牛群審査
牛群審査を定期的に受検することは、牛群水準の向上には勿論、飼養管理や搾乳作業面でも極めて有効です。
概要
審査巡回
- 年2回(概ね6ヵ月間隔)、前・後期に分けて各都府県を巡回訪問して実施しています。
審査対象
- 原則として飼養する登録経産牛全頭を申込み。
- ※5歳以上や廃用予定、疾病牛等は除くことができます。
審査時期の概ね2週間前までにお申込みください。
審査成績の優秀牛群や高得点牛については、年度表彰や当協会Webサイト上で公表しています。
ホルスタイン種雌牛標準体型
審査標準を具体的に示したのが標準体型です。
実際の牛をこの標準体型と比較して、4大区分について50~99%の得率で評価し、得点を計算します。
決定得点計算式
決定得点 =(体貌と骨格%×25)+(肢蹄%×20)+(乳用強健性%×15)+(乳器%×40)
線形審査
昭和61年から体型特徴をより明確に表示する線形審査評価法(1〜9の評点)を実施しています。
主要形質(※ 国際標準形質)
- 1.高 さ ※(Stature)
- 2.胸の幅 ※(Chest Width)
- 3.体の深さ ※(Body Depth)
- 4.肋の構造 ※(Rib Structure)
- 5.ボディコンディションスコア
(Body Condition Score) - 6.尻の角度 ※(Rump Angle)
- 7.坐骨幅 ※(Rump width)
- 8.後肢側望 ※(Rear Legs Set)
- 9.後肢骨質 (Bone Quality)
- 10.後肢後望 ※(Rear Legs Rear View)
- 11.蹄の角度 ※(Foot Angle)
- 12.蹄踵の厚さ (Heel Depth)
- 13.歩 様 ※(Locomotion)
- 14.前乳房の付着 ※(Fore Udder Attachment)
- 15.後乳房の高さ ※(Rear Udder Height)
- 16.後乳房の幅 (Rear Udder Width)
- 17.乳房の懸垂 ※(Central Ligament)
- 18.乳房の深さ ※(Udder Depth)
- 19.前乳頭の配置※(Front Teat Placement)
- 20.後乳頭の配置※(Rear Teat Position)
- 21.乳頭の長さ ※(Teat Length)
- 22.乳房の傾斜 (Udder Tilt)
調査形質
- 1.乳房バランス・盲乳
- 2.融合乳頭
- 3.けいれん肢
- 4.後肢浮腫
- 5.つなぎ
- 6.後肢の踏み
- 7.巻き蹄
- 8.開き蹄
- 9.前躯の高さ
- 10.肩の付着
- 11.背腰の強さ
- 12.尾根の位置
- 13.陰門の角度
- 14.寛幅
- 15.乳房底面の高さ