PAGE TOP

機関誌

機関誌内容一覧

2022年05月20日号

1位 アイス モニター 栃木県 眞嶋大輔さん
都府県生涯乳量令和4年1-4月

  • 記事を読む

     令和4年1月から4月に都府県で検定成績証明されたものの中から、表には生涯乳量6万キロ以上を示した。今回は9頭が総乳量(M)10万キロを突破した。

    1位 眞嶋大輔さん(栃木県)

     今回の1位は眞嶋大輔さん(栃木県)の「スノーライト アイス モニター」の検定回数10回で検定日数3859日、M12万8017キロ、総乳脂量(F)4732キロ、平均乳脂率(F%)3.7%、総乳蛋白質量(P)4330キロであった。この成績は栃木県内歴代3位、乳脂量は歴代4位の結果。1970年代から続く血統の子孫牛で、同牧場内で3頭目となる10万キロ突破牛となった。

    2位 (公財)中国四国酪農大学校(岡山県)

     2位は(公財)中国四国酪農大学校(岡山県)の「カヤベ ケネデイ ローズ サムソン」の検定回数8回で検定日数3558日、M12万6432キロ、F4384キロ、F%3.5%、P3994キロ。これは岡山県内で歴代3位、乳脂量においても歴代4位の記録となる。現在、5頭の娘牛と11頭の孫牛、4頭のひ孫牛がおり、今後も同牧場を支えていくことがうかがえる。

    3位 新海益二郎さん(長野県)

     3位は新海益二郎さん(長野県)の「ラツキーマーシユ チルダ MJ」の検定回数8回で検定日数3003日、M11万8555キロ、F4861キロ、F%4.1%、P3776キロだった。乳脂量は県内歴代3位の成績となる。本牛は決定得点92-6Eと、都府県で2頭目となる6Eという素晴らしい体型を誇っている。詳細は本紙3月20日特集号にて。
     4位は柴野立太さん(石川県)の「エーシエル グレー タツチダウン」の検定回数12回で検定日数4195日、M11万5780キロ、F4397キロ、F%3.8%、P3494キロとなり、この成績は県内歴代1位、乳脂量は歴代2位のものである。3世代前より同牧場で飼養されている血統で、14歳で12産を達成しており、長命連産性にも優れている。
     5位は中六角保広さん(岩手県)の「リバテイーフアーム マセラテイ アンネル」の検定回数8回で検定日数2891日、M11万1057キロ、F4393キロ、F%4.0%、P3501キロであった。本牛は祖母牛の代に北海道富良野市のRCAアソシエートから導入されている。血統は遡ってアメリカより導入された4世代前から、決定得点80点以上を獲得し続けており、体型面に優れたものとなっている。
     6位は(株)長田牧場(茨城県)の「マノ ボーイ ブリジツト」の検定回数10回で検定日数3305日、M10万9980キロ、F3811キロ、F%3.5%、P3717キロ。茨城県内で乳量8位、乳脂量10位の成績となった。この牛は北海道川上郡の真野牧場から導入されており、11歳で10産と、繁殖面でも非常に優れた牛である。
     7位は菅原雅継さん(岩手県)の「ナカサワダ アイラ ワカナ」の検定回数8回で検定日数3203日、M10万3675キロ、F4742キロ、F%4.6%、P3233キロ。今まで同牧場での最高乳量は「ナカサワダ ケテイー アール モテイー」の7万6924キロであったが、それを大きく更新して今回ランクインを果たした。
     8位は鈴木篤さん(埼玉県)の「スチユアート ゼニス フイーバー」の検定回数6回で検定日数2599日、M10万142キロ、F3956キロ、F%4.0%、P3288キロ。本牛は8世代前に北海道野付郡の野矢牧場から導入されており、1産目から乳量1万㌔を超え、泌乳能力が非常に優れている。
     9位は(株)Farm Luckyhon(岡山県)の「ラツキーホン アドベント マーテイ」の検定回数10回で検定日数3386日、M10万68キロ、F3790キロ、F%3.8%、P3307キロ。本牛は2世代前に同県真庭市の江田牧場から導入され、今回同牧場で初の10万キロ突破牛となった。
     また3位の新海益二郎さんをはじめ、中六角保広さん(岩手県)、小林政幸さん(長野県)、(農)新林牧場(秋田県)、佐藤範之さん(茨城県)、佐野茂樹さん(岩手県)、八幡勝幸さん(岩手県)、藤原和弘さん(長野県)、(有)加藤牧場(埼玉県)、駒場靖史さん(栃木県)、佐藤晃さん(茨城県)、佐野栄さん(岩手県)、(株)ブルーバンブーファーム(埼玉県)、山口貴士さん(兵庫県)は90点以上を獲得しており、体型においても優れた成績を残している。

2022-4月海外種雄牛評価 首位「ライオネル」

  • 記事を読む

     (独)家畜改良センターから4月12日に海外種雄牛2022-4月評価が公表された。

    1位ライオネル

     今回の1位は「ライオネル」(フラズルド×モントロス)が獲得した。産乳成分、乳量、乳脂肪量、乳蛋白質量は表中1位。泌乳形質の改良に期待の持てる種雄牛である。

    2位アルフアベツト

     2位は「アルフアベツト」(ヒーリクス×ヨダー)が初登場。こちらも泌乳形質が全般高く、更に乳器にも優れている。

    3位ボナム

     3位はデンマークより「ボナム」(バリスト×エピツク)が獲得。耐久性成分が高く、乳器や体細胞スコア等、体型面に秀でている。
     新規牛は2位アルフアベツトの他に、14位トロント、17位キヤシン、20位アルタインゴールド、24位スウイフト、26位ヤマスカ、34位ビリー、35位ナツシユビル、40位ストーム プルーフと、トップ40中9頭で2割以上を占める結果となった。
     トップ40の中で、父牛別ではシルバー、デユークがそれぞれ3頭、母方祖父牛としてはスーパーサイアーとルビコンが5頭、ヨダーが3頭であった。

検定成績優秀牛 -都府県 令和4年04月証明分F偏差値-