平成27年05月20日
平成27年05月20日「40年間に幕を閉じ新たなる出発へ」 ~中部日本B&Wショウ~ | |
4月17・18日、静岡県御殿場市の御殿場市馬術・スポーツセンターで中部日本B&Wショウが開催された。当ショウは昭和51年4月24日、中部・近畿11県が中心となり静岡県袋井家畜市場で第1回が開催された。県を超えたB&Wショウでは全国の先駆けで、今年で40回目を迎えた。従来から中部地区に留まらず近県からも出品はあったが、来年からは全国からの出品を受入れ、日本最大級で高水準なショウを目指すため名称を「セントラル・ジャパン・ホルスタインショウ(仮称)」と改め、再出発をする。 開催2日とも富士山が裾野まで姿を現す快晴に恵まれ、ショウ最後に相応しく17都府県169頭が熱くハイレベルな争いとなった。審査委員は、永年当ショウの発展に貢献したストレートマン・キャトルケア・サービス代表・高橋直人氏(静岡県改良同志会長)、アシスタントにはアルタジャパン(株)代表取締役・細野淳氏が担当した。 | |
経産グランドチャンピオンは山口朝康さん(山梨県)出品牛 | |
経産グランド・チャンピオン&インターミディエイト・チャンピオンには山梨県・山口朝康さんの「ロッキー」で、山梨県が初めて頂点を極め歓喜に沸いた。 未経産は昨年リザーブで涙を呑んだ京都府・農芸高等学校の「ダンディー・エリー」がリベンジを果たした。 惜しくもリザーブ・グランド・チャンピオンに苦杯を喫したのは経産が群馬県・千本木裕さんの「スパーク」(シニア・チャンピオン)、未経産では神奈川県・(有)相澤良牧場の「オーガスタHBストリートピース」がそれぞれ選ばれた。 今年も7校15頭の出品があった。前述の京都府農芸高校をはじめ、栃木県那須拓陽高校、茨城県鯉渕学園、群馬県中之条高校、神奈川県相原高校・中央農高、兵庫県播磨農高から愛牛が出品され、共進会を盛り上げた。 初日審査終了後、各県・各社有志からの提供で、淡路の玉ねぎ、一輪車、毛刈り用枠場、優良受精卵等のセリが開催された。出品者や関係者が大勢集まり、お目当ての品物を安価で手に入れるなど大いに賑わった。 | |
第40回記念として特別功労者の方々を表彰 | |
また、第40回記念として当ショウ開催に寄与し、後継者育成と乳牛改良に著しく貢献された次の方々に感謝状が授与された(敬称略・順不同)。 ◆特別功労者表彰 葛原啓男、(故)黒澤勉、(故)鈴木尭夫、吉原一誠、杉浦弘泰、冨田善晴、茅野武久、前田勉、渡辺修美、野添幸夫、長谷川行夫、賀集一祐、藤田隆、近藤忠一、高橋定男、鈴木昭吾、(故)寺田鈴雄、森順次 ◆40回連続出品者表彰 静岡県・大美伊豆牧場 ◆後援団体特別表彰 (株)オールインワン、協同飼料(株)、明治飼糧(株)、雪印種苗(株)、全酪連 | |
写真は、(株)北海道協同組合通信社(デーリィマン社)より提供 | |
経産グランド&インターミディエイトチャンピオン 山口朝康さん(山梨県)出品 「マスンスルーシドロッキー」(父:ルーシド) | |
未経産グランドチャンピオン 京都府農芸高等学校(京都府)出品 「グロリーオーサクリーメルダンディーエリー」(父:ダンディー) | |
経産リザーブグランド&シニアチャンピオン 千本木裕さん(群馬県)出品 「ゴールドリンクDワイルドスパーク」(父:ワイルドマン) | |
平成27年05月20日「自動登録の現状から」 ~日ホ協登録部~ | |
希望名号を付けよう | |
血統登録申込書が不要な自動登録農家で、希望する名号で登録を希望する場合は、自動登録実施農家連絡書でFAXまたはメールにて報告する方法と、一昨年開発した補足情報報告システムから報告する方法の2通りが可能です。今回はこの補足情報報告システムについてお知らせします。 | |
ネット報告が対象 | |
このシステムは平成25年7月から開始したサービスです。従来は実施農家連絡書に必要事項を記入したのちFAXにて行っていた希望名号等の報告を、出生届出と同時に行えるよう改善したサービスで、会員各位の負担軽減と効率的な報告が可能になりました。 昨年度自動登録頭数2万1,406頭のうち3,734頭が希望する名号で登録されましたが、そのうち実施農家連絡書による報告が1,908頭、インターネットによる報告が1,826頭と、希望名号の半数で利用されております。 | |
補足情報報告システム | |
出生届出と同時に希望名号が報告出来る、インターネットでの自動登録実施農家専用サービスである補足情報報告方法は、次の通りですので是非ともご利用願います。 なお、本システムに関するお問い合わせは日本ホル協登録部まで。
| |
平成27年05月20日「生涯乳量」 ~都府県27年3月~ | |
27年3月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量5万㎏以上の高記録牛31頭を示した。今回は上位2頭が総乳量(M)10万㎏を突破した。 | |
1位・中島康森さん(福岡県) | |
生涯乳量トップは、中島康森さん(福岡県)所有の「ミドルランドルーベンスシーク」(平15.3.13生)の検定回数8回で検定日数3,231日、M11万7,455㎏、総乳脂量(F)4,396㎏、平均乳脂率(F%)3.7%、総乳蛋白質量(P)4,028㎏であった。今回8産目の検定成績証明を申請したことにより、同県内歴代2位の記録を獲得した。これで福岡県内10万㎏突破牛は11頭を数え、シーク号も平均乳量も1万4,000㎏を超える高泌乳牛。今後も記録更新に期待したい。 | |
2位・波多腰和寿さん(長野県) | |
2位は、波多腰和寿さん(長野県)所有の「マウントクレストコメット」(平12.5.19生)の検定回数11回で検定日数3,477日、M10万7,048㎏、F4,484㎏、F%4.2%、P3,529㎏であった。今回、全産次の検定成績証明を申請したことにより10万㎏突破となった。これにより、同県内歴代6位を獲得し、同県内で10万㎏突破牛は11頭目となった。 | |
3位・兵藤博行さん(宮城県) | |
3位は、兵藤博行さん(宮城県)所有の「スプリングサイドレジェンドジェーン」(平12.12.10生)の検定回数5回で検定日数3,015日、M8万8,077㎏、F3,294㎏、F%3.7%、P2,606㎏であった。今回のとりまとめでは本牛をはじめ兵藤博行さん所有牛が6頭登場した。 前述の牛を始め、5位・和気輝さん(栃木県)、6位・岩泉篤さん(栃木県)、10位・新海益二郎さん(長野県)、15位・植木靖さん(栃木県)、30位・松島太一さん(熊本県)所有牛は、審査得点EX(90点以上)を獲得しており、体型においても優れた成績を残している。 | |
PDF版 | |
平成27年05月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県平成27年4月証明分F偏差値~ | |