平成28年06月20日
平成28年06月20日 | |
「血統登録申込2.4%増 国の体型調査事業を受託」 -日本ホル協理事会- | |
日本ホルスタイン登録協会(北良治会長)の第280回理事会が、平成28年6月2日当協会会議室で開催され、第66回通常総会付議事項となる平成27年度事業概況及び収支決算報告、平成28年度収支予算案、遺伝子型調査に関する取扱要項変更案等について原案通り了承された。また、国の体型調査事業を受託したことなどの報告があった。 北会長から冒頭、4月の熊本県、大分県で発生した地震において被災した酪農家に対しお見舞いを申し上げ、復旧、復興にご尽力されている関係各位に心から敬意を表した。平成27年度の牛群検定速報によると305日平均乳量は9,450㌔と過去最高乳量を更新したが、しかし酪農家戸数、乳牛飼養頭数ともに依然として減少傾向にあり、回復基調は未だ弱含みの状況にある。一方、酪農を巡っては乳牛資源の高騰、TPP対応、飼料価格の高止まり等憂慮すべき問題が山積みしている。このような中、乳牛の改良方針として、泌乳持続性、長命連産性、国産種雄牛の活用等に重点をおいた目標に向け、当協会としても血統登録を主体に体型審査等引き続き努力していく旨の挨拶があった。 また、大分県清末理事、熊本県松島監事が現在の被災状況などの説明と復興支援に対する感謝の意を表した。 27年度事業概況では、会員数が1万3,024名(対前年比95.6%)と前年度実績を下回ったが、主な申込では血統登録が20万401頭(同102.4%)と、特に本局は対前年比106.3%と増加の報告があった。 決算報告では事業活動の収支において収入の合計額は5億3807万7千円になったが、一方、支出では5億4020万6千円となり、投資活動の収支差額と合わせた最終的な収支差額は2192万3千円の黒字となった。 平成28年度収支予算は、全共特別会計がなくなり27年度に比べ縮小し、本局全体の事業活動収入額は4億4610万4千円、同支出額も4億5066万3千円となり、同収支差額は455万9千円の支出超過、投資活動収支を加えた最終的な収支差額は462万1千円の収入超過の見込み。 このほかの協議事項として、熊本・大分地震の見舞金、義援金の贈呈や、役員任期満了に伴う16名の理事、3名の監事候補者案、遺伝子型調査に関する取扱要項の変更などが承認された。 また、国のスマート畜産の推進に係る体型調査事業を受託した。昨年と事業名は変わり概ね15%の頭数減で遂行できることとなった。 第15回全共については、今までの進捗状況と、総会(6月17日)後の新役員によって全共企画委員を選任し、具体的に開催に向けた検討を行うことも承認された。 | |
平成28年06月20日 | |
-登録審議会開催-「SNP検査で血縁矛盾牛の取扱いを答申」 | |
日本ホルスタイン登録協会(北良治会長)は6月3日、平成28年度登録審議会を当協会会議室において開催した。現在、国内でも実施普及してきたSNP検査において、稀に検出される父牛や母方祖父牛との血縁矛盾に対する登録上の取扱いについて諮問を行った。これに対して審議会は、血縁矛盾牛の親子判定を実施して、正しい親子関係に基づく血統更正を行い、矛盾が解消できないときは登録を取消すことは妥当であるとした。 登録審議会(委員長は佐藤英明・家畜改良センター理事長)は外部の乳牛改良機関等の見識者で構成され、ホルスタイン種の登録や改良に関する重要事項について審議を行う機関である。 今回は、若雄牛や未経産牛の遺伝評価法として、近年、国内でも開始されているゲノミック評価のためのSNPと呼ばれる遺伝子型検査を実施した際に、SNP検査によって判明する父牛および母方祖父牛が登録上の血縁と一致しない例が稀に検出されており、これらの血縁矛盾牛の登録上の取扱いについて審議を行った。 審議会からの答申は、①SNPによる親子調査で、本牛と父母、母方祖父の血縁に矛盾ないものは、登録上の血縁関係は正しい、②同調査で本牛と父母、母方祖父の血縁に矛盾あるときはマイクロサテライトによる親子判定を実施し、正しい親子関係が判明したときは血統登録を更正し、矛盾が解消できないときは登録を取り消す。また、対象牛が既に死亡等で試料採取できないときは、利用可能なSNP情報等によって親子関係を調査し、しかるべき登録取扱いを行うとした。また、日本ホル協は引き続き、血統登録申請の際には「授精記録や出生時の個体識別等の徹底を図り登録の信ぴょう性の向上に努めることを要望する」とした。 これらのSNP検査結果に係る血縁矛盾牛の登録取扱いの詳細については、今後、各都道府県支部・承認団体等と協議を進めることとした。 | |
平成28年06月20日 | |
「G・C (有)田中牧場」~ 2016北海道B&Wショウ ~ | |
2016北海道ブラックアンドホワイトショウ(主催・北海道ホルスタイン改良協議会)は5月28~29日、北海道安平町のホルスタイン共進会場でホルスタイン種237頭、ジャージー種15頭、合計22部門252頭が出品され、盛大に開催された。審査は上士幌町の酪農家、小椋茂敏さんが担当した。 グランドチャンピオン・インターミディエイトチャンピオンには清水町・㈲田中牧場の「ナデイル」(写真)が、リザーブグランドチャンピオン・リザーブインターミディエイトチャンピオンには別海町・酒井保幸さんの「ベツスリリー」(写真)、ジュニアチャンピオンには清水町・㈲田中牧場の「TMFウオーカーコールスパークセスナ」、リザーブジュニアチャンピオンは江別市・(学)酪農学園フィールド教育研究センターの「オークリーフMBBソフイア」、シニアチャンピオンは上士幌町・スィートネスシンジケートの「スウイートネスアドベントエントリーET」、リザーブシニアチャンピオンは清水町・大久保大輔さんの「OKエアレイドライオネル」、ジャージー種のジュニアチャンピオンには広尾町・佐藤孝一さんの「アサナベVBLVクイツクバレンタイン」、リザーブジュニアチャンピオンは由仁町・三谷耕一さんの「スリーバレーフアームルタオガンドレモ」、シニアチャンピオンは帯広市・㈱十勝加藤牧場の「JライトホープリギンズネルルET」、リザーブシニアチャンピオンは弟子屈町・坪井新奈さんの「グリークエストMMCリンドンメープル」がそれぞれ選ばれた。 詳しい成績は北海道ホル農協のHPをご覧下さい。 | |
写真はホルスタイン・マガジン社より提供 | |
グランドチャンピオン・インターミディエイトチャンピオン 「TMFナデイルアツトアンナエコー」(父:アツトウツド) 清水町有限会社田中牧場出品 | |
リザーブグランドチャンピオン・リザーブインターミディエイトチャンピオン 「グローリーランドベツスリリーハツドリー」(父:ゴールドウイン) 別海町酒井 保幸さん出品 | |
平成28年06月20日「生涯乳量」 ~都府県28年3月~ | |
28年3月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量5万㌔以上の高記録牛22頭を示した。今回は3頭の牛が総乳量(M)10万㌔を突破した。 生涯乳量トップは、太田博士さん(長野県)所有の「ジヨーネンアパツチカーネーシヨン」(平10.2.25生)の検定回数12回で検定日数4,911日、M15万4,772㌔、総乳脂量(F)5,426㌔、平均乳脂率(F%)3.5%、総乳蛋白質量(P)4,669㌔であった。今回の記録は、都府県歴代記録3位、県内歴代記録1位、都府県でのM15万㌔突破牛5頭目となる素晴らしい記録となり、12産目までの検定成績証明を一括申請したことによるもの。 2位は、井上正芳さん(広島県)所有の「ハルムコスモケイト」(平15.5.27生)の検定回数8回で検定日数3,506日、M13万5,471㌔、F5,177㌔、F%3.8%、P4,401㌔であった。本牛は県内歴代1位の記録を持っており、今回の記録は8産目までの検定成績証明を一括申請したことによるもの。 3位は、中六角保広さん(岩手県)所有の「リバテイーフアームプレステージアウトサイドマスター」(平12.2.19生)の検定回数13回でM12万9,195㌔であった。本牛は10産で10万㌔を越えており、今回の検定成績証明により更に記録を伸ばした。 | |
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平成28年06月20日「検定成績優秀牛」 ~都府県平成28年5月証明分F偏差値~ | |
平成28年06月20日「社員補欠選挙当選者」 | |
5月31日に次の3区において社員補欠選挙が行われ、当選者が決定したので公示します。【敬称略】 ・第1区(北海道1) 中嶋隆司 ・第2区(北海道2) 中田和孝 ・第20区(新潟県) 広川寛 | |
平成28年06月20日「ジャジング・スクール参加者募集」~10月28・29日長野県で開催~ | |
全国ホルスタイン改良協議会(岡嶋建一郎会長)は、来る10月28(金)・29日(土)の両日、長野県佐久市「佐久平交流センター」並びに「小諸家畜市場」において、長野県ホルスタイン改良同志会(小林政幸会長)、全国農業協同組合連合会長野県本部の協力の下、平成28年度ジャジング・スクールを開催する。 このスクールは、酪農家の「牛を見る目」を養成し、酪農経営の健全な発展と次代を担う後継者の育成を期することを目的に、同協議会が毎年開催している。 スクールへの参加対象者は、同協議会の会員に所属する酪農家並びにショウの審査に従事する技術者としているが、特に参加を希望する高校生・大学校生も対象となる。 【 日 程 等 】 ●募集人員 100名程度 ●研修日程 1日目は「佐久平交流センター」で13時開講式。一般は審査標準等の講習。候補者・認定 ジャッジマンは「小諸家畜市場」へ移動し、序列付け3セットの研修。その後「佐久プラザ21」で酪農 講演会開催。2日目は全員が序列付け4セットの研修を行う。 ●パネラー オールジャパンブリーダーズサービス㈱代表取締役社長高橋忠司氏 ●会費(現地で徴収) 教材費等で 5,000円(高校生・大学生は免除) ●宿泊 長野県佐久市佐久平駅東2―6佐久平プラザ21 △1泊2食15,000円 △懇親会のみ6,000円 ●参加申込みしめ切りは平成28年9月16日(厳守)。 同協議会の各県会員団体を通じて協議会事務局に申込む。詳しくは事務局の日ホ協(℡03-3383-2501) または、「日ホ協」HP内の「全国ホルスタイン改良協議会HP」で要領等掲載中。 | |