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機関誌

機関誌内容一覧

2018年12月20日号

都府県血統登録2%増 平成30年度中間事業報告
-日本ホル協 理事会-

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     (一社)日本ホルスタイン登録協会(前田勉会長)の理事会が11月22日、東京都中野区の日本ホルスタイン会館で開催され、平成30年度中間事業概況・同決算報告や地区別登録委員研修会等の報告と第15回全 共の出品割当頭数と欠場牛の取扱い、検定成績証明のWeb化、来年度の社員選挙、消費税引上げに伴う登録料等の改定について協議が行われた。

    会長挨拶

     冒頭、前田会長から今年の自然災害に触れ、今夏の西日本豪雨、大型台風襲来、9月の北海道胆振東部地震の被害等に対して、酪農4団体(全国酪農業協同組合連合会、全国酪農協会、日本酪農政冶連盟、日本ホルスタイン登録協会)から成る「災害対策酪農団体協議会」で義援金を贈ったことや、秋の叙勲で、壹岐定憲監事(宮崎県)が旭日単光章、湊惠元理事(香川県)が旭日双光章を受章されたことの報告があった。

    申込は順調に推移

     事業報告では、平成30年度中間事業について、主な登録申込状況は、血統登録が12万6789頭(対前年同期比105.1%)、都府県でも2万5231頭(同102.0%)と増加を示した。また、都府県における会費納入は前年同期比98.7%、移動証明99.4%と前年並みであった。なお、普及を進める自動登録は107.6%と大幅に増加した。

    全共等報告事項

     全共関係では、第15回全共実行委員会Webサイトの開設と、第16回全共対策委員会を設置して、次回ブロック開催に向けた検討を開始した等。そのほか、世界ホルスタインフリージアン連盟(WHFF)主催の世界審査委員ワークショップの概況、新たに今年度から始まった「雄牛・雌牛選定のためのSNP検査事業」や、今夏に開催した地区別登録委員研修会・登録事務担当者会議の概要等について報告があった。
     協議事項では、第15回全共に係る都道府県出品割当頭数と欠場牛の取扱いを決定した。また、検定成績証明の自動継続農家を対象に、Web上で個々の牛の血統や審査、検定、遺伝情報等を検索・閲覧できる「登録情報活用システム(RIUS:ライアス)」を来年4月から開始する事が決定された。これに伴い検定成績証明書交付は原則として省略されることになる。そのほか、来年度の任期満了に伴う社員選挙日程、来年10月の消費税引上げに伴う登録等料金改定の考え方について了承された。

第19回関東地区ホルスタイン共進会
グランドチャンピオンは群馬県KC牧場

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     11月20~21日に第19回関東地区ホルスタイン共進会が寒風の中、2年ぶりに群馬県前橋市の群馬県畜産試験場で、関東1都6県から97頭が集まり開催された。審査員はシーメックス アライアンス社のカール ソーシエー氏が担当した。
    この共進会でグランドチャンピオン・経産名誉賞(第9~10部)に輝いたのは、4歳級チャンピオンの群馬県・㈲KC牧場出品牛「KCF アツトウツド インスタマテイツク」(父アツトウツド)であった。また、リザーブ・グランドチャンピオン・経産準名誉賞(第9~10部)には、5才以上チャンピオンの千葉県・高橋秀嘉さん出品牛の「ハイエクセル クイーン ハマー」(父ウインドハマー)が選ばれた。
     未経産名誉賞には、15ヵ月以上18ヵ月未満チャンピオンの群馬県・群馬県立吾妻中央高校出品牛「ナカコー キヤプテン マツクス クラツシユ ヒメル」(父クラツシユ)が輝いた。また、経産名誉賞(第5~8部)には、36ヵ月以上42ヵ月未満チャンピオンの群馬県・遠坂和仁さん出品牛「フアイン ヒーローズ ダツチ」(父エルヒーローズ)が選ばれた。
    全10部をみると、開催県の群馬県が半分以上の優等賞1席を獲得する結果となった。
    写真は、デーリィマン社より提供。

    グランドチャンピオン 経産名誉賞(第9~10部)
    「KCF アツトウツド インスタマテイツク」(父:アツトウツド)
    群馬県 (有)KC牧場

    リザーブ・グランドチャンピオン 経産準名誉賞(第9~10部)
    「ハイエクセル クイーン ハマー」(父:ウインドハマー)
    千葉県 高橋 秀嘉さん

    経産名誉賞(第5~8部)
    「フアイン ヒーローズ ダツチ」(父:エルヒーローズ)
    群馬県 遠坂 和仁さん

    未経産名誉賞
    「ナカコー キヤプテン マツクス クラツシユ ヒメル」(父:クラツシユ)
    群馬県 群馬県立吾妻中央高等学校

今後の行事 -日本ホル協-

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    ◇30年度社員会議並びに支部・承認団体登録事務担当者会議
     [東日本地区]
      1月31日(木)事務担当者会議
         1日(金)社員会議、東京都中野区、中野サンプラザ研修室
     [西日本地区]
      1月24日(木)事務担当者会議、
         25日(金)社員会議、福岡市、福岡朝日ビル会議室
    ◇理事会
     [第294回]
      31年3月22日(金)日ホ協会議室

生涯乳量 -都府県 30年10・11月-

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     30年10・11月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量6万㌔以上の高記録牛27頭を示した。今回は上位6頭が総乳量(M)10万㌔を突破した。

    1位・長田重信さん(茨城県)

     生涯乳量トップは長田重信さん(茨城県)所有の「シズナミ アウトサイド」(平15.4.7生)の検定回数11回で検定日数3806日、M12万5739㌔、総乳脂量(F)4778㌔、平均乳脂率(F%)3.8%、総乳蛋白質量(P)4251㌔であった。今回の記録は、全産次の検定成績証明を一括申請したことによるもの。本牛は北海道釧路市の藏光牧場から導入され、茨城の地で長期間に渡り安定した成績を残した。その結果、本紙7月号で紹介した同氏所有「フラワー」号の記録を上回り県内歴代1位となる素晴らしい記録を達成した。
     さらに、今回の取りまとめでは長田さん所有牛は3位「ヒロ メルリン ルドルフ フアタール」(平15.4.21生)が検定回数10回で検定日数3445日、M11万4254㌔、5位「シヤインスター リリス ローズ ミラン」(平15.1.21生)が検定回数12回で検定日数3716日、M11万699㌔と計3頭が10万㌔を突破し、通算で4頭が生涯乳量10万㌔を達成したことになる。

    2位・森崎久夫さん (岩手県)

     2位は、森崎久夫さん(岩手県)所有の「ハツコー クラーク ジヨーダン テイルダ」(平15.5.11生)の検定回数12回で検定日数3912日、M11万8798㌔、F5255㌔、F%4.4%、P4230㌔であった。今回の記録は、岩手県内5位であり、審査得点においても、91点を獲得しており泌乳能力並びに体型の両面に秀でた名牛である。
     4位亀田康好さん(埼玉県)、6位髙田茂さん(埼玉県)所有牛もM10万㌔を達成した。
    また、13位真鍋正隆さん(熊本県)、18位古川豪樹さん(佐賀県)90EXー4E、25位OFJ ドリーム ファクトリー(兵庫県) 94EXー3E、27位松島太一さん(熊本県)91EXー2E所有牛は、90点以上を獲得しており、体型においても優れた成績を残している。

検定成績優秀牛 -都府県、平成30年11月証明分F偏差値-

九州・沖縄ブロック大会まで

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