量1万8,140㌔)高泌乳牛であり、審査得点も89点と高得点を収めている。 前述の牛を始め、5位の新海益二郎さん(長野県)、21位の植木靖さん(栃木県)、34位の佐藤信彦さん(茨城県)所有牛は、審査得点EXを獲得しており、体型においても優れた成績を残している。 | |
平成25年08月20日「中央審査研究会募集中」 | |
北海道ひだか町・新冠牧場にて開催 | |
日本ホルスタイン登録協会は、9月25~27日、北海道ひだか町・新冠牧場において、中央審査研究会を開催する。 これは、審査業務に従事する登録協会の支部・承認団体関係者のみならず審査技術の向上を目指す指導者・技術者まで対象を広げて、全共開催年以外毎年開催している。 研修内容は、審査標準研修の後、模範審査に始まり8頭の牛を使って、班毎に日ホ協審査委員と研究。その後、研修成果を確認するため、4頭1組2セット、計8頭の牛について22の線形主要形質と13の線形調査形質の評価と、4大区分の得率、決定得点の答案を提出し、結果を審査委員とともに研修する。
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平成25年08月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県、平成25年7月証明分F偏差値~ | |
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平成25年08月20日「審査日程」~都府県、平成25年9月~平成26年3月~ | |