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機関誌

機関誌内容一覧

2019年10月20日号

酪農学園大学で中央審査研修会
全国から23名が参加

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     (一社)日本ホルスタイン登録協会(前田勉会長)は、去る9月25日から27日までの3日間、北海道江別市の酪農学園大学において、令和元年度中央審査研究会を開催した。
     この研究会は、審査業務に従事する支部・承認団体関係者のみならず審査技術の向上を目指す指導者・技術者まで対象を広げ、全共開催年を除き毎年実施している。昨年度は9月6日に発生した北海道胆振東部地震の影響により、研究会の開催を急きょ中止としたことから、2年ぶり令和を迎え初の開催となった。

    供試牛を使って牛の見方を研修

     今回は14都道県・2AI事業体から総勢23名が参加して行われた。初日の開講式では主催者代表挨拶が行われたのちに、酪農学園大学野副学長による来賓挨拶、続いて酪農学園大学の概要説明が行われた。その後、実際の研修内容として、ホルスタイン種雌牛審査標準の理解を得るための研修が行われた。2日目からは2頭の牛を使い日本ホル協審査委員による模範審査が実施され、牛の見方の解説が行われたのち、4班に分かれ8頭の牛について審査委員とともに班ごとに研修を行った。また、研修の成果が得られたかどうかを見るため、4頭1組2セット合計8頭の牛について、線形評価法22の主要形質と13の調査形質の評価及び審査標準4大区分の得率、決定得点の答案を参加者それぞれが提出し、結果を審査委員とともに研修する形式で進められた。
     体型審査の実施と線形式評価法の採用は、体型改良に貢献できる科学的データの収集を可能としたことにより、近年の乳牛改良、特に耐久性(体型)成分にあっては決定得点の優劣も重要だが、体格部位の長短や強弱、広い狭いを詳しく評価する線形形質は、種雄牛の遺伝評価上でも重要な役割を持ち、その傾向を的確に把握することは現場の技術者としても大切なことである。
     また、全国から参加した受講者の交流は情報交換の場として重要であり、来年度は第15回全共が宮崎県で開催されることで、残念ながら本研究会は開催されないが、令和3年度は9月に開催を予定しているので、多数の参加者を期待している。
     なお、今回参加された方は次のとおり【敬称略】。
    (岩手県)松村瑠維
    (福島県)金澤章博、小代具毅、安司諒
    (茨城県)矢代翔
    (栃木県)小林萌子、釜野井毅、手塚祐樹
    (群馬県)都丸友久
    (長野県)小松原英裕
    (岐阜県)眞鍋典義、澤村正次
    (愛知県)青木佑太郎
    (島根県)坂本洋一
    (佐賀県)木下浩輔
    (宮崎県)矢野数富
    (LIAJ)田﨑穂菜美、岡橋勇太
    (GH)河田祥貴、藤井諒也、細谷優斗、春木茂男
    (日ホ協)塩野雅一

    令和元年度中央審査研究会の参加者たち
    (9月25~27日北海道江別市・酪農学園大学)

北海道総合畜産共進会 -第17回乳用牛部門-

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     第17回北海道総合畜産共進会乳用牛部門が、9月28・29日の両日、北海道安平町の北海道ホルスタイン共進会場で開かれた。
     この共進会は昨年発生した北海道胆振東部地震の影響により次年度へ持ち越されたもので、全道レベルの共進会としては2年振りの開催である。審査はオフィシャル・ジャッジが北海道ホルスタイン農業協同組合審査部次長の田井道広さん。アソシエート・ジャッジは同組合参事の千葉義博さんが担当した。

    精鋭431頭 一堂に会す

     今回の北海道総合畜産共進会乳用牛部門は、ホルスタイン種未経産7クラス、経産9クラスにジャージー種4クラスを加えた20クラス。その中には、後代検定に対する理解と普及推進を図る目的で、経産・未経産合わせて3クラスの後代検定娘牛の部が設けられている。そのほかに、改良意欲のある20歳以下の若者が日頃の出品技術を競う「ジュニアカップ」2クラス、リードマンコンテスト3クラスも併催。出品頭数はホルスタイン種370頭、ジャージー種33頭、ジュニアカップ28頭の計431頭と、国内最大規模の共進会となった。

    グランドチャンピオン・㈱エンブレム‐K

     グランドチャンピオン・シニアチャンピオンには広尾郡大樹町・(株)エンブレム‐Kの「エンブレムK スパークリング シエリー」が輝いた。リザーブグランドチャンピオン・インターミディエイトチャンピオンは河東郡上士幌町・小椋淳一さんの「ハイロード ソロモン チエイサー」、ジュニアチャンピオンは河東郡上士幌町・小椋直樹さんの「アサ レーザービーム バート」であった。
     リザーブジュニアチャンピオンには上川郡清水町・高橋喜一さんの「セジス ビユーテイ アルテイ チエンス マウイ ET」、リザーブインターミディエイトチャンピオンには常呂郡訓子府町・森岡和弘さんの「エリー バリアント エンジエル チヤン」、リザーブシニアチャンピオンには天塩郡豊富町・栗城一貴さんの「エツセンス ゴールド アポロ エル ダーハム ET」が選ばれた。
     一方、ジャージー種のジュニアチャンピオンには河東郡上士幌町・小椋淳一さんの「SF テキーラ チエリー」、リザーブジュニアチャンピオンには上川郡剣淵町・(株)オールダーランドの「オールダーランド B イブ オリバー 381」、シニアチャンピオンには岩見沢市・(株)瀬能牧場の「セノーフアーム バレンテイノ チエリー」、リザーブシニアチャンピオンには広尾郡広尾町・(株)エスティリアデイリーサービスの「SF プレミア チエリー」が選ばれた。
     写真はホルスタイン・マガジン社より提供。

    グランドチャンピオン・シニアチャンピオン
    「エンブレムK スパークリング シエリー」(父:スパークリング)
    大樹町 (株)エンブレム-K出品

    リザーブグランドチャンピオン・インターミディエイトチャンピオン
    「ハイロード ソロモン チエイサー」(父:ソロモン)
    上士幌町 小椋淳一さん出品

    ジュニアチャンピオン
    「アサ レーザービーム バート」(父:レーザービーム)
    上士幌町 小椋直樹さん出品

第15回全共対策室 第一回全共通信
全共対策室室長 池田泰男

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     今回からスタートするこの枠では、1年後に開催を控えている第15回全日本ホルスタイン共進会九州・沖縄ブロック大会の実行委員会メンバーとして10月7日付(開催まで残り390日)で宮崎に着任した私が、全共関係に留まらず色々な情報を現地から皆様にお伝えします。少しでも全共の雰囲気が伝われば幸いです。
     1回目の今回は、実行員会事務局を紹介します。現在、宮崎県関係から押川顧問と石橋氏、経済連から外山事務局長、内田氏、都城市から吉住氏、JA都城から田畑氏、そして日ホ協から私の7名で構成されています。宮崎経済連の事務所(酪農課の隣)に間借りし、日々全共開催準備に奮闘しています。
     来月2日に開催する九州連合ホル共進会を全共プレ大会と位置づけ、本番へ向けてのリハーサルを含め準備をしています。視察を含め多くの方の来場をお待ちしています。

    全共色に染まる宮崎県経済連のロビー

人事異動 -日本ホル協-

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    (10月7日付)
    ◇池田泰男 全共対策室長・第15回全共実行委員会駐在
    ◇國行将敏 事業部長兼全共対策室次長兼調査課長
    (10月18日付)
    ◇千葉雅子 退職

検定成績優秀牛 -都府県令和元年09月証明分F偏差値-

全共を写真で振り返る6

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第15回全共 九州・沖縄ブロック大会まで

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