平成27年07月20日
平成27年07月20日「対前年比2割減少」 ~26年度血統登録申込み~ | |
平成26年は、地球温暖化に伴う世界的な気候変動と人口増、さらに人間の食糧と競合する配合飼料価格の高騰が続いています。わが国にあってはアベノミクスの推進を受けた為替レートの関係で輸入乾牧草が高止まりしているほか、TPP交渉問題で畜産業界全体の将来の展望が開けない状況がみられます。酪農業界にあっても廃業が相次ぎ、仲間が減ってしまうという危機的な状況に置かれています。 かような情勢の中、都府県の平成26年度の各種登録等申込状況を表1に示しました。会員数においては前年比93.5%とやや減少。血統登録においては79.7%、移動証明においては67.3%といずれも大きく減少しました。但し、審査成績においては96.3%とほぼ前年並の数字を残しています。 | |
消費税増税前の駆込から一転 | |
昨年度登録頭数が大幅に減少した要因は、なんといっても26年4月からの消費税増税により、3月までに駆け込み申込みが相次ぎ、これらを全て25年度に組み入れたからといえます。 すなわち、1頭毎に申込用紙を記入して授精証明書を添付する「個別申込」にあっては、例年ならば3月末日で一応締めるところを各県からのご要望もあり、25年度分として処理したものが例年以上にあったこと。 また、個体識別センターへの出生報告と事前の授精報告をドッキングさせる「自動登録」にあっては、当初は3月半ばで締める予定と発表しましたが、本会社員並びに支部・承認団体の強い要請を受けて3月末日出生報告分まで遅らせてデータを4月半ばに取り込んだこと。このような対応をした結果が平成25年度は3月だけで12,000頭もの申込みをいただき、年度集計でも前年比で114.8%と大幅な増加になりました。言い方を変えれば、通常ならば26年度で処理する申込みまでを25年度分として処理した結果がこの数字となりました。 その結果、26年度は4月の申込件数がほとんどゼロに等しく、結果的には2割以上の減少となってしまいました。しかしながら、いわゆる暦年ベースで比較した場合、申込み頭数と登録頭数という点で完全な比較にはなりませんが、表2のとおり都府県における登録頭数はそれほど減っていないことがお分かりになると思います。 ところで、平成22年度以降は審査成績の数字には後代検定材料娘牛と同期牛の体型調査頭数も加えており、これを除いた有料の審査頭数は、平成21年度が8,106頭、22年度7,418頭、23年度8,258頭、24年度9,225頭、25年度9,303頭、26年度9,268頭となり、最近3年間は9,000頭のオーダーを維持しております。年による増減があるものの、一定レベルの頭数を受検していただいていることに対して、関係各位の改良事業に対する意識の高さを感じる次第であります。 平成27年度に入ってからは、とりあえず4月、5月は順調な滑り出しをしておりますが、牛群審査で各地を巡回しておりますと、「黒毛の市場が高騰しており、F1も高止まり」との声が聞こえてきます。どうかすると目先の事にとらわれて「ではF1だ」と考える方がおられるかもしれませんが、酪農に将来の展望を託している方々は一定数の後継牛を確保されており、改良事業の一環である登録と牛群検定に関してはしっかりと推進されているようですので、今後とも、関係登録委員並びに支部・承認団体のご指導をいただきますようよろしくお願いいたします。 | |
平成27年07月20日「審査成績優秀牛群」 ~千葉牧場・古川牧場・釘田牧場~ | |
日本ホル協は、26年度牛群審査を受検した634戸のなかで、審査頭数によって10~29頭、30~49頭、50頭以上の3クラスに分け、それぞれ平均体型偏差値の上位牛群から各クラス10農家計30農家を表彰した。 選抜にあたり50頭以上クラスを除き、受検率70%以上が表彰の対象。 | |
10~29頭千葉修幸牧場 | |
審査頭数10~29頭クラスでは336戸が対象となり、受検率70%以上は20戸、その中で岩手県の千葉修幸さんが審査頭数12頭(受検率75.0%)、平均審査得点87.8点、平均体型偏差値165.8で第1位を獲得した。 第2位は長崎県立島原農業高等学校が審査頭数14頭、平均審査得点86.4点、平均体型偏差値154.4の成績を挙げた。 第3位には兵庫県立播磨農業高等学校(昨年第1位)が入り、第4位には京都府立農芸高等学校がランクイン。トップテンのうち農業高校3校が上位にランクインする結果となった。 | |
30~49頭古川豪樹牧場 | |
審査頭数30~49頭クラスでは75戸が対象となり、受検率70%以上は20戸、その中で佐賀県の古川豪樹さんが、審査頭数40頭(受検率83.3%)、平均審査得点86.8点、平均体型偏差値159.0、昨年度より平均審査得点を0.5点上げ、3年連続の第1位となった。 第2位も昨年度と同じ小林正春さん(長野)がランクイン。審査頭数35頭、平均体型得点85.6点、平均体型偏差値147.9であった。 第3位には岩泉篤さん(岩手)、第4位には渡辺修一郎さん(岐阜)、第5位には杉浦弘泰さん(愛知)がそれぞれ上位ランクインを果たした。 | |
50頭以上釘田武牧場 | |
審査頭数50頭以上クラスでは25戸が対象となり、その中で鹿児島県の釘田武さんが審査頭数51頭、平均審査得点86.1点、平均体型偏差値149.2で堂々の第1位に輝いた。 第2位は三浦幹雄さん(鳥取)で、審査頭数61頭、平均審査得点85.6点、平均体型偏差値148.4の成績を上げた。 第3位は(株)本田牧場(熊本)、第4位には佐藤俊彦さん(鳥取)、第5位には高橋秀行さん(千葉)がそれぞれ上位ランクインを果たした。 以上、平成26年度の審査成績優秀牛群表彰農家を紹介したが、表彰者個々の改良意欲の高さと、日々の管理技術の向上に取り組む姿勢に敬意を表するとともに、今後のさらなる発展に期待したい。 | |
平成27年07月20日「熊本県酪連など表彰」 ~普及推進に貢献~ | |
日本ホル協では毎年度、会員拡大や血統登録の推進、自動登録の普及や審査の普及推進に貢献している各都府県支部・承認団体を表彰している。26年度の表彰団体は次のとおり。 | |
会員拡大推進団体 | |
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自動登録普及推進団体 | |
①増加指数によるもの
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審査普及推進団体 | |
①増減率によるもの
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平成27年07月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県、平成27年6月証明分F偏差値~ | |
平成27年07月20日「血統前年度比92.5%」 ~日本ホル協第65回総会~ | |
一般社団法人日本ホルスタイン登録協会(北良治会長)の第65回通常総会が、6月19日(金曜日)、東京都中野区の中野サンプラザで開催され、報告事項として平成26年度事業概況、平成27年度事業計画並びに収支予算、公益目的支出計画実施状況について確認され、提出議案の平成26年度決算報告、平成27年度役員報酬などの議案全てが原案通り可決承認された。 | |
10月23~26日第14回全共開催 | |
北会長が挨拶に立ち、農林水産省をはじめ、日頃からご指導、ご支援をいただいている関係団体・機関、そして社員各位の多数の出席を賜り、盛会に開催できることに対し謝辞を述べた。 次に、酪農をめぐる情勢について、「この5月に公表された本年度末までの生乳及び牛乳、乳製品の需給見通しによると、全国の生乳生産量は、ほぼ前年度並みの水準が見込まれ、生産現場での生乳生産回復の取組が進んでいる表れと期待する一方で、酪農家戸数、乳牛飼養頭数の減少には歯止めがかからない状況が続いている」とし、「こうした情勢下で、国は家畜の能力・体型等の10年後の改良目標を定めた家畜改良増殖目標を決定し、乳牛改良方針として、泌乳持続性、長命連産性の向上に重点を置いた目標を示した。当協会としても、この目標に示された改良方針に即し、血統登録、体型審査等を推進し、生涯生産性の向上に寄与できるよう、引き続き努力したい」と述べた。 さらに、「本年10月23日から4日間の会期で、北海道安平町で開催される第14回全日本ホルスタイン共進会北海道大会が成功裡に開催できるよう、準備に万全を尽くすとともに、第15回全共についても、九州での開催を正式に公表できるように引き続き努力していくので、併せてご指導ご支援を賜りたい」と挨拶をした。 | |
SNP検査5,210頭実施 | |
平成26年度事業実績では、会員数が都府県6,266名、全国1万3,618名で前年度から731名減少した。一方、血統登録申込では、全国19万6,150頭の前年度対比92.5%で、特に都府県では前年度対比79.7%と大きく下回ったが、これは26年4月の消費税増税前の駆込み増による反動が色濃く出たもの。 審査成績証明が都府県で2万643頭、全国では5万6,861頭(前年度対比96.4%)、検定成績証明が都府県で3,790件、全国で7万5,991件(同98.4%)。 また、国の補助事業で実施した経産牛SNP検査は都府県383頭、全国で1,100頭、ALIC事業の未経産では都府県270頭、全国で2,690頭、一般では都府県404頭、全国で1,420頭となり、SNP検査合計で5,210頭(前年度対比147.3%)となった。 平成26年度収支決算では、登録事業からなる実施事業会計、ホルスタイン会館賃貸事業のその他会計、法人会計を合わせた経常収益額は12億7279万8000円、同じく経常費用額は12億3028万円で、税引き後の正味財産増減額は2394万2000円の黒字となる旨上程され、原案通り可決承認された。 | |
27年度事業計画 | |
平成27年度事業計画では、乳牛頭数、酪農家戸数の減少傾向に伴い、牛乳乳製品の安定供給の観点から喫緊の対応が必要となっている中、国は3月に策定した「家畜改良増殖目標」で、乳牛の改良方針として、泌乳持続性、飼料利用性、長命連産性、国産種雄牛の活用等に重点を置いた目標を示している。日本ホル協では、こうした目標の実現に向け、血統登録を基礎に改良を進め、乳量と生涯生産性の向上に寄与していく方針であり、以下のようなことに取り組むとした。 血統登録、審査・検定等で収集した情報を適正に維持・管理するとともに、近親交配を避ける近交係数の算出や系統譜の利用、遺伝評価値の活用等を目的に、Webサイトや機関紙を通じて、これを提供していく。 後代検定に必要な初産検定中の材料娘牛及び同期牛の体型データの収集を行う。また、これらデータや登録情報を基に、国等から受託を受けて、総合指数の見直しや泌乳能力及び体型の遺伝評価に必要な血縁ファイルの作成等を行う。 世界ホルスタイン・フリージアン連盟に加盟し、登録に係るゲノミック技術、近親交配による弊害、繁殖障害などの共通課題について情報交換を行う。 ホルスタイン会館の運営を通じて、登録事業の安定的な運営を図り、事業の継続性を高めていく。 平成27年度収支予算は、血統登録申込が都府県で4万2,820頭(前年度予算対比95.0%)、全国でも19万3,820頭(同96.9%)、審査5万2,500頭、検定7万4,660件、移動7,930件を計画、ホルスタイン会館賃貸事業は前年度並みの収益を予想し、全共開催年度にあたって、これら関連収入等と合わせると経常収益は12億7733万5000円を見込む。経常費用は12億7671万1000円とし、税引き後の正味財産増減額は赤字を予想。 | |
来賓祝辞 | |
日本ホルスタイン登録協会の第65回通常総会に来賓として臨席され、祝辞を述べられた方々とその概要は以下の通り。 | |
畜産クラスター事業等の推進 農林水産省畜産振興課松本隆志課長補佐 | |
現在、国では家畜改良増殖目標の策定をはじめ、今後3年間の重点ポイントとして酪農生産基盤の強化、繁殖基盤の強化、飼料の増産を三本柱として対策を進めているところである。酪農の生産基盤が弱体化している中で、対策として畜産クラスター事業等を行っているが、単に予算消化に終わらず事業の成果が表れるよう、各地域の指導的な立場にある皆様にもご協力をお願いしたい。 また、今年10月の全日本ホルスタイン共進会は、素晴らしい乳用雌牛を世の中に見せる場であり、農家にとって雌牛生産のモチベーションを上げる機会となれば、生産基盤の強化にも結びつくことと考えられる。こうした様々な取組みを皆様のご支援の中で進めていきたいと考えているので、引き続きよろしくお願いしたい。 | |
牛群検定事業40年の節目 一般社団法人家畜改良事業団守部公博理事 | |
10年振りに全共が開催される今年は、血統登録事業とともに遺伝的改良の柱となる牛群検定事業が開始され40年の節目の年に当たる。それまで、高等登録のために行われていた検定の実施率は経産牛頭数比で2.8%だったものが、今では60%まで拡大し、検定開始当時の305日乳量5,800㎏が現在9,400㎏まで改良されてきている。ただ、ここ10年間は乳量の伸びが停滞気味で、普及率と合わせ韓国を下回る状況になっている。昨今の生乳不足の問題を解決し、生産者として消費者の負託に応えるためにも、乳牛改良を指導的立場で実践する皆様には、牛群検定の普及啓発に登録振興に勝るとも劣らぬご支援を賜りたい。 | |
所得補償制度の法制化へ 一般社団法人全国酪農協会今関輝章常務理事 | |
今日の飼料価格の高止まりや先行きへの不安を抱えて離農する厳しい酪農現場の現状の対策として、特に所得補償制度の法制化に関する運動を農政活動の柱として展開していく。 これにより、問題が解決されるわけではないが、2019年実施を目指し自民党でも議論が行われていることから、家族経営を中心とする我が国酪農の発展のために、関係団体とともに一層の提携を深め運動を実施していきたい。 | |
平成27年07月20日第2弾 第14回全日本ホルスタイン共進会ポスター | |
平成27年07月20日「今後の行事」 ~日本ホル協~ | |
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平成27年07月20日「第14回全共会場案内」 ~全共まであと95日~ | |
第14回全日本ホルスタイン共進会開催まで残すところ100日を切った。各都道府県関係者並びに出品希望者も、予選会並びに本番に向け、遺漏ないことと察する。 去る、5月23・24日北海道B&Wショウが全共会場と同じ安平町「北海道ホルスタイン共進会場」で開催されたことから、会場内等の写真を撮影したので紹介する。 | |
①、②牛留場スペース | |
左から牛床部分の長さ2.5m、通路2.5m、管理スペース2m、牛の前方には2mの飼料等物置場がある。 | |
③飼料等物置場 | |
牛床前方約2mの飼料等物置場スペースあり | |
④牛床設営の請負(有料) | |
事前申込で利用できる敷藁等の牛床設営例(3頭分)、1頭当たり2.5m×幅1.4mを想定 | |
⑤、⑥管理スペースの利用風景 | |
ビールケースの上に合板を敷き、その上に簡易畳を設営した例 | |
⑦各自で給水器を設置 | |
留場所には給水器は無いので、各自で設置する | |
⑧堆肥置き場 | |
⑨カウロード | |
奥方の牛床から手前の審査待機場に向かう | |
⑩写真撮影場の内部 | |
⑪審査待機場内 | |
⑫2015北海道B&Wショウ審査風景 | |
⑬会場北側の入り口 | |
共進会場に入る全ての車両は、この車両用消毒施設を通過する | |
⑭仮眠休憩用施設の設置場所 | |
仮眠休憩用スーパーハウスを約100棟設置予定 | |
⑮スーパーハウス | |
3.8坪規格で横5.4m×奥行2.3m×高さ2.3 | |
平成27年07月20日「衛生対策要領の一部改正」 ~第14回全日本ホルスタイン共進会~ | |
衛生対策要領の一部が改正された。今回の変更は同要領の注釈部分の訂正及び証明書様式の体裁の変更であり、検査や予防接種実施に関わる基本的な部分の改正ではない。 | |
変更点 | |
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平成27年07月20日「年型検定優秀牛」 ~平成26年度都府県~ | |
26年度都府県での検定成績優秀牛として、表に示した延べ32頭をまとめた。昨年度は日本記録の更新は無かったものの(独)家畜改良センター(福島県)所有牛が都府県記録(表中、名号前の*印)を更新した。 | |
5年型305日乳量で都府県記録更新 | |
都府県記録を更新したのは、(独)家畜改良センター所有の「ロックイーグルプルシャンモーストTバクスター」(父バクスター)で、5年型305日乳量で1万8,878㎏を記録した。この記録は、平成26年度における同部門の全国記録でも1位を獲得する素晴らしい記録であった。 また、本牛は5年型365日乳量でも2万811㎏を記録し都府県において同年型のトップを獲得した。 優秀牛の所有者に目を向けると、(独)家畜改良センター所有牛が18部門、次いで、矢内孝久さん(群馬県)所有牛が5部門、前原和明さん所有牛(宮崎県)が2部門でトップとなるなど、優秀な成績を収めている。 | |
平成27年07月20日「登録推進に尽力」 ~登録委員75名を表彰日ホ協~ | |
日本ホル協は、登録委員に対する表彰要領に基づき、各支部・承認団体から推薦のあった27府県75名の登録委員の方々を表彰した。 登録委員は、酪農組合などの技術職員で、日本ホル協が委嘱し、酪農家に最も身近な立場で登録申込書の作成や改良指導などに日頃から活動されており、登録推進には不可欠な存在である。常々のご尽力に対して心から感謝の意を表する次第である。 26年度の表彰登録委員は次のとおり(敬称略)で、後日感謝状と記念品が贈られる。 | |
27府県75名の方々を表彰 | |
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平成27年07月20日「生涯乳量」 ~都府県27年5~6月~ | |
27年5~6月に都府県で検定成績証明されたものの中から、下表には生涯乳量5万㎏以上の高記録牛29頭を示した。今回は上位1頭が総乳量(M)10万㎏を突破した。 | |
1位・亀田康好さん(埼玉県)所有牛 「シンボライズレインビューティリリィ」 | |
生涯乳量トップは、亀田康好さん(埼玉県)所有の「シンボライズレインビューティリリィ」(平14.1.21生)の検定回数9回で検定日数3,379日、M10万4,343㎏、総乳脂量(F)4,561㎏、平均乳脂率(F%)4.4%、総乳蛋白質量(P)3,594㎏であった。今回検定成績証明を申請したことにより本牛の持つM10万1,019㎏の記録を更新した。 また、同所有の「シンボライズレインビューティトッポ」(平16.3.13生)がM9万1,097㎏と好成績で3位となった。 | |
2位・青木洋介さん(埼玉県)所有牛 「ブルーバンブーラクアップルエルトンメグ」 | |
2位は、青木洋介さん(埼玉県)所有の「ブルーバンブーラグアップルエルトンメグ」(平14.11.1生)の検定回数8回で検定日数3,275日、M9万6,089㎏、F4,465㎏、F%4.6%、P3,240㎏であった。このたびの検定成績証明の申請によりM10万㎏まで残り約4,000㎏まで迫った。本牛の母牛「ブルーバンブーラグアップルベルルドルフ」はM10万㎏を突破しており、本牛の10万㎏突破にも期待したい。 | |
4位・佐藤俊さん(宮城県)所有牛 「ディフェンドジャスティスイゼベル」 | |
4位は佐藤俊さん(宮城県)所有の「ディフェンドジャスティスイゼベル」(平17.8.24生)の検定回数7回で検定日数2,103日、M9万838㎏、F3,454㎏、F%3.8%、P2,868㎏であった。また、本牛は審査得点EX(90点以上)を獲得しており泌乳能力・体型ともに優れた牛である。 前述の牛を始め、9位・小林正春さん(長野県)所有牛は、審査得点EXを獲得しており、体型においても優れた成績を残している。 | |
平成27年07月20日「検定成績優秀牛群」 ~郡山市観光公社がトップ~ | |
26年度都府県の検定成績優秀牛群表彰では、(公財)郡山市観光公社(福島県)の牛群が検定加入頭数29頭のうち19件証明から平均乳脂肪量(F)偏差値197.1でトップに輝いた。この表彰は牛群検定参加牛に占める検定成績証明割合を勘案した上でF偏差値により行っている。 トップの(公財)郡山市観光公社は、19・24年度の表彰でも1位を獲得している。また、25年度の表彰では2位を獲得している。同所有牛は、26年度の年型別検定成績優秀牛の表彰においても、成年型365日乳脂量の部門で3位を獲得するなど好成績を残している。 2位は、矢内孝久さん(群馬県)の41件証明のF偏差値185.8、3位は岡本雄司さん(群馬県)の53件証明のF偏差値182.2であった。 なお、トップ10の牛群の内8牛群では検定成績証明の自動継続申込みを実施している。 | |