2020年05月20日号
第15回全共 今年度開催中止に
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新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、本年10月末に宮崎県で開催予定している第15回全日本ホルスタイン共進会について、日本ホル協は13日、緊急の理事会を開き、本共進会は今年度開催しないことを決定した。
当感染症拡大への不安の中で、全共参加の各県からは、出品予定牛への衛生検査や予防接種、予選会等の実施が困難であり、全共の開催延期又は中止を求める声が多かったことから、実行主体である全共実行委員会等と協議を重ねた末の苦渋の決断となった。
また、当共進会の開催延期等については引き続き実行委員会と協議して、できるだけ早い時期に決断を行うとした。安心・安全を第一に
これらの決定にあたり前田勉会長は、「国民の身の安全が第一であり、当感染症が早く終息して、全国の酪農家が安心して酪農に専念できる生活環境を取り戻し、晴れて各地区の共進会や次の全共、全日本BWショウ等が無事に開催されることを切に願っている」と述べた。
「ヒーリクス」連続首位 -2020―4月海外種雄牛評価値-
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(独)家畜改良センターから4月14日に海外種雄牛2020―4月評価が公表された。
今回の公表では上位40位中11頭が新規牛であった。昨年12月の公表に続き、新規牛は増加傾向にある。1位 ヒーリクス
1位は前回初登場でトップを飾った「ヒーリクス」が連続獲得。産乳成分が突出しており、乳脂肪量も1位と優秀である。
2位 ロケツトフアイアー
2位は新規の「ロケツトフアイアー」がランクインした。本牛は20位「ジヨスーパー」の息子牛で、乳蛋白質量は1位、乳量も僅差で2位と優れている。
3位 パイルドライバー
3位は前回2位だった「パイルドライバー」。乳量は前回と同じく1位であり、産乳成分、耐久性成分に秀でたバランス型である。
4位は新規牛の「グリフ」。1位のヒーリクスと同じく父にシルバー、母方祖父にスーパーサイアーを持ち、産乳成分と乳脂肪量、肢蹄の改良に期待が持てる。
新規牛は先に紹介した2頭以外には9位ホツトライン、12位フアントム、15位ランドマイン、17位デコイ、19位アルタアツプシヨツト、24位アルタマーロン、27位アルタアミユレツト、31位エベレスト、33位ホーマーであった。
トップ40の中で、父牛別ではモーグル4頭、ジヨスーパーが3頭であった。父方祖父牛としてはスーパーサイアーが8頭、ソクラとモーグルが5頭となっている。
検定成績優秀牛 -都府県令和02年04月証明分F偏差値-
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第15回全共対策室 第八回全共通信
全共対策室長 池田泰男
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8回目の全共通信となりますが、今年度の全共開催が取止めとなり、非常に残念です。開催まで170日を切り、いよいよ色々な情報を皆様にお伝えする準備を進めてまいりましたが、叶いませんでした。
新型コロナウイルスの早期終息を願い、全共通信の再開を期待しつつ、現地からは一旦終了します。
短い間でしたが、ありがとうございました。
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