平成26年08月20日
平成26年08月20日「1位「オーソン」・新規13頭」 ~2014・8月国内種雄牛評価~ | |
表には8月5日評価成績が公表された精液供給可能な国内種雄牛72頭のうち、NTPトップ30の種雄牛を示している。 今回トップ40には、新規選抜牛が13頭登場、特にベスト10には4頭入り、毎回多くの新規牛が上位に選抜されている。 | |
1位・オーソン | |
トップを飾ったのも新規の『オーソン』であった。「ページワイアー」と「シャーキー」の交配で誕生。NTP3,981、Fat(乳脂)率10位、SNF(無脂固形分)率4位、P(蛋白質)率4位、同量8位と乳成分全般の改良に優れ、決定得点でも5位と体型改良にも期待がもてる。 | |
2位・ギャラクシー | |
2位にも新規の『ギャラクシー』が入った。父は生産能力と乳器の優れた「プラネット」、母は世界を代表するエリートカウの「コスモポリタン」。NTPは1位と僅か63ポイントの差であった。乳量1位、Fat量1位、SNF量1位、P量3位、乳代効果1位と断トツの乳量改良を誇る。そして、長命連産効果も10位にランクイン。産子難易度6の安産タイプ。 | |
3位・ストーン | |
3位には前回新規で首位を飾った『ストーン』で、「バーンズ」と「フインリー」との交配でレッドキャリア。乳量2位、SNF量2位、P量2位、決定得点6位、体貌と骨格5位、肢蹄10位、乳用強健性9位、乳代効果2位と高い産乳能力と体型改良効果が期待できる。 | |
4位・アレックス | |
4位は新規『アレックス』で、「バーンズ」×「ストリーム」×「ガーター」のアウトクロスでレットキャリア。乳量3位、SNF量3位、P量5位、乳用強健性8位、乳代効果3位。産子難易度6の安産タイプ。 | |
5位・ヤルジャン | |
5位には、前回9位からアップした『ヤルジャン』で、名血「スイートネス」からの「バーンズ」の息牛。Fat量6位、同率2位、SNF率2位、P率2位、決定得点4位、体貌と骨格3位、肢蹄7位、乳用強健性2位と正確なフレームで体型改良に優れ、乳成分率もオールプラス。 | |
新規選抜牛が13頭登場 | |
この他にも、新規牛では、6位『ハラング』は、乳量9位、SNF量6位、P量1位、同率5位、乳代効果9位、アウトクロスで後乳房の高さと幅に優れている。12位『ジュニパー』は、「マセラティ」×「ノマド」×「シバー」の3代国産種雄牛の交配で誕生。乳代効果5位と高い泌乳能力を持つ上に、尻の構造の改良に期待が持てる。14位『エディー』は、乳量4位、Fat量10位、SNF量4位、P量3位、体貌と骨格6位、乳代効果4位。15位『ヴォイス』は、乳器4位、耐久性成分4位で、長命性と正確な尻の構造。19位『スマークJ』は、「スイートネスファミリー」から「ジェットストリーム」の息牛。乳器6位で付着・幅の改良力が高い。20位『プラント』は、乳量8位、SNF量7位、乳代効果7位、長命連産8位、バランスのとれた管理形質。22位『ヨハネ』は、国内唯一の「ヤノッシュ」息牛、SNF率6位、P率7位。26位『タブロイド』は、体貌と骨格7位、乳用強健性10位と今回選抜された「プラネット」息牛の中で最も体型改良に優れ、幅のある尻と乳器が特徴。29位『ミスティ』は、「バクスター」の息牛。乳器の改良と尻の角度を下げる傾向も特徴的。30位『フラットテレサ』は、「BWアニー」の息牛。前乳房の付着と懸垂の強さに高い改良力を示す。 また、父牛別では「バーンズ」と「バクスター」の息牛が5頭、「プラネット」「オーマン」「ジェット・ストリーム」が3頭であった。 | |
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平成26年08月20日「生涯乳量」 ~都府県26年7月~ | |
26年7月に都府県で検定成績証明されたものの中から、下表には生涯乳量5万㌔以上の高記録牛15頭を示した。今回は上位2頭が総乳量10万㌔を突破した。 | |
1位・中河原精一さん(岩手県)所有 「マンテラオプションマックス」 | |
生涯乳量トップは、中河原精一さん(岩手県)の「マンテラオプションマックス」(平13.8.28生)の検定回数8回で検定日数3,531日、総乳量11万4,326㌔、総乳脂量4,173㌔、平均乳脂率3.7%、総乳蛋白質量3,661㌔であった。今回の検定成績証明により総乳量11万㌔を突破した。 | |
2位・鈴木洋一さん(千葉県) 「ベルセイムストームバリアントローラ」 | |
2位は、鈴木洋一さん(千葉県)の「ベルセイムストームバリアントローラ」(平12.12.19生)の検定回数9回で検定日数3,206日、総乳量11万3,884㌔、総乳脂量4,266㌔、平均乳脂率3.7%、総乳蛋白質量3,414㌔であった。今回9産目の検定成績証明により本牛の持つ県内の歴代記録を更新し、千葉県内の歴代記録3位を獲得した。本牛は全ての乳期で乳量1万㌔を超える高泌乳牛であり、平均1万2,000㌔を突破している。 また、5位の郡山市観光公社(福島県)所有牛は、審査得点91点を獲得しており、体型においても優れた成績である。 | |
平成26年08月20日「ジャジング・スクール募集」 ~10月31~11月1日栃木県開催~ | |
全国ホルスタイン改良協議会(木田有会長)は、来る10月31(金)・11月1日(土)の両日、栃木県那須塩原市「ホテルニュー塩原」並びに「那須家畜市場」において、栃木県ホルスタイン改良同志会(大瀧信夫会長)、酪農とちぎ農業協同組合の協力の下、平成26年度ジャジング・スクールを開催する。 このスクールは、酪農家の「牛を見る目」を養成し、酪農経営の健全な発展と次代を担う後継者の育成を期することを目的に、同協議会が毎年開催している。 スクールへの参加対象者は、同協議会の会員に所属する酪農家並びにショウの審査に従事する技術者としているが、特に参加を希望する高校生・大学校生も対象となる。 | |
日程等 | |
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平成26年08月20日「審査日程」 ~平成26年9月~平成27年3月~ | |
平成26年08月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県、平成26年7月証明分F偏差値~ | |